あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路ふた旅第12日

2006-11-22 21:30:09 | Weblog
今朝も好天に恵まれた。安芸市の中心にある清月旅館を7時13分にスタートした。
国道55号を1kmほどで、岸壁沿いの道へ。延長上で安芸高知自転車道となる。
少し霞んだ前方の岬や、穏やかな太平洋を見ながら進む。
平行する鉄道、ごめん、なはり線の赤野駅近くに、前回も休ませてもらった、栗山英子さんの、お遍路さん接待所がある。
お遍路さんゆかりの絵や人形などが一杯ある。コーヒーと、いもけんぴをいただいた。
長い砂浜の続く琴ケ浜の黒松林の間を進み、香南市に入る。
椰子の木の立つ、道の駅やすで昼食を仕入れ、椰子の下で海を眺めかながら食べた。
3、4段の水切り瓦のある家の目につく赤岡の町並みを抜け、旧野市町、現在の香南市役所や、坂本龍馬記念館前を通過し、28番大日寺に入る。
納経所そばのもみじが、きれいな彩りを見せていた。
物部川を渡り、田園地帯を急ぐ。
16時21分に29番国分寺に着いた。こけら葺きの趣きある本堂。鐘楼も立派である。急ぎ読経してご朱印をいただく。
暗くなったので、ペンライトを点けて南へ進み、17時20分に、南国市御免の稲吉屋旅館に着く。
明日は1日雨の予報だが、高知市内に入る予定。
添付写真は、栗山さんのお遍路接待所の遍路人形。
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四国遍路ふた旅第11日

2006-11-21 20:41:07 | Weblog
今日も好天に恵まれた。ゆっくりの朝食をして、7時43分に宿を出る。
おかみが、初めの交差点まで一緒に来て、見送りして下さった。心配りに感謝。
今日も概ね国道55号沿い。立派な瓦屋根の家が多い安田の町並みを抜け、ごめんなはり線の下を抜け、神峰寺に向かう。
標高差約400m余りを一気に上る、真っ縦と呼ぶ、急登なので、作業していた方にザックを預ける。
棚田を過ぎ、車道を2、3回交差する林間の遍路道を上がり、27番神峰寺に上がった。
本堂への急石段の下に、土佐の名水、神峰の水が落ちている。大汗で上がってきたので、まろやかな水がのどにしみとおる。一気に3杯ほど呑み干した。
歩き遍路ということで、納経所の人から、ミカンのお接待をいただいた。
下へ戻り、ザックを受け取り、西に向かう。
ごめんなはり線と何度か交差しながら国道55号を、海沿いに進み、15時17分に、安芸市の中心にある、清月旅館に着いた。
本日は、携帯カメラは撮影しなかったので、添付写真はありません。
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四国遍路ふた旅第10日

2006-11-20 21:32:55 | Weblog
夜半から明け方にかけて雨が降り、雲行きも怪しいので、今朝も雨具を付け、7時にロッジ室戸岬を出発した。
まもなく、室戸青年大師像。高さ21mの大きな立像である。
近くには、お大師様修行の地、御蔵洞がある。大きな岸壁の下部の洞窟が修行の地。雨がぱらついてきたが、まもなく止んだ。
室戸岬の突端近くから、800m近く、広葉樹林の遍路道を上がり、24番最御崎寺へ。気温が高く、上りで大汗をかいた。
境内は、肉厚の広葉樹が多い。鐘楼には、NHK年末の往く年来る年に放送された年が記されていた。
西側の車道を下って行くと、雨上がりの海と、室戸の家並の展望が素晴らしい。添付写真がそれです。
室戸岬の北西、室戸の町並みを抜け、25番津照寺へ。本堂は急石段の上にある。
波も治まった、マリンブルーの太平洋を見ながら進み、ひとしきり林間の遍路道を上がり、26番金剛頂寺に入る。気温が更に上がり、また大汗をかいた。
鳥の声だけが賑やかな、山上の霊場である。
西に遍路道を下り、道の駅キラメッセ室戸で、180度以上に広がる太平洋を見ながら昼食をした。
あとは、国道五十五号と、平行する旧道を進む。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている吉良川の町並みも抜けた。
室戸市と奈半利町境の中山峠越えで少し迂回してしまうなどで時間を費やし、奈半利の山本旅館に着いたのは、すっかり暗くなった18時27分だった。
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四国遍路ふた旅第九日

2006-11-19 19:35:29 | Weblog
一日雨の予報なので、雨具を付けて7時10分に東洋町生見の民宿谷口を出た。
雨は小降り。2kmほどの東洋大師に参拝。左ももが痛く、右足首付近にも痛みがあり、ペースが上がらない。
室戸岬に向かって、海岸沿いの国道五十五号を進む。
波が結構あり、海鳴りがごうごうと鳴り、岩に砕けて白波が上がる。今日は、それを終日見た。
10時過ぎに雨は上がった。でも、いつ降りだすかわからないので、雨具は付けたままにする、
番外霊場仏海庵に参拝し、正午ころ佐喜浜の町並みへ。
宿お接待のおむすびでは、少しパワー不足かと思い、スーパーで、あじ寿司を買い、隣の自宅縁側で昼食をさせてもらう。
休んだら、足の痛みは幾らか和らいだ。少しピッチもあがった。
風が強まり、岩に砕ける波頭も迫力十分。海鳴りも一層力強い。
幾つか見えていた岬を次々に回り、室戸岬の山上のアンテナや風力発電のプロペラが見えてきた。
16時13分に、今日の宿、ロッジ室戸岬に着く。
風が強かったので、宿の近くで、菅傘のカバーを飛ばされてしまった。しまったー。
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四国遍路ふた旅第八日

2006-11-18 19:52:01 | Weblog
昨日は約三十七km歩き、疲れたが、今日は二十四kmなので、ゆっくりの朝食をして、七時三十九分に宿を出た。
牟岐の町外れから遍路道に入り、落ち葉道を上がって大坂峠を越える。国道五十五号に戻り、別格霊場鯖大師に参拝した。最初に手前にあった馬頭観音が鯖大師と勘違いしてお参りした。
ソテツの繁る大浜海水浴場を見下ろし、以後も海岸沿いを進む。
阿波海南駅近くにあった歌先生の遍路小屋一号に寄ったら、施主の野村カオリさんがおられ、お話を伺い、お茶などをいただいた。
JRと阿佐海岸鉄道の接続駅、海府駅を過ぎて昼食。
徳島県最後の町、宍喰を過ぎ、水床トンネルに入る。長さ700M近いが、ガードレール付きの歩道があり、安心して歩ける。
トンネルに出たところが県境で、高知県東洋町に入った。
速報した通り、漁船が沢山係留された甲浦漁港を回って、15時39分に、生見の民宿谷口に入った。
明日は一日雨の予報。風も強いというが、なんとか室戸岬近くの宿まで、たどり着きたいものだ。
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速報、高知県入り

2006-11-18 14:53:52 | Weblog
先ほど徳島、高知県境の水床トンネルを通過し、高知県東洋町に入りました。
いま、甲浦漁港そばの小公園からの報告です。
添付写真は、甲浦漁港の様子です。
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四国遍路ふた旅第七日

2006-11-17 20:44:12 | Weblog
朝七時五分に平等寺そばの宿、山茶花を出発した。
気温は十度以下で冷たいので、手袋をする。
小さい峠を越えて、国道五十号に出る。
釘打トンネル先の遍路小屋三号釘打で休憩した。
今回は、この先薬王寺までの道は、国道五十号を避け、由岐経由の海岸ルートを往くことにする。
車の少ない県道二十五号、由岐坂をトンネルで越えると、太平洋が見えてきた。
海水浴場になっている田井の浜の駅で休憩して、波静かな浜を眺める。
JRの次の駅、木岐周辺は漁港。小さい漁船が沢山見えた。
高台から海を見下ろし山座峠を越え、田井に下る。
少し先に、恵比寿洞というのがあった。海に突き出た五十二メートルの岩山下部が海水の侵食で、幅、高さとも三十メートル以上の穴が空いている。なかなか見られぬ景観である。
十三時過ぎ、徳島最後の霊場、二十三番薬王寺に着いた。ここでは、最上部に、ゆぎ搭という変わった搭があり、その前からは、日和佐の町並みや、港の眺めがよい。
門前のぶっかけうどん店で遅い昼食。宿までまだ十五kmある。
あとはひたすら国道五十号を急ぎ、牟岐駅前の宿、あずまに、暗くなった十七時半過ぎに着いた。
添付写真は、山座峠付近からの海の眺めです。
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四国遍路ふた旅第六日

2006-11-16 20:09:49 | Weblog
今日も好天、風も治まった。7時15分に旅館かえでを出る。
勝浦川の橋を渡り、北から鶴林寺に向かう遍路道に入る。
少し上がると、宿周辺の家並や勝浦川などの展望が開ける。
丸木の段が続く上り、ゆっくりと足を運ぶ。九時前に二十番鶴林寺に着く。
杉の大木に囲まれた山上の聖地。本堂前に鶴が立つ。
杉木立の下を急降下の下りが続き、那珂川沿いに。
新しい休憩所があり、遍路さんにとミカンが一杯置いてある。いただいて休憩した。
きれいな流れの川を渡り、次の細い川沿いに上流に向かう。
ふたたび林間の上りが続く。幸い、昨日までの肩こりはなくなったが、背中のザックがやはり重い。
正午ころ、二十一番太龍寺に着いた。
ここも、鶴林寺以上の広い山上の霊場。古い本堂に沢山吊るされた透かしとうろうに灯火がともる。
あちこちのもみじがよい彩りを見せている。
添付写真は大師堂です。
山門下で昼食。宿で作ってもらった大きなおむすびが美味しい。
下り道は、簡易舗装の急坂を降りる。
車の少ない県道二十八号を阿瀬比へ。前回も休んだ遍路小屋で休憩した。
その先は田んぼやミカン畑を見下ろしながらの、気持よい遍路道。谷間に入り、ちょっとした峠越えは、二つの山越えの後だけに、ちょっときつかった。
二十二番平等寺に十六時に着いた。山すその静かな霊場に参拝し、そばの宿、山茶花に入る。
今日は車を気にする道はなく、標高差約千メートルの上り下りだったが、よい道のりだった。
この3日間は、どの札所でも、団体の遍路グループに合わず、静かに参拝できた。
前回は、明日の行程で右膝が痛くなり、十日近く悩まされたが、今回は無いよう祈りたい。
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星の岩屋の不動滝

2006-11-15 19:20:38 | Weblog
今日の画像は、不動滝です。もしかしたら、違う画像だったらごめん、小さい画像でよく確認できませんでした。
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四国遍路ふた旅第五日

2006-11-15 19:14:00 | Weblog
今朝は雲ひとつない快晴、六時十二分に宿を出る。
徳島市の市街地を抜け、国道五十五号へ。通勤の車両が途切れない。
九時前、十八番恩山寺に着く。鳥の声が賑やかな山腹にある。境内の大きなソテツは、樹齢三百五十年とか。
竹林の遍路道を抜けると、ミカン畑が多い。今日このあと通過した各地とも、ミカン畑が多かった。
四kmほどで十九番立江寺。本堂はコンクリート製だが、天井に花鳥が描かれている。広い境内には色々なお堂が立ち、地元の参詣者も多い。
秋色の田園地帯に入り、県道を西に向かい、勝浦町の沼江大師で昼食。
勝浦川沿いに出て、左岸の静かな県道を西に進む。
星谷簡易郵便局にザックは預けて、番外霊場星の岩屋に上がる。大きな岩屋と不動滝が荘厳な霊気を感じる。
さらにその奥の仏陀石にもお参りした。
今宵の宿は、鶴林寺の北麓、旅館かえで。十六時三十八分に着く。
明日は、その鶴林寺から太龍寺へ。第二の遍路転がしです。
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