魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

誰が相手(補足)

2015年03月29日 | 星の流れに

ところで、第七室の相手とは、相対して、直接自分の関わる相手であり、利害を伴う相手だ。
したがって結婚宮と呼ぶのだが、共同事業や同盟の相手でもある。また、常に関係するという意味ではライバルとも言える。

結婚宮は誰かと一体になって、一つの人格として行動する基本であり、社会生活の始まりとなる。同盟、法人、グループ、コンビなどのようなイメージだ。
これに比べ、同じ「相手」でも、第十一室のように、社交や友達の世界がある。
これは、敵も味方もいれば、ただの顔を合わせるだけの、不特定多数の世界だ。

言葉を交わし、挨拶をするが、運命共同体ではない。利害を伴うか、何らかのプラスにするかは、そこで直接起こるのではなく、そこはきっかけに過ぎない。
例え親友であっても、結婚をすれば、前のようには付き合えない。
また、友達や知人から、恋人や結婚相手になる時には、意識の境界を一つ越えなければならない。だから、結婚をせずに、社交や友人関係でいる方が楽しいこともある。

また、第八室は何かを貰う相手になり、基本的に相続宮となる。第八室がセックスを表すのは、DNAをやり取りするからだが、「受精」とは言うものの、女性だけが精子を貰うのではなく、出産しない男性も卵子のDNAが無ければ、子孫は残せない。

したがって、男性側の喜びは相手が悦ぶことで初めて達成する。これは、上手く相手に渡せるかが、心配だからだろう。
そう言うと、お叱りを受けるかもしれないが、女性は自己に埋没し、あまり相手の状態を気にしない。女性が「ええか?ええか?」と言う話は聞いたことがない。