中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

明日から介護保険改悪法実施

2005年09月30日 22時38分39秒 | 活動日誌
 (立山連峰で撮ったイワキキョウ)

 
 明日から、いよいよ介護保険の改悪法が実施されます。今朝の挨拶はこのことを取上げ訴えました。

 今日の赤旗の一面では、政党助成金10年で3126億円を山分けしてきたニュースを取上げていましたが、1年間で317億円もの税金を共産党を除く政党が山分けしているのに、(国会議員年間一人当たり4687万円です!私たちの年収の何倍でしょうか!)介護保険では半年分で420億円の国庫負担を削減して、国民に負担を強いています。

 利用者の悲鳴は選挙中も沢山聞きました。年金が4万円の人が、9万から13万円の施設利用料を払えるわけはないのです。
 家族の負担が大きくなってゆくことも目に見えています。

 「戦争では青春を奪われ、戦後は子育てで苦労し、一生懸命働いてきたのに、年取ってからこんな仕打ちを受けて小さくなって暮らさなければならないなんて。もう、生きていてもしょうがない。」

 そう言われた訪問先のおばあさんの言葉が、重くのしかかります。ご苦労重ねてきたお年よりをいじめる政治は、間違っています。

 政党助成金はじめ、無駄を徹底して省き、大企業から大分の税負担をしてもらえば、介護保険は改悪どころか、もっと充実させることができるのです。

 しかし、今日の予算委員会での志位さんの質問に対しての小泉首相の答弁では、時限つきだったIT研究開発費の減税は延長していくとの方向が示され、法人税の減税をさらに優遇する一方で、定率減税で庶民には増税することが明らかになりました。

 志位さんが研究開発費の減税の恩恵を受ける会社を5つあげ、すべて企業献金増額をしているところで、献金の見返りであることを指摘しました。「本当にそうだ!」と思わず声を上げましたが、とても政治の名に値しないことが平気で行われていることを、私たちは許してはならないと思います。

 政治は、何より命を守り、人間がより人間らしく生きる条件を作るために行うものではないでしょうか。

 昼間は篠ノ井地域を訪問活動して、夕方は中央病院労組の第7回定期大会にご挨拶に、その後、民主商工会後援会の慰労会に参加してきましたが、両方とも、「これからだ!」の意気込みを感じる集まりでした。

 昼間、時間をもらってIスポーツ店に出かけ、登山靴の修理をお願いしました。
とてもはきやすく愛着のある靴だったから、直せたらと思って持って行ったところ、もう大分はきつぶしたので修理不可能とのこと。
 残念。そこで、今日は大枚をはたいて新しい靴を買いました。この靴で最初に登る山はどこでしょう。楽しみです。

 今日で立山の写真はお終い。
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二組の党員夫婦誕生、10人が赤旗読者に

2005年09月29日 20時40分40秒 | 活動日誌
(立山連峰で撮った七かまど)

 今日は小林、阿部、原田市会議員の3人と次々バトンタッチしながら、一日長野市内で行動しました。

 昨日入党して下さった方の夫君が入党してくださいました。選挙のときにお宅の前で行った街頭演説にわざわざ出てきてくださったご夫婦です。昨日は、夫君は留守でしたので、今日、再びお尋ねしました。
 そうしたら、すでにお渡ししてあった申込書にサインして待っていてくださったのです。

 実は、20年前私の子どもたちがお世話になった方で、しかし、この14,5年はお付き合いはなく、まさかそこに引っ越してきたとは知らずにお宅の前で演説をしたのでした。偶然の再会にびっくりしましたが、ご夫婦揃って入党して下さるなんて、なんて嬉しいことでしょう。

 さてもう一組のご夫婦は、数ヶ月前野々村市会議員とお尋ねした時、夫君は入党の決意をしてくださったのですが、妻殿の決意を待っていたのです。昨日めでたく二人揃って入党して下さったと野々村市会議員から連絡が入りました。
 こちらも本当に嬉しく報告を聞きました。

 選挙のお礼に訪問していますが、何処へお尋ねしても、自民・公明が大きくなりすぎたとの評価です。一般新聞が得票と議席数のアンバランスを報道したので、皆さん「数の力で押し切るのはおかしい」と言われ、どなたも「庶民の味方共産党ががんばってもらわないといけない」と期待を語ってくれました。

 「9議席は確保しました。この9議席と世論と力をあわせて小泉改革に対決したいのです。そのために、ぜひ赤旗を。選挙中も、郵政問題だけでなく、増税、憲法問題を取上げてきたのは赤旗だけです。小泉さんが狙っていることの本質を伝える新聞です。赤旗を読んで、共産党を応援してください。」とお訴えに応えて、10人の方が赤旗の購読を約束してくださいました。

 2004年の1月の党大会以来、こつこつとずいぶん歩いてきましたが、広い一区です。努力しても有権者のほんの一部の方にしかお会できません。
 ですから、「初めてお目にかかりました」という方にも沢山出会います。

 今日も「初めてまじかにお会いしましたが・・・・・」と次の言葉を捜しておいでの方がいましたので、私が続けました。「小柄ですね、でしょう?」
 「あ、そうそう、そうですね。もっと大きい方と思っていました。」

 そこで今日は秘密をひとつ明かしましょう。
 志位委員長はとっても背が高い方です。志位さんを招いての長野市での街頭演説会のとき、宣伝カーの上には「お立ち台」があって、私はそこに乗って演説したのです。志位さんとの落差があんまりはげしいから。
 
 皆さんには見えなかったと思いますが、志位さんは、私の演説原稿がとばないように押さえてくれたり、めくった原稿を端に寄せてくれたり、さりげなく当たり前のように気を配っていてくださったのです。
 私は、なんて素敵な人だと感じ入りました。
 委員長をアシスタントに使って?演説できるなんて、共産党ならではのことかもしれないな、と思いました。

 
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また新しい仲間を迎えました

2005年09月28日 20時45分32秒 | 活動日誌
 (立山連峰で撮ったチングルマの露にぬれた綿毛)

 選挙が終わったとたんに、嵐のようにおそってくる「構造改革」に立ち向かい、負けずに政治革新にまい進するためには、党を大きくすることが必至です。
 大運動の途中で急な選挙になってしまったので、今、あらためて仕切りなおして党勢拡大に力を入れています。

 今日のお礼の訪問活動でも寄せられた「戦争だけはやらせないようにがんばってください」との声に応えてゆくためにも、強大な党にしたいです。

 今日は、選挙のときある団地で原田議員とともに街頭演説した時、わざわざ聞きに出てきてくださった方がいまして、その方を訪問し入党していただくことが出来ました。「本当にひどい政治。がんばりましょう」とかたい握手。
 
 共産党は、お金も力も一人ひとりの自覚によって成り立っている政党です。組合や会社ぐるみの選挙とは一切無関係、思想信条の自由を守っています。
 企業からの政治献金とも、政党助成金とも無関係。活動も、党員や後援会員の自覚で行われています。
 だから、みんなが自覚してがんばろうと気持ちをひとつにするためには、相当の努力が必要です。

 でも命令いっかで動く力は、それは長続きしないものです。どんなに時間がかかっても、自覚した人が大勢になった時には計り知れない力を出して、歴史を大きく前進させると思います。

 子どもの発達では、量から質への転化が起きる時期が法則的にありますが、それと同じだなと思います。歴史も発展の法則がある。
 
 子どもの発達の場合、発達の原動力は「意欲」です。どんなに発達するにふさわしい条件が揃っていても、発達の主体である子どもの「意欲」がなければ条件は生かされません。

 私は、発達の4原則をいつも心において子どもの問題と向かい合うように努力しています。
 4原則とは、①発達は要求から出発する
       ②発達は集団の中で達成される
       ③発達は権利である
       ④発達の可能性は創り出すものである    です。

 歴史の前進の法則も発達の法則と同じであり、その原則も同じであると私は思っています。だから、私は絶対あきらめない。
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毛利県会議員の一般質問を傍聴

2005年09月27日 17時58分16秒 | 活動日誌
 (写真は立山で撮ったトウヤクリンドウ)

 県議会の傍聴に出かけました。今日は、共産党の毛利県会議員の一般質問の日でした。
 毛利議員は「5項目の質問をしましたが、「宅老所」と「高校改革プラン」についての答弁は到底納得のいかないものでした。

 「宅老所」は長野県独自の施策で、H14年度より400箇所を目指して取り組み中ですが、最近は、運営資金があるかなどのハードルを高くして申請しても予算がつかない実態があり、また、新設には1000万円、改築には500円の補助を公表しているのに、新設は実施しないと言い出しています。

 答弁は「新築は最初から例外中の例外として出発したもの。宅老所は小さいデーサービスではなく、地域の福祉の拠点として地域の要望に応えたい」などと、特養ホームを作るような大金をかけなくても地域に根ざした居場所を、との最初の考えから大分ずれてきた、と感じた答弁でした。
 介護保険10月からの改悪に伴い国の予算が削られて、計画とおりに行かなくなっているとしても、だからこそ、今重要になっている時ではないでしょうか。

 また、高校改革にいたっては予想どうりではありましたが、松沢教育長職務代理者の答弁は、子どもの実態のかけらも考えていないあきれ果てる内容、宮沢教育委員長にいたっては、質問を聞いていなかったのか、まるで頓珍漢なしかもお粗末きわまる答弁で、この人たちが長野県の子どもの教育を・・・・・ため息。

 宮沢教育委員長は、毛利さんの「国連の勧告を知っているのか」との質問に、「子どもといいますが、小さい子ではないのですから、自主性、自立性をめざさなければならない。」と、答えたのです。

 毛利議員の質問は、現場の声と実態調査に基づいた、鋭くしかも胸にせまる暖かいものでした。岡谷高校と須坂高校の定時制の募集停止に関して、統廃合問題を取上げました。
 
 「岡谷から箕輪に通う場合、9時10分に乗り遅れれば次は10時10分、帰宅は11時過ぎですよ。・・・富士見から箕輪の場合をかんがえましょう。上諏訪で10時55分、富士見には帰れないのですよ。時刻表を見てください。・・・定時制に通って、アットホームなところで自分を変えようとがんばっている子らに、定時制の統廃合は、子どものためになっていない。
 4年生19人の内14人がアルバイトしている学校があり、S校へ通わなければならなくなると、アルバイトもできない、通学費も掛かるのです。
 給食費も払えず、修学旅行にも行けない子どもの実態を知っているのか」


 これに対しての松沢教育長代理の答弁は次のとおりでした。
 
 「定時制は今は就労のためではなく、不登校などの子どもが多く・・・自分のペースに合わせて選択できる。4年のところ、多部制単位制高校は3年でむ。・・・(試算の質問に答えて)教員は230人削減、運営費は23億円削減できる」

 教育熱心なお母さんのSさんも傍聴に来ていましたが、Sさんも「なんて情けない」という顔をしていました。教育の問題については、この高校統廃合を推進している田中知事は残念ながら、子どもの苦しみ、悩みは全く理解していないといわざるを得ません。
 国が国ですから、がんばって欲しいのだけれど。
 
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立山連峰を縦走した休日

2005年09月26日 20時24分23秒 | 活動日誌
(写真は、別山より剣岳)

 25,26日の2日間、立山連峰を縦走してきました。
山友達のTさん、Sさんと3人のパーティです。

 25日、富山県室堂を10時10分出発、浄土山をめざして歩きはじめる。この日の予定は、浄土山(2831m)から一の越を通って雄山(3003m)へ、雄山から大汝山(3015m)、真砂山(2861m)を縦走して内蔵助山荘で泊。

 あいにくのお天気、濃霧と小雨の中を足元だけ見つめてひたすら登る。
 一の越で、小雨の中カッパを着たまま、お昼の握り飯にかぶりつく。
ここからもひたすらガンガン登るだけのきつい傾斜。
 
 途中、道端のイワキキョウやイワツメクサ、遅れて咲いていたトウヤクリンドウの可愛い花に慰められ、チングルマの紅葉した綿毛の群生が露に輝くさまは感動だった。
 霧の中を動き回る雷鳥にも会えて、お天気が悪くてもまあ、よしとする。
 
 雄山では、「雄山神社」で500円出してお払いもしてもらった。立山は、日本三霊山のひとつである。3000mのてっぺんにお社が建っている姿は、信仰はしていなくても、先人の思いを感じ入る光景であった。
 
 しかし、3000m級の山に登っているのに、何も見えないとは、悔しい。しかも、登るにつれて、はい松の生息する岩だらけの味も素っ気もない道になるのに、何一つ見えないのだから、立山に修行に来た僧になった気分であった。

 山荘には午後3時45分着。室堂から約5時間半の所要時間である。ずぶぬれ。
明日に期待して、8時就寝。

 夜中12時に目覚めて、3人で外に出る。満天の星空。オリオンは東のやや下にくっきりと、夏の大三角形は天の川をはさんで鮮やかに輝いていた。「万歳、明日は晴れだ!」

 再び眠りについて、日の出は5時40分、南方向の雲海の上に頭を並べる後立山連峰をはじめ、周りの山々がみるみる命を得ていく姿は、荘厳である。この一瞬のために、登ってきたのだとさえ思う。

 26日、午前6時半山荘を出発。
今日は、立山連峰の最後の山、別山にのぼり、地獄谷を経由して下山、温泉に入って帰る予定。
 
 別山山頂到着は7時半、別山の真ん前にそびえる剣岳の荒々しい魅力的な姿が私をひきつけた。
 景色を楽しみながら下山。紅葉は9月はじめが暑かったので、例年より一週間遅れとのこと、残念。でも、七かまどの紅葉も始まり美しかった。
 
 地獄谷のそばのみくりが池温泉には12時少し前に到着。温泉はまさに「極楽浄土」であった。

 最高の休日でした。
 暇を見つけてあらためて、「立山連峰縦走記」をコラムに書こうと思っています。


(大汝山山頂 3015m) 
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新しい仲間を迎える

2005年09月23日 21時52分39秒 | 活動日誌
 支部の方と一緒に、選挙のお礼のご挨拶周りをしました。訪問先で新しく党員として迎えることとなりました。
 選挙のとき、このお宅の前で演説させていただきました。冷たい麦茶を持ってきて、激励してくだったかたです。
 
 「できることは何でも応援します」
 「それなら、党員になってください。本当に心からお願いします。党が大きくなくては世の中変わりません。」
 「そんな応援の仕方があるんですか。」
 「また、うかがいます」

 今日はあらためて地域支部の方と一緒に訪問しました。「本当にありがとうございました。お礼とともに、あらためて、入党のお誘いに来ました。共産党は今からががんばりどき。仲間になって、戦争はさせないように一緒にがんばりましょう」
と訴え、お仲間になっていただきました。

 「小泉さんの激流に流されるのでしょうか」
 「そうさせないようにがんばりましょう」と握手。

 大変嬉しい日となりました。

 「もっとがんばれば木島さんを当選させることができた。もう少しがんばれば票は伸びた。」との意見と、「もう少しがんばれば当選できたのだが、精一杯がんばっての結果。がんばるだけがんばった。これが党の力。」という意見があります。

 私は両方とも真実だとおもいます。表裏一体ですね。

 明日から3日間、お休みをもらいました。立山登山の計画です。
選挙のときは走りまくって支持を訴えましたが、それが登山の準備体操になったか??

 ああ、山に行くことができる。最高の気分です。

 スケッチはピーマン。花の白さに心うばわれました。
 

 

 
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暖かい挨拶にはげまされる

2005年09月22日 17時54分28秒 | 活動日誌
 選挙後、朝陽駅での朝の挨拶は2度目になりますが、前回にまして皆さんの「ご苦労様でした」の暖かい挨拶に励まされました。
 「共産党はよく、9議席を維持してくれた」、「これからが不安だ」との声もかけてくれ、共産党のがんばりが、選挙が終わって一層期待されていることを感じました。
 車からも窓を開けての沢山のメッセージが届きました。
 
 国会も始まっているので、小泉首相が数の力で暴走しないか、誰もが不安を抱えているのだと思います。
 
 
 車を見て挨拶し、向きを変えて駅に行く人に挨拶し、小学生や高校生には「いてらっしゃい」というと、「いってきます」「おはよう!」と返ってくる明るい返事が嬉しい朝でした。
 
 子どもは挨拶されると、初めての人でも恥ずかしそうしながらも必ずといっていいほど返してくれますが、純粋ですね。この子らも直に有権者になってしまいます。ずっと駅で会っていた高校生が「今年から選挙権あります。」と声をかけてくれたこともあります。

 参政権のない子どもたちのために、私は絶対に九条を変えることは許さないと、心に誓う朝でした。「あなたたちを戦場へは送らない」と。

 今日は県委員会の会議で選挙総括の2回目の話し合いでした。
 492万票を寄せてくださった方、また共産党には票を入れなかったけれども、政策に共感してくださった方に応えて、公約実現のためにさらに前進を目指そうとの方針も討論されました。
 
 数が多いといっても、自民・公明の得票は49パーセントしかないのですから、国民が信頼を寄せて得た議席数ではありません。

 10月からの介護保険の大改悪が目の前にせまっています。患者さんだけでなく、施設の経営にも大変な打撃を与えます。
 軽度発達障害の来年度の先生の加配の心配の相談も入っています。アスベストの相談もあります。

 一つ一つの要求に誠実に対応して、少しでも要求が実現できるように私も力を尽くしてゆきたいと思います。

 この8月にNHKラジオで放送した「私の戦後60年、だからこそあなたに伝えたい言葉」の番組でインタビユーした10人のテープを、友人のKさんにダビングしていただき、通勤の車の中で、今日聞き終えました。
 
  鶴見俊輔さんの姉で歌人の鶴見和子さん、新藤兼人さん、ミミズ研究家の中村方子さん、1フィート運動の中村文子さん、加藤周一さん・・・・・・などなどです。
  それぞれが個性のある、心に残るいいお話をしてくれました。戦争がどんなものであるかまざまざと知らせてくれました。

 沖縄戦の話など、運転しながら、涙が出て困りました。ミミズの中村さんは、「枯葉剤をまいても害がないことを証明するデータを出してくれ」との要求に、科学者としてできないと断ったところ、その後、15年も研究者として「干された」そうです。「でも、だから今胸を張って生きています」と。脳腫瘍を2つもかかえていても、まだやることがあるとの中村さんのエネルギー、新藤兼人さんも90歳を過ぎてもなお、「原爆の映画」の最後の作品をどうしても作らなければ、と意気込んでいます。

 このテープでも、私は元気をもらいました。

 今日の絵は県委員会の窓の外に咲いていた「へくそかずら」。可愛い花なのに、名前は似合っていない。秋には茶色の実がなり、汁はしもやけの薬です。
 
 


 
 
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特別国会開会の日

2005年09月21日 20時59分06秒 | 活動日誌
 特別国会が開会されました。
この国会で小泉内閣は、前国会で廃案になった障害者自立支援法を再び提出、採決させるつもりです。
 障害者とそのご家族、関係者が、あの炎天下の中、国会につめかけてがんばって廃案に追い込んだのに、再び提出とは許しがたい弱い者いじめです。
 廃案になっても思いどうりにするためにはなんでもする、数を力のおごった態度は民主主義とは相入れません。郵政民営化もそうです。

 障害者自立支援法は、介護保険よりまだ悪いくらいの劣悪な法案です。
 障害者年金ではとても払えない一律一割負担の利用料、障害区分(介護保険で言えば介護度)を認定する基準は介護保険よりいい加減、知的障害と軽い脳性まひの方が「要支援」、精神障害の方は「自立」と出てしまうといいます。ちょうど介護保険では、認知症が軽く認定されてしまうようにです。しかも、ケアマネはいない。市町村の職員が行うことになっています。
 
 さらに障害者自立支援法では、障害区分が決まると利用限度額だけでなく、受けられるサービスも決まってしまい、介護保険のように選択すらできなくなっています。

 さらにさらに重要なのは、3年後には、介護保険と障害者自立支援法を統一してゆく計画があることです。介護保険にあわせるのではなく、悪いほうにあわせてゆこうとしていることは目に見えています。

 そんな心配をしながら、国会開会日を迎えました。

 選挙期間を除いてここしばらく、20年ぶりに本棚を少しずつ片付けてきましたが、今日ついに1千冊ほどを捨て去りきって、気分爽快なのか寂しいのか、両方ではありますが、さっぱりしました。しかし、子どもの本は一冊も捨てられなかった。
 「せんたくばあさん」の絵本の言葉を借りれば、「ラムネをのんだときのようにさっぱり」の気分です。
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敬老の日、80歳になった先輩同志を訪問

2005年09月19日 21時52分10秒 | 活動日誌
 敬老の日、80歳を迎えた北部地区の飯山市の同志を、北部地区委員長と一緒に訪問しました。県委員会のメンバーはそれぞれ分担して県内を飛び歩き、私は北部の担当になりました。

 県委員会と地区委員会は、80歳を迎えた同志がますます元気で長生きしていただくようにと、心のこもったプレゼントを用意したのです。
 それは森谷明仙さんのご協力を得て書いていただいた、心に語りかける明仙さんの一言の書です。
 昨日は県委員会のメンバーで、窓を切った台紙に書を張り、さらに裏紙をつけてきれいに袋につめるという、「緻密さ」が要求される手工業をしました。
 
 「小学校時代図工は2だった」とか、「誉めてもらったあの先生は今でも好きだ」とか、「叩かれた先生の目つきが忘れられない」などなど、手と一緒に口も動かしての楽しい作業でした。

 その記念品をもっての今日の訪問でした。
 
 尋ねたNさんは、ご主人も涙ぐまれて「これからもがんばりましょう」と玄関の外まで送ってくださいました。
 Mさんは「病を得て、病院通い。でも、今度の選挙、よくがんばってくれました。私もがんばります。本当にありがとう」と喜んでくださいました。

 この先輩の方々が私の年齢の時には、どれほどの力を発揮し政治改革の道を切り開いてくれたことでしょう。そして今なお、現役で活動し、あるいは存在そのものが励ましになっている方と、党の歴史を感じとり心が引き締まる訪問でした。

 「先輩党員を励まし元気付けるため」と思っていたのは間違いでした。自分の置かれている時代に責任を持った行動をと、私のほうが勇気をいただいた訪問でした。

 宮城県にいる私の母は86歳です。自分の母にはろくに孝行もしない娘だなあと、感じ入る敬老の日でありました。
 
 また、森光子さんのように、母と同じような年齢でも、舞台ででんぐり返しもするだけの体力づくりに努力し、仕事に生きがいを持つ人生を私も送ることができるだろうか、などとも考えました。

 しかし、生活の保障なくして何もできません。敬老の日の最大のプレゼントは、「もっと長生きしたい」「長生きしてよかった」と思える政治ではないでしょうか。介護保険の改悪や年金削減は最悪です。憲法改悪も最悪。

 午後は選挙のお礼まわりをしました。政治論議に花が咲き、赤旗4部の購読のお約束ができました。皆さん暖かく、「がんばって欲しい、なんで自民党があんなに伸びたんだ」「今度こそは」「弱いものの味方は共産党だけ」「なんで増税なの。急ではないか(実は選挙中は自民も民主も隠していた)」と、大きな期待が寄せられています。

 作家、評論家の加藤周一さんが言っていました。「今大事なのは自分で考えること、誰かが言ったからではない、自分で判断する力、それがないと流されてしまう」

 共産党員だって同じだと思います。志は同じでも、時々の問題を自分のこととして新鮮に受け止める感性、それを磨く学習や努力なしには、薄まってゆくものがあるのではないだろうか。これは自分を戒める言葉です。

 中国人のある人が私に言いました。「日本共産党、すばらしい。偉いね。たとえ自分はお金で困らなくても、困っている人のこと考えることができる。私は日本共産党は好きです。」
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「満州事変」の日

2005年09月18日 16時07分42秒 | 活動日誌
 今日、9・18は日本が中国への侵略を始めた日です。関東軍が、「中国がやった」とでっち上げた柳条湖での鉄道爆破事件で、日本は中国侵略に突き進みました。。
 瀋陽(かつての奉天)には、侵略の日「9・18」の60周年を記念して建てた「9・18記念館」があります。爆破された線路のそばに記念館はありました。
 昨年、そこを訪れた私の記録は、このホームページの「コラム・紀行」に載せてありますので、時間があったら覗いてみてください。
 
 「9・18」のこの日が、中国の人にとってどれだけ忘れられない屈辱の日になっているか、私自身中国を実際に訪れるまでは、身にしみてはわかっていませんでした。
 「日本人が忘れようとしても、私たちは絶対に忘れない」中国のある人は、このような厳しい言葉を私たちに言いました。
 
 実際、私が中学、高校で学んだ歴史では、ただの物語のように「9・18には柳条湖事件」と習っただけで、その本質である日本の侵略の過ちについては触れられることがなかった。本当の歴史を学ばず、ただ受験のための年表暗記に奔走させられている学習のやりかたは、今でも少しも代わりはありません。
 たまたま担当教師が、真実を語ってくれる人である場合を除いては。

 しかし、中国では、「9・18記念館」と同じように歴史博物館、抗日記念館などの多数の戦争の記録の記念館を「教育基地」と定めて、子どもたちにきちんと歴史の真実を学ばせています。
 決して反日感情を育てるためでなく、「もう決して戦争をしないために、永遠の日中友好をきずいてゆくために」位置づけているのです。

 総選挙で自民が多数派を作り、憲法改定が具体的日程に上ろうとしています。
さらに、民主党の新代表となった前原氏が、「自分の持論は九条2項を削除して自衛権を明記したいこと」と明言するなど、与党と同じ立場で改憲を争っています。

 日本人として今どう行動することが求められているのか。それは私たち一人ひとりの課題です。
 74年前の侵略を開始したこの日を迎え、私たち一人ひとりが深い反省をし、平和への誓いを新たにする日にしたいものだと心から思っています。
 共産党の存在が一層重要になっていることを実感しています。

 それにしても、先日政見放送の録画取りのためにNHKに行ったとき、原宿の街中にで溢れていた若者を見て、「この若者たちに真実を知らせるTVチャンネルがあったなら!」と思いましたが、日本のマスコミは異常です。
 
 ベネズエラでは、チャべス政権の下で、小さな子どもまでがちゃんと憲法を学んでおり、自分たちの権利を主張していると聞きました。
チャべスは、民間のマスコミがこぞって大企業の代弁をしている中、国営1局だけのTVマスコミを使って果敢に抗戦していると報道されています。
 権力との戦いはマスメデァとの戦い、私たちはどう挑みましょうか。

 真っ青に澄んだ空の色を映して咲いたかのような朝顔が、県委員会の庭に咲いています。今日のスケッチです。
 
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