中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

上田市で子育て学習会をしました

2006年01月31日 20時15分48秒 | 活動日誌
 上田市の新日本婦人の会の子育て学習会に呼ばれました。

 ちょうど今朝は長野駅での挨拶の日、終わってから電車に乗り込みました。そんなわけで、のぼり旗をもって行けなかったので、日本共産党のたすきをかけて行いました。
 宮崎市会議員は大型店のイオンの問題、石坂県議は24日に行った国土交通省、厚生省交渉の報告(浅川流域治水対策と産婦人科の充実について)、私はライブドア、BSEなどの小泉内閣の責任について、それぞれ訴えました。

 上田では10人のお母さんと4ヶ月から3歳までの14人の子どもたちが集まりました。にぎやか!


 おむつが取れない、仲間になれるまでに時間がかかる、夜寝ない、夜泣きがひどくて母が睡眠不足、おっぱいが離れない、かみつきがあって困る、オシッコをまとめてしないでちょびちょびもらす、下が生まれたらやきもちを焼く、などなど、どなたもが遭遇する心配事が次々出されました。
 
 これは、発達段階の特徴をよくつかんで接すれば、多くは心配は要らないことです。
でも、どうやって成長してゆくのか見通しがもてないと、振り回されてしまうことになります。

 それで今日は、乳幼児期の発達の特徴を、それこそ大雑把にですが説明して、「こんな時どうする?」を話しました。
 何より、子どもの気持ちに寄り添って、「どうしてこんなことするのかなあ」と考えてみることが大事かなと思います。

 見通しを持つための近所の子どもたちとの育ちあいが、今はなかなか作れないので、おかあさんも苦しさ一杯です。それに世間では、「勝ち組」に育てるために親を追い立てる風潮がはびこり、子育てでも「負け組み」になりたくないという考えに知らずに染まっている、見逃せません。
 
 だって、単純に考えて、「できないよりできたほう」が、「遅いより早いほう」がいいと思いがちではないでしょうか。
 ここには落とし穴があります。早くできるようになる過程が抜けています。発達は、憧れに向かって「できるかな、だめかな。がんばろうかな。大丈夫かな。」と葛藤し、「矛盾を乗り越える力を出す」という作業、それがあっちへやられてしまっています。人との比較ではない、自己葛藤であり、より良く生きたいとの意欲、要求なのです。
 
 私が心配だったのは、出された子どもの心配事より、お母さんの気持ちでした。
 
 「自分がいらいらしている時は本当に厳しくて、穏やかな時は同じことをしても優しくなれる。他のお母さんが、みんな穏やかに接していて、よくできるなあ、私にはできないと自信をなくします。」

 「子どものことより、自分に対しての不安がある。」

などの言葉でした。

 今日出合ったお母さんたちは、それでも一週間に一度は集まって、子どもと一緒にリズム体操をしたり、絵本を読んだり、楽しい時を持つことができている方々です。
 「新婦人に入ってから、ここが楽しくてたまらない。」とにこにこ伝えてくれたお母さんもいました。
 不安はあっても、話せる場があり、聞いてくれる仲間がいることが、どんなに大切なことか。「なあんだ、みな同じことで悩んでるんだ。私だけではない」と元気が湧いてきます。

 その上でなお、私たちは子育てで何を大事にしなければいけないのか、人間らしく育つとはどういうことなのか、を、学びあえば、いっそう子どもが見えてきて可愛さが増してくると思います。
 「みんな違ってみんないい」金子美鈴の世界を大事にして子どもを見てゆきたいですね。
 
 一番親が望んでいることは、人の痛みのわかる優しい子に育って欲しいということではないでしょうか。誰とも対等平等な立場で、意見もしっかり言えて、相手も大事にできる力は、学びです。

 その学びが全くできていない最近の良い例は、麻生外相でしょう。

 「(高齢者は)ものすごく元気がいい。(金を)もっている。ためるしか趣味が無い、能力が無い。」「中国が言えば言うだけ(靖国神社に)いかざるをえなくなる。タバコをすうなといわれたらすいたくなるのと同じこと」・・・などなどの発言は相手を思いやる気持ちが微塵も無い、圧倒的多数の老人が年金100万から200万円ほどの収入しかないことも、日本が中国にかつてどんな残虐な侵略戦争を行ったかも、事実はかなぐり捨てて、あるいはねじ曲げゆがめ、相手を馬鹿にし見下す、人間として最低の行為をしていると私は思います。

 さてもどって、仲間のいないお母さんの不安は、それは大きいものがあるに違いないのです。だから、虐待やネグレクトやが増えて当たり前。
 子育てする大人が大切にされず、自分らしさを奪われていては、子育ては本当に困難になります。
 血の通った政治の実現をめざし、今すぐにできる仲間作りの輪広げることで、子どもを大切にする実践を広げましょう。
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農家の方から生の声を聞いて歩く

2006年01月30日 20時03分11秒 | 活動日誌
(中野市・倭地区にて。その他の写真は、こちらをクリック)

 中野市の農業被害は予想以上に広がっています。できるだけ沢山の方に実情をお聞きするために、野口市会議員と中野市の党農業委員、そして党支部の方と、中野市の中の豪雪地帯の倭(やまと)地区に入りました。
 
 ぶどう畑はたながすっかり埋まり、たなの上を歩くことになります。Kさんは、「3回も雪を落としたのに、もう手がつけられない。家は梨のラフランスも桃もみんなだめだ。
 雪が解けないと様子がわからないが、どうしようもない。少しでも早く雪が解けてくれないかと、わらを燃やした墨をまいています。何とか、お願いします。」と、力なく、働いていました。

 りんごや梨、桃の木は、てっぺんまで雪で覆われて、先の枝が見えるだけ、特に矮化の木は、「枝を落としてくれといわんばかりの構図だから、(幹に対してほぼ直角に枝を張るように仕組んであります)雪が解けたら棒が一本あるだけだ」と、Tさん。

 「もう木はだめです。新しい木を植えるしかない。しかし、その元気が・・・何年もかかるから。苗木の保障を、といっても、もう注文が殺到して苗木はぜんぜん無いそうだ」

 「何とか農道は市が除雪してくれることになったが・・・」(これも国からの特別交付税で要求したいと思います。)

 「とにかく、これは市段階ではどうにもならない。国を動かしてください。よろしくお願いします。」

 「中野市はほかは雪は大したこと無いから、ここの地域は(隣接の)飯山市に入ったほうがいいのではないか、といわれたりする。除雪ひとつ、ぜんぜん違う。豪雪地帯で対応してもらいたい。」

 中野市は、災害救助法の適用の申し出をまだしていません。青木市長の考え方もあるのでしょうが、70歳代の御夫婦二人のお宅が雪下ろしでご苦労され、歩と頼みでやらざるを得なかった方がいましたした。このご主人は昨年、雪下ろしで屋根から落ち、両足を骨折なさったそうです。
 
 また、あるお宅では、やはり個人的に業者を頼んでの雪下ろしで2日で6万円もかかり「もう頼めない」と、老夫婦でがんばっているお宅もありました。
 
 市で補助を出してくれるというものの、災害救助法を使ったほうがいいのではと思いました。いつだそうかと様子を見ているようですが。

 雪の捨て場では、河川敷はすでに限界、普通なら土手のずっと下にある河川敷が道路よりもさらにうずたかく雪の壁ができ、山がひとつ出現したかの景色になっています。市と県の委託で、除雪車で雪を押し付けていた働いていた業者の方は、「もうだめだね。何とか次を見つけないと・・」と訴えていました。
 野口議員が早速、対策を打つべく動き、見通しをつけました。

 2月1日、私は県議と信濃町と飯綱町に入る予定でしたが、党の高橋千鶴子衆議院議員が、農業被害の現地調査に入ってくれることになったので、予定を変更して、高橋衆議院議員と行動することになりました。県議と対策本部事務局長の佐藤さんは予定とおりに行動します。

 要望をまとめて、ふたたび県交渉と国への交渉も計画しなければと思っています。
 国が、家族農業をつぶし、10ヘクタール以上という、一定の面積のある農家だけに支援をし、(長野県にどれだけありますか!)農業に企業を参入させる政策を立てていますが、価格保障、所得保障をしっかりとして、災害の時も再生の元気が出るようにしなくては、農業は滅びてしまいます。

 この災害で、農業をやめてしまう方が生まれることを、私は大変懸念しています。しかし、こんなに大変な中でも2人の方が赤旗を購読してくださいました。「つぶさに歩いて、実態をよく見てください。がんばってやってもらいたい。」との言葉に、がんばらなくては、と気持ちが引き締まりました。

 さて、昨日は嬉しいことがありました。
 子育てでお付き合いをしてきた若いお母さんのKさんが、昨日初めて、九条署名に参加してくださったのです。
 「中野さんも明日、出ますか?」と前日聞かれて、あいにく私は別の用事で参加できなかったのですが、若槻地域で定期的に行っている「九条署名」のチラシを見て、「子どものためにやらなければ。」と、進んで申し出てくれたのです。

 こんなに嬉しいことはありません。輪が広がっています。
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新婦人の新年会はおしゃれなバイキングで

2006年01月28日 21時58分38秒 | 活動日誌
 (障害者作業所のバザールで購入  服はさおリ織りです。携帯電話につけました)

 年が明けてから、各団体の旗開きや大会が続いています。
昨晩は医療生協長野中央病院労働組合の旗開き(久々にかつての同僚に会えました!)、今日は午前中農民連の大会で千曲市に、昼にかけては新日本婦人の会長野支部の新年会でした。

 明日は午前中は県医労連の中央委員会、昼から長野市の阿部会議員の地域で市政・県政報告会と、午後は原田市会議員の地域で、やはり市政・県政報告会が行われます。

 いずれの場所でもご挨拶をさせていただき、交流を深めています。

 その合間をぬって訪問活動。今日は農民連の大会と新婦人の新年会に出た後、午後、松代地区に入り、支部の方と行動しました。「小泉さんはだめだね」の声。3人の方が赤旗を購読してくださいました。
 
 支部のNさんとHさんが車の中で掛け合い漫才。こんなに楽しくできるなんて、なんて楽観的。
 具体的に行動して地域の方と話していると、ああじゃないか、こうではないか、と、想像力(?)が膨らむ前に、現実をしっかり受け入れるのですね。
「小泉をいいというやつ、いないじゃないの。」とか「いやあ、共産党は期待されている。」「まだその期待にこたえる運動量ではないね」など、実感で解るのですね。支部計画がしっかりしていれば、なお、元気になるというものです。

 松代に行く前の、新婦人長野支部の新年会は大変楽しいものでした。参加者は一品持ち寄りで、「主食」「おかず」「デザート」と張り紙されたテーブルの上にもっていったものを並べます。ホテルのようなバイキングです。何十種類も食べれました!そして新しい料理発見で、早速夕食に取り入れたりして!

 新年会は、まずは松代大本営の平和記念館建設運動にかかわっているKさんから大本営は一体なんだったのか、調査活動を基にした平和を訴える講演で始まりました。「九条」を守ろうとの気持ちがいっそう堅く団結し、会場の空気が引き締まりました。
 
 各班の発表では、「南京たますだれ」の「未熟な」演技に大笑い。ストレッチ体操あり、歌あり、習字あり、ヨガにリフォームにと、女性は生活を楽しむ感性をなんと豊かに持っていることでしょう。
 私は、これは女性の心の柔軟性の源、要求運動の湧き出る泉だと思っています。

 私も新婦人の一員なので、ここは最後まで参加しました。

 さて、雪の調査はまだ続きます。信濃町、飯綱町は2月1日に入る予定。信濃町では、野尻湖の別荘地の家屋が倒壊しているといいます。飯綱町はりんごの被害があります。飯山の奥深くは4メートル50センチの積雪だと聞きました。ここもいかなくては。
 
 雪が凍ってしまる時、引っ張る力が働きますから、これで屋根も壊れたり、鉄棒やガードレールもゆがんだりするのです。だから果樹の枝は簡単に折れてしまってあたりまえ。相当な力です。
 飯山市では、そのため、学校の鉄棒は冬場ははずすのだそうです。

 「趣味でやっているとしかいえないりんごだ。金になんかならない。破れかぶれだ。みんな折れてしまえばいいんだ!」と切なそうに言っていたおじさん。
 りんごは買うと高いけれど、生産者の収入は労働に見合わないわずかなもの。りんごは年中、休み無く手がかかるのです。冬は剪定の時期です。花が咲けば摘果、そして何回も袋かけ・・・。

 儲からなくたって、「畑を荒らしてはならない。農業が好きだ。」そんな思いで手塩にかけて守ってきた、20年、30年の一番実りが豊かになった木が、折れてしまったのです。その胸の内、どんなに辛いことでしょう。

 特別の措置を取るように、政府に働きかけてゆかなければとの気持ちを強くしています。


 

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豪雪地域の2回目の視察を行いました

2006年01月27日 22時19分22秒 | 活動日誌
 県党の豪雪災害対策本部と県議団が合同で、党として2回目の現地調査を行いました。
栄村から入り、そこから、野沢温泉村、木島平村、飯山市の組、中野市組の二手に分かれました。
 私は、中野市に入り、備前、小林県議、地元議員とともに、主に農業被害の調査をしました。JAの職員が説明のために加わってくれました。
 
 中野市では現地調査の後、市長、JAの方とも懇談も行い、要望をお聞ききしてきました。
 
 前回入った時に比べて、あまりのひどさに唖然としました。りんごの枝は、というより太い幹が無残に折れていました。
 ぶどうも、梨も、みんな大変な被害でした。JA中野での見積もりはざっと4億円、でも、見えている範囲の想定で、しかも雪はこれからが本番ですから、被害はこれですむはずがないと、心配になります。

 もっと書きたいのですが、最近には珍しく夫が若者をつれてきたので接待のため打ち止めにさせてください。(以前は始終つれてきたのですが、このごろ、私も夫も忙しくなって疎遠になっていました。だから、大歓迎!)
 
 また、あとで書きます。写真は別枠でもアップしてありますのでクリックしてください。
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商店街を訪問しました

2006年01月26日 21時01分19秒 | 活動日誌
 (昨日の障害者作業所のバザールで買ったお花  プリムラマラコイデス   桜草の一種でしょうか  とても安くて、一鉢300円でした)

「博士の愛した数式」を見たくなったとのコメントをいただき、嬉しいです。私も今日の赤旗の文化欄の柴田三吉氏の評論を読んで、「ああ、同じことを考えている。」と、この映画のとらえ方に共感を覚えました。
 
 長野市の上映館では、水曜日に行くと1700円のチケット代が1000円になります。ちなみに、わたしは昨日1000円で見ました。夫婦でいくと、片方が50歳を過ぎていれば、曜日に関係なく二人で2000円でみれますよ。

 さて、木曜日の午前中は毎週、県委員会の常任委員会の日です。今日も、党大会を受けての学習や、今後の取り組みの討議をしました。
 
 午後、野々村市会議員と支部のAさんと3人で、商店街を訪問、署名活動をしました。署名は、「庶民の大増税反対」と「憲法九条をまもろう」の二つです。
 
 「不景気を何とかして、人が来るようにしてください。みんな大型店に客を取られてしまうし。」
 「小泉さん、良くわからない人ですね。解ることは、弱いものいじめをしていること、これはわかりすぎます。」
 「国会議員は戦争を経験した者がいなくなっているから、九条を変えようとするんだ。」
 「消費税ったって、赤字だもの。払えない。赤字でも申告しなければね。税理士なんて頼める商売していませんよ。」
 「共産党、総選挙残念だったね。でも、がんばって欲しい。」など、沢山の要望や意見、励ましが寄せられ、署名も進みました。

 小泉自民党内閣は、想像を絶する政策を次々打ち出しています。
 今度は、年収400万円以上のホワイトカラーの労働時間の規制を無くす提言がされようとしています。8時間労働制を崩して、ただ働きなんでもありの労働の世界にしようとしています。
 「女工哀史」は過去のものではなく、労働者に現代判「女工哀史」の路線が引かれようとしているのです。

 一方では公務員攻撃をして労働者を分断し、一方では一般サラリーマンをこんな形で奴隷状態に押し込めようとしている。

 「奴隷工場」は拒否しましょう。私たちの武器は連帯しかない。しかし、もっとも強いこれ以上の武器はありません。

 参議院本会議では、市田書記局長が「人間がともに支えあう社会を」と代表質問しました。それが国民の切なる願いです。

 明日は、雪対策の実態調査のため、共産党雪災害対策本部と党県議団で、北部豪雪地帯に入ります。党としては二度目の調査になります。農業被害も重点にすえて行います。
 長野市議団は明日、「生活と健康を守る会」の皆さんと、生活保護制度などの要求を掲げて、市交渉をする予定です。

 
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「博士の愛した数式」を鑑賞しました

2006年01月25日 19時09分28秒 | 活動日誌
 (私の絵の道具  元はといえば子どもたちの夫へのプレゼントを私が取上げてしまった。)



お休みの日でした。朝食の時、「そうだ、今日は映画を見よう!」と思いつきました。この21日からロードショウが始まったばかりの「博士の愛した数式」を見に行きました。ぜひこれは、と思っていたものですから。

 交通事故の後遺症で80分しか記憶がもたなくなった数学者と、家政婦とその子どもの心の交流を描いた作品で、博士の役は寺尾聡が演じています。
 博士を愛した、博士の兄の妻役は浅丘るり子です。

 記憶がもたないために家政婦はいつかず次々と変るのでしたが、深津絵里ふんする家政婦が派遣され、その子どもとの楽しい生活に「8時間」を楽しむようになる博士。博士の優しさに周りが包み込まれてゆき、人間の心のふれあいが暖かく描かれています。

 博士は数学の世界に美しい哲学を持っています。私は、そこに惹かれました。数学の世界はなんと奥深いのでしょう。
 
 ルートマイナス1の虚数の「虚」は「謙虚」の虚、控えめに底から支えてくれる数字・・・「284の約数の和は220、220の約数の和は284、友愛数だよ。美しいと思わんかね。」

 などなど、数学の数や方程式の不思議と、まだ発見されていない数の世界に、引き込まれていきました。
 数はずっと前から存在していた。人間はまだその一部を知っているだけなのです。

 そして、博士がもっとも愛した方程式は・・・・それは内緒にしておきましょう。博士の人生観そのものを解釈できる方程式でした。
 
 学生時代は数学はただ難しくて、答えを出すのに四苦八苦していた私ですが、こんな風に教えてもらったら好きになることができたのに・・・・。
 
 高校の数学の先生がある日の授業の時「答えが出るのはまだ数学ではないのだよ。数学の世界は答えを出すことではないのだよ。」といった言葉を、印象深く今でも覚えています。映画を見て「ああ、こういうことだったんだ。」と霧が晴れた思いがしました。
 数学的考え方というのはこういうことか、と胸に落ちたのです。

 受験勉強での当面の答えを求める勉強では、豊かな学びはできないですね。
 
 社会科学や自然科学、語学などは、日常的に生活でぶつかる具体的な事象に対応している学問だから、学びなおしたり、深めたりする機会は始終ありますが、こと数学はいったん離れると、別世界のものになってしまいがちです。
 
 「難しい数学なんて卒業したら役にも立たないのに、なんで勉強するの。」なんて思っているかたがいるとすれば、「博士」の映画はそれに答えてくれ、「なぜ?」という好奇心で深める学問の人間くささを教えてもらえる映画だと思いました。
 
 ノーベル賞をもらった小柴さんを思い出しました。すぐに役に立たないことでも、解らないことを解ろうとする研究が、人間の賢さであり豊かさ、文化なのだとの考えに、私は共感します。

 映画を見た後、東急デパートに行きました。近隣の市町村にある障害者の作業所の合同のバザールの、今日は最終日だったから。知り合いがお店を出しているので出かけました。
 お花、パン、さおり織りの洋服を着ている可愛いお人形、味噌など買いました。

 仲間の皆さんは「はい、500円もらったよ。おつりはいくら?」とのボランテイアさんやお母さんの援助で、一生懸命計算してくださいました。
 この算数は、生活にはとても大切なものです。
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国土交通省と厚生労働省交渉、そして国会志位委員長の質問傍聴

2006年01月24日 21時25分28秒 | 活動日誌
  (めんぱ  残りご飯いれ 木曾で購入、とっても便利でチンもできます。ご飯はおいしい、殺菌作用あり。木の香りします)

 浅川流域治水対策の件と、産婦人科の医師確保の件で、国会交渉に行きました。県議団、長野市議団、そして党上田市議の金井さんとご一緒です。

 浅川流域対策では、県が適切な案を示せば、それが安全の面や技術的に問題が無ければ、新河川法に従って許可する、との解答。ごく常識的で、私たちの考えているとおりの解答でした。
 だた、昨年、12月16日に長野県が示した案は、3点にわたって疑問があり、その説明を今求めているとのこと、また、どの川も一回で決まることはなく、何度も意見交換して決めていくので、その作業をこれからやっていくとのことでした。



 その3点の疑問が、例えば「まゆみだ」という地籍に作る遊水地は、急流で勾配がきついところなので適切かどうか、については私たちも疑問を出していたところでした。
 また安全率の変化への疑問も、浅川の特徴と現在の河川改修の進み具合から良く説明すればわかることでした。

 そうした疑問に対する県の説明を待っているところであって、反対しているのではないことが明らかになりました。担当者はあくまで県が主体と力説していました。
 県議会でも、市議会でも、ダム推進派があたかも百年に一度の基本高水の数値を下げたから、国土交通省は許可を渋っているとの言い分でがんばっているわけですが、何の根拠もないことがあらためてはっきりしたわけです。

 ダムによらない浅川の安全対策は千曲川との関係が根本にあるのでこちらも計画を急いで欲しいところですが、残念ながら、予算が削られ、土砂や流木などを取り除く日常の河川管理さえ、ここ数年はやれないのが実態です。

 国直轄の河川の整備計画が作成されているのは、支流も入れて109河川のうち、まだ15箇所だけだそうです。整備計画は始まったばかりといっていいでしょう。

 いずれにしても、私たちも具体的な案を考えて、運動が大切になると思いました。

 産婦人科不足の問題は、厚労省でも重く位置づけて、「女性医師バンク」(勤めきれないでやめた医師のバンク)や、潜在的助産師の復職のための研修の予算化などでがんばっていることは解りました。
 正常分娩には助産院にも活躍してもらいたい、と、私たちの要望と合致しました。全国の助産院は700あるうち、お産できるところは約半分、後は出前でやっているところで、高齢化により減っているとのことでした。

 ちなみに、長野県での助産院は10箇所。
 
 また、リスクの高い妊婦のために周産期医療センターの構想を持っていました。
産科は訴訟が多いのと、重労働なのでなかなかなり手がいないから、そのための手立てとしてリスク患者を集中させようとの考えです。
 しかし、これは、集中することにより、地域ではいっそうお産することができなくなるのではとの心配があり、もろ手では賛成できません。

「医師や病院責任者が労基法を知らない人がいるため、加重に働いているのでは」と、労基法の徹底も行われてところですが、それ自体は反対しませんが、医師は外来のほか入院患者も多く持ち、医師としての責任感から労働オーバーになっているのが現実です。

 今あるパイをどう動かすかだけでは、とても解決しません。

 産科医師不足を解消する根本問題は、医師の働く条件があると思います。訴訟が多いのも、突き詰めれば過重な労働のためです。
 産科の医師数は、助産師の数との関係で定数が決められないとのことでしたが、それも含めて、診療報酬の引き下げや医療の改悪を根本から変えない限り、抜本的な解決はできないです。

 しかし、豊科日赤のように、産科の医師がいなくなって8名の助産師さんが残りましたが、法的には医師がいなくても他の病院と連携して助産院が開けると確認でき、これは前進でした。

 さて、今日は国会で志位さんが代表質問に立つ日でした。交渉が終わって間に合う時間だったので、傍聴をしてきました。

 ヤジの飛ぶ中、迫力の質問でした。真っ先に豪雪問題を取上げてくれました。BSE,ライブドア、憲法平和問題と、国民の声を言ってくれました。ヤジを飛ばしている議員たちは、国民感情をあまりにも知らななすぎるのか・・・。
 共産党の国会議員を増やしたい!つくづく思いました。

 それにしても、国会の傍聴は関所が厳しいですね。何度かチェックされ、傍聴席にはもって入れないものがあり、ロッカーが用意されています。
 コートもだめ、カバンそのものもだめです。メモ帳と筆記用具、お財布は持込可能でした。
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「北陸雪譜」の世界

2006年01月23日 21時48分49秒 | 活動日誌
 (カーネーション  党県委員会の旗開きに使った花がいよいよ捨てられました。描くものに困っていた私は元気の良いカーネーションを拾ってもって帰りました。スケッチは、私の場合、私の描ける時間と対象とが一致することが難しいかな。それまた、楽しみか)



久し振りに原田市会議員と地元若槻地区の訪問活動を行う。
「ポスターでは見ましたが、初めてですね。」といわれる方がいて、一生けんめいまわっても、人は沢山いるなあ、と実感しました。それでも、ひとりでも多くに方との出会いを求めて訪問し続けようと思います。

 またしても大雪、国会の高橋千鶴子衆議院議員の事務所から、雪災害関係の資料が届き、高橋さん自らメールで励ましとアドバイスを送ってくれました。
 国会と、がんばっているお隣の新潟県と連帯して、長野の対策本部も力を尽くします。

 栄村のMさんは「やっと光が入るようになったのに、また真っ暗・・・。」と切なそうに電話で話してくれました。精神的に参る方がいるのではと、心配です。

 長野県というと、どこも大雪と思われているかもしれませんが、そうではありません。

 同じ長野県でも、長野市の近隣の上田市や松本市に行くと驚くほどの別世界で雪はほとんどありません。長野県の中でも、豪雪は北部地域に限られます。
 同じ長野市内でも、私の家は最北部なので、雪深いのですが、通勤の途中でだんだん積雪量が減ってくるのが良くわかります。街場に行けば、大変な違い、「長靴を履いてきたのにどうしましょう。」と困る時もあります。

 私と同じ団地に住んでいる方が、「年をとったらここには住めない。」と言われましたが、豪雪の栄村でも、さらに豪雪地帯の秋山郷にも、昔から住んでいる人がいたのです。ただし、その壮絶さは、鈴木牧之の「北陸雪譜」になまなましく記されてあるとおりです。
 
 今回も秋山郷は、国道が閉ざされ、しばらくの間、陸の孤島となってしまいました。
 
 人は、どんなに厳しい自然の中でも住み着いて、自然と闘って(共存もして)生き延びて暮らしてきたのだなあと、私はそのことに妙な感動を覚えています。

 今晩は「北陸雪譜」がまた読みたくなって、本棚を探し回りました。さがす時は見つからないもの。この本は、私は2000年の総選挙の時北陸信越ブロックの比例の候補者になったことで、雪国を知りたいと初めて手にした本だったのですが、感動とショックを同時に受けたのです。
 私は雪のなかでの生活について、まったく無知でしたから。

 明日は、浅川の流域対策問題と産婦人科医師不足の問題で国会に行ってきます。国土交通省と厚生労働省との交渉です。県議団、市議団と一緒です。
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民主青年同盟県代表者会議で青年の声を聞きました

2006年01月22日 23時01分10秒 | 活動日誌
松本で開かれた民主青年同盟県代表者会議でご挨拶、代議員の発言や、昼食時の交流をとおして、青年の悩みや希望など声を聞いてきました。
 厳しく理不尽な職場の実態、班活動のさまざまな実践など沢山聞くことができ、有意義な時間でした。

 あるバス会社に勤めていたMさんは17万の基本給だったのに、手取りは3~4万だけ、調べてみたら、寮費などの当然の支払いのほかに、会社が勝手に生命保険にはいっていたとのこと。
 また、コースノートの提出が一日遅れると一冊につき罰金が千円とられ、しかも、ノートを書く暇が無いので徹夜仕事になることもあったそうです。
 バカ呼ばわりされたり、先輩の失敗の責任を取らされたり、合計すると3か月分の給料の未払いがあったり、非人間的にぼろ雑巾のように扱われている実態が次々出されました。

 でも青年たちは負けていません。実態を告発する「黒書」の発行、労基署への訴えなど、がんばっています。
 Mさんは「青年ユニットを作りたい」と意欲を燃やしていました。

 18歳選挙権を求めて自治体へ要請の行動をしている取り組み、また学生の班では、「靖国神社」ツアーを計画するなど楽しい活動の報告もありました。
 沢山の仲間をつくり、暖かい民青を作っていこうとの決議がされました。

 未来は青年にかかっています。青年が力を出せるように、私たち先輩が応援をしっかりしなければと痛感した会議でした。

 夜は地元の「新日本婦人の会」の班会に出席しました。
帰るときにはまた大雪、車がすっぽり雪をかぶっていました。
豪雪地帯が心配です。
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★子育て相談Q&A★ メッセージ募集中

2006年01月21日 16時05分24秒 | 子育て相談
 みなさんの子育ての悩み、不安や、相談したいことなどメッセージを募集します。可能な限り、★子育て相談Q&A★でお答えしていきたいとおもいます。

これまでのQ&Aはこちら

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