魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

南の島国

2015年03月22日 | 京都&ケンミン文化

ミッシェル米大統領夫人が来日し、清水の舞台で舞を観ていた。こんなお彼岸の最中に迷惑な話だなと思っていたら、案の定、京都の地下鉄で、大混雑に巻き込まれた人が、
「何でこんなに混むんやろ、思たら、ミッシェルさんが来てたんやて」と、顔をしかめていた。

どういう都合か知らないが、来なかったり勝手に来たり、相手の事情などお構いなしだ。
お彼岸の最中の来日で、しかも、墓参りと観光でごった返す清水の舞台を「人払い」しての観光だ。大統領なら無理な日程も仕方ないが、Michelle, ma belleも無敵だ。
オバマ大統領の、間抜けぶりは、もはや語る値打ちもないが、やっぱり、割れ鍋に綴じ蓋の迷コンビらしい。

黒潮文化
インドネシアの大統領は知ってか知らずか、連休明けに合わせて、日曜の夜に来日した。
さすがに新幹線はまだ買えませんと、断りを入れてから来日したが、近年は中国の問題もあって、ますます接近している。
難儀な兄弟仁義を迫る中韓より、環太平洋の島国日本はASEANこそが身内だ。
古代中国は、日本を南の島と認識していた。実際、湿潤な日本の気候は南国に近いし、黒潮の文化も共有している。

ASEANの各国とも、中国との付き合い方には困っているが、境界無しに馬で走り回るような大陸の原理より、海を隔てて、互いを尊重し合える島国同士の方が、解りやすい。
インドシナは微妙なところだが、それでも乾燥の大地とは違い、やはり人情が近い。

中国と領海問題でもめている国同士で、統合してはどうだろう。
やがて、国境など無い時代が来るとしても、今現在の時代では、これさえも妄想に近いが、中国と領有権でもめている島や海を、島国相互に共有できないものだろうか。

日中韓三国などと、金持ちクラブをうたった経済統合より、ASEAN、台湾、日本が、統合する方が、心情的にスッキリするし、「大国様」中国とも対抗できる。
これを大枠で狙ったものが、TPPだが、この中の島国連合として、政治的な結束をするのも良さそうな気がする。

かつての日本が武力で広げた領域を、経済政治の融和で平和的に結束し直すチャンスが来ているのではなかろうか。
中国が、まるで、過去の日本のような動きをする今こそ、互いに求め合って結束できる時だ。
そして、宣言しよう、「我ら島国根性の大国なり」と

島国