H保育園の発達相談に行きました。
驚いたのは、フォローしていた2才児のHちゃんとYちゃんの大きな変化でした。半年でこんなに変わるものか!!というくらい、意欲がいっぱいで取り組む姿勢に意志が感じられた。
発達のレベルはそう変化はないように見えるのだけれども、内容は全然違う。経験の蓄積で確実さと幅も広がっていました。
実践をお聞きして、集団のダイナミックな動きの中での発達だな、と確信しました。
ここではとても詳しく書けませんが、Hちゃん、Yちゃんへのていねいな接し方はもちろんのことなのですが、それだけに終始することなく、全体の保育の視点を変えての実践がクラス全体を大きく動かしていました。
乱暴に一言でいえば、「自分の意志を伝える」「意志でうごく」集団が育ちつつあったのです。
個人の成長発達と集団の発達は、相互に影響しあうと確信させてくれた実践でした。具体的に書けないのがもどかしい。
現場には、宝がいっぱい潜んでいるんですね。こうした宝をみんなのものにする集団学習を保証する現場にしたいものです。
今は、先生方は子どもの昼寝の時に家庭との連絡ノートを書いています。休息など全くないと言っていい状態なのです。こどもと付き合う仕事に当たる人は、研修も保証しなくちゃ。ゆとりがなくちゃ。
そうそう、フィンランドには65歳以上のお年よりの要求にはこたえなければならない、16歳以下の子たちは大事にしなければならない、という法律がありましたねえ。根底に、資源の少ない国だから人材こそ大事に、という考えがありました。