中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

定例の月末行動に思う

2005年06月30日 10時30分12秒 | 活動日誌
 月末は、党員、赤旗の動態の〆の日ですから、党の勢力を減らして来月を迎えるわけにはいきませんから、増勢のために力を尽くす日となっています。まして、今は、大運動の期間中です。来年1月に予定された24回党大会までの目標をやりぬくために、毎月の努力が必要です。

 党が大きくすることが、暮らしも平和も守る確かな力となるのですから、党勢拡大は私たちの国民への責任なのです。今日は、長野市内の各支部のみなさんと4ラウンドの取り組みで、赤旗本誌1部、日曜版3部の購読をお約束できました。

 スポンサーに遠慮して書くことも制限される一般紙と比べると、赤旗の魅力は雲泥の差ですばらしい。私は、本当にみんなに読んでいただきたい。

政治面だけでなく、「女性の目、アラカルト」や、連載小説「早春の庭」(稲沢潤子)は、私のお好み。

 「女性の目・・・」は、ちょっとした記事なのですが、世界のそれぞれの国の風習の違いを感じさせてくれる、貴重な記事だと思います。どうやって取材を、と思います。海外特派員を10人も出して、国際記事に力を入れている赤旗の、脇の魅力でしょうか。

 「無理して靖国神社の参拝をやるべきではない。」

 「すごい税金だ。小泉には腹が立つ。」など、今日も、怒りの声が一杯でした。

 さて、目標というものは何でも、少し頑張ればいいという水準のものではないと私は思います。目指すものに向かう方針ですから、多少無理が出て当然です。

 あまり努力しなくても達成できるものは、わざわざ「目標」と言うでしょうか。

 何の取り組みでも、みんなが少しずつ力を出せば、かなりなことが出来るはずです。でも、何の取り組みでも、いつでもそう理想的にはいかないことが多いのも真実です。

 で、私はこう思っています。「目標」と言うのは、最終的な結果に現れる数や具体的な事実だけではないと。

それも大切です。でも、もうひとつは、どれだけ力を合わすことが出来たか、その経過が大切でここで、そこが含まれての目標なのだと思います。また、そこが座ってなければ、目標は達成できません。よしんば達成しても、本当の底力にはならない。そして力は、人それぞれ、個性、得意、条件・・・・一律ではありません。

 例えば、病気で寝ていて何もできなくても、そこにいてくれるだけで元気を与えてくれる方もいます。心がひとつであれば。

 娘の高校時代の文化祭の、彼女のクラスの取り組みを思いだしました。

 学校の調理施設に限りがあるため、入札?制度となった模擬店に、娘のクラスが応募しました。「焼きそば」のつもりが、誤ってただの「そば」と書いて提出して、それが落札されてしまったのです。

 さて、当日、「日本そば」を粉から打って、切って、うでて、仕上げるまでにいたる苦労は並大抵ではありませんでした。

 まずは、「焼きそばでないならやらない。日本そばなんてめんどくさい。」との意見続出、それをまとめてやると決まっても、みんな乗らない。一部のクラスメートのとり組になっている。

 しかし、最後は、こうです。文化祭の一週間前から、娘は非常に帰りが遅くなりました。準備のためですが、その準備の中身は、みんなで専門家に教えてもらったそばつくりの予行演習に費やしたのです。一週間、毎晩先生に試食してもらって、本番に備えたのです。

 たたみやテーブルの用意や、そろいのTシャツの準備もありました。娘は、「お母さん、選挙のときに事務所に臨時に敷いた畳はどこでかりたの?ただ?」「長テーブルはどこにいけば貸してくれる?」など、よく聞いてきました。

 当日の前の晩、娘は寝つけませんでした。「お母さん、うまくいくだろうか。」と不安で一杯でした。準備してきたからこそ、心配がつのったのです。

 当日は、200食を完売、行列がならぶほどの評判になりました。娘は打ったそばを切る役でした。汗をぼたぼた流し、昼ごはん抜きで、手にたこが出来るほど、切りまくり、「くらくらした」そうです。

 ずっと待っていたお客さんが後回しになって苦情がでたり、会計の間違いやなんだかんだとトラブルが沢山あって、大変だったと言っていました。

 父が、「湯で具合がとても良かった。うまかった。」と誉めたところ、彼女は言いました。「切り方が良かったからうまくゆだったんだ。粉がちゃんと練れてなければ、うまく切れないんだ。みんな、がんばったんだよ。」

 私は、この彼女の言葉に感動しました。集団の力はすごいな、すばらしいクラスだなと。

 父も娘の言葉に驚き、「そうだな、その通りだ。一人ひとりすごいな。」と、応えていました。

 一仕事終えた娘は、翌朝遅くまで、死んだように眠り続けました。

 私は、今とりくんでいる大運動で、娘の取り組みに似た、みんなで取り組む感動を味わいたいなと思っています。
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大変なサラリーマン大増税

2005年06月29日 10時33分52秒 | 活動日誌
 定率減税の廃止であき足らず、さらに政府税制調査会が出した給与所得控除の「見直し」は、サラリーマンには、「がーン」というショックです。

 そのほかに、各種控除が廃止、縮小です。例えば特定扶養控除の廃止は、高校、大学へ子どもを上げている親に大変な負担を強いることになります。世界一、高い授業料を捻出した上に、これでもか、との仕打ち。

 これらが何十万という単位での増税になってきます。一覧表を見たら、年収400万円の人は、4人家族で34・1万円の負担増、増税率は何と460・4パーセント、私は目を疑い、もう一回ちゃんと見ました。4倍以上ですよ!こんな増税、信じられますか。

 一方、年収4000万円の人は、増税額187・4万円になりますが、増税率は、これはなんと、13・7パーセントと、ぐっと低くなっています。

 収入が少ない人ほど負担が多いとは、全く憲法の精神にそむいています。25条の生存権は、どんな人も人間として人間らしく生きてゆく保障をされなければならないと、社会保障の発展が高らかにうたわれています。

経済的根拠まで踏み込んで、保障が明記されている憲法は日本の憲法にしかないのです。九条と同じように、歴史の先を行く誇り高い条文なのです。

 この問題は「朝日訴訟」が原点、発展こそあれ、逆戻りすることを許すわけにはいきません。

大体、もう暮らしは成り立ちません。昔で言ったら、「むしろ旗」で一揆ものです。あまりに国民を馬鹿にしています。財界とアメリカのために働く政治家など、私たちの代表ではありません。

 都議選の投票日が近づきました。7月3日です。東京都議会は、石原知事のもと、国会と全く同じオール与党体制、都民の暮らしを地方からも脅かしています。

 都議選での共産党の前進は、東京都と、その後の地方選挙、そして国政選挙にも非常に重大な意味を持ちます。

ぜったいに頑張って欲しい。私たちも、知り合いに電話するなどして、自分の生活につながっていく選挙と考えて、頑張りましょう。

 女性蔑視、障害者差別、弱いものいじめ、何より、石原知事は戦争大好きの憲法改悪を率先して進めている人。その知事のオール与党になっている政党では、弱いものは生きてゆくことは出来ません。

 庭の杏がぼたぼたと落ち始めたので、収穫しました。熟すと自然に落ちてきます。

政治の場合は、期が熟しても自然には落ちてきません。大きく歴史の法則はあっても、国民の主体的に歴史を動かすエネルギーが運動体にならない限り、実は落ちてこないのです。

 ひとりではなく、大勢が動く時、「その時歴史は動いた」となるでしょう。「その時」は、今です。
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