本日「昭和の森を守る会」は、市のこども未来部との懇談を行いました。
昨年は一個も咲かなかったサボテンが、みごと今朝、咲きました。いことあるぞ!そしていいことありました。
我々の要求だった、昭和の森公園への皐月保育園の移転新築は、ほぼ見送られる事が確実となりました。
ただ、断定できないのは、移転先についてまだはっきり発表できる状態ではないし、利用者の同意も今から、議会も通ってないことがあり、「見通し」との話にとどまりましたが、それは当然の配慮だと思います。
しかし、ほぼ確定とみていいと思います。
移転先の問題は残りますが、「守る会」の目的は「昭和の森を守る」ことでしたので、移転先の問題は別になります。
子育て支援や保育要求から考えると、下に作るのが妥当と考え、主張してきましたが、利用者や住民の合意で決めていってほしいとの要求を出しました。
昨年の今頃でしたか、突然、昭和の森公園内のプールをつぶして保育園の移転をするとの市からの一方的な通告に、怒った住民が署名運動で食い止めました。
この時は1か月で2千600筆の署名が集まりました。
ところが「それでは同じ公園内の噴水広場に」と、公園に固執。公園が公園の役割をはたさなくなる。長野県内でもこれほど広く、自然豊かな公園はほかにはないほど、貴重な公園なのです。
県の推奨する自然保育に固執していた結果です。しかも、8億円もかけるという。
自然保育と同時に、国の推進する認定保育園を、長野市では初めて公立保育園をつぶして移行させようとの意向がありました。これは今でも問題として残っています。
住民の怒りは相当なものでした。「守る会」が集めた署名は2か月足らずでプール移転の時を上回り、3千600筆以上が寄せられたのです。
住民の力はすごいですね。「署名がこんなに威力があるなんて」と驚きの声も聴かれました。
一番の怒りは、住民にいっさい相談なく、一方的に決める傲慢な姿勢でした。それが国の方針にも通じる「公共施設の2割カット」を進めることと一体でやってきたことでした。プール廃止がそうです。
市民会館や市庁舎をつぶし新築、権堂町の開発など住民の反対を押し切っての無駄使いの一方で、住民が必要としているものは削減してゆく。国と同じです。
今日は、まずはひと段落。少しほっとし一つ肩の荷が下りました。障がい者のみなさんや子どもたち、住民の憩いの場を残すことができて、本当によかった。
運動を通して、仲良くなれた方もたくさん出来ました。これは宝ですね。友人の多さは人生をいっそう豊かにしてくれます。
この1年間、プール存続、昭和の森を守ろう、そして2000万署名で、なめるように地域を回ってきました。参議院選挙に生かさなくてはね。