夕べは駒ヶ根市から飯田市へ移動、飯田市のホテル泊。
今日は下伊那郡の泰阜村、阿南町、そして天龍村を回りました。
「さ、今日は下伊那だ!」と気合いを入れ、朝8時にホテルを出発しました。下伊那は、長野県の最南端、大変山奥深い。どこまでも続く急カーブの山道を、遠心力で体を右に左に揺らしながらの移動です。
明日、阿南町で共産党演説会があります。
元衆議院議員で、共産党長野県委員長を歴任したこともある佐々木陸海さんがお話ししてくれます。佐々木陸海さんは阿南町の出身でもあるのです。
演説会のご案内をしながら、今日は入党のお誘いを中心に歩きました。
飯田・下伊那地区ではいつも、私とグッドコンビの5区後援会長の大坪勇さん、そして支部の皆さんと一緒でした。
結果!5人もの方が入党してくださったのです! お一人お一人がそれぞれ感動の入党でした。
長いこと党員としてがんばってきたKさんの奥さんは81歳です。
「体をこわして大きな手術をしましたに。お父さんが『大事にして長生きしてな』と言うてくれるんですに。これからの人生、体も弱く何もできんかもしれんけど、お父さんと一緒にやっていきますにな」
いたわり合っている姿が私たちに暖かく伝わってきて、私もKさん夫婦のようになりたいものだと、胸うたれました。
Yさんご夫婦は元自民党員、地域では有力な方であったとのことです。しかし、地元の共産党議員さんとの長いおつきあいで、共産党を好きなっていただけました。
昨年私も出席した「つどい」の時も自宅開放をしてくださるなど、大変協力をしていただいている方です。
「何度もお誘いしてけれど『私が入党したら、地元が何というか』と難攻不落。でも、どうしても入っていただきたい」と支部の方のお話でした。
そこで前置きはなしで入党申込書を前に置き「今、世直しのチャンス。共産党が大きくならなければ。心を一つにすることこそ、政治を変える唯一の力です。お力を貸してください」と、心を込め率直に訴えました。
時満ちていたのですね。躊躇無く「そのとおりでありますな」とご夫婦そろっての入党です。入党申込書にサインした後のスッキリ晴れやかな顔が、印象的でした。
支部の皆さん、思わず拍手!! 「うれしい!!」
「本当によおく、こんなところまで来てくださいましたな」と反対に感謝の言葉、うれしさがこみ上げてきました。
もうお一人の「難攻不落」だったSさんも決意してくださいました。
「党員と同じことをやってくださっている。だけど、党員であるかないかでは大違いです。世直しのため、応援団ではなく、自分がはっきり意思表示をする。一人一人の意志表示と暖かい励まし合える人間関係こそ、世の中を変える力では」の訴えに、はじめは「考えさせてください」と言っていましたが、「よし!」とのお顔で決意してくださいました。
入党を決意してくださった皆さん、今までの人生と党との関わりを語ってくださいました。特に年配の方のお話は私たちが経験していないことも多くあり、学ばされます。
かつて中国の影響で暴力闘争の誤った路線を主張する一派があったとき、その考えに反対し不屈に再建の努力をしてきた歴史も、今日の話の中でありました。1955年の「6全協」が誤りを一掃し、党の団結を築く決定を行いました。
Nさんは、不幸な分裂の歴史の中で党を離れていましたが、「人生の最後は共産党員として」と再入党してくださるという感激もありました。
「人類の発展のために誠実に生きてゆきたい」との強い思いが伝わってきました。過去を乗り超えるには、私の想像を超える大きな葛藤があったと思います。
私のような若輩者が、軽々しく言えない重さがありました。感動しました。
さて、明日の演説会の成功を祈って、ビールでも飲みますか! 二日でちょうど600キロ走りました。