魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

目付議員

2015年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム

フランスの県議会で女性議員を増やすために、男女ペアで立候補する制度ができた。
これは、単なる男女の数合わせが主な目的で、単純に、「素晴らしい」とは思えないが、ペアでの立候補は、運用の仕方で、良策でもあり、必要だと思う。

フランスの県議会では票数が二票なのか一票なのかよく解らないが、
かねがね、このブログで主張しているように、2人で一票のペアで立候補することを、日本も本気で考えて欲しい。
これは、議員の質を上げるのが目的で、性別はどうでも良いが、ベテランと若手のセットで議員活動をすることが、政治に活力と知恵をもたらす。

政治家の年齢制限は、下限ではなく上限を決める方がいい。
立候補を40歳までにして、40歳以上の後見人とセットで立候補する。力のある若者は後見人の発言権を押さえるだろうし、力がなければ後見人が機能する。
                  「回る回る、世界は回る」より

フランスでも、画期的な方法に賛否両論の議論を呼んでいるらしいが、
代議士は、多くの人の代弁をするのだから、一票を2人で担うぐらい、当然のことだ。
守旧だけで考えていたのでは、民主主義は発展しない。

一票の格差にしても、既得権を守ろうとするだけの政治家は、本気で改めようとしない。
本気で社会のためを思うなら、自分がどうなっても良いはずだが、年を取ったら立候補できないとなると、なおさら反対が多いだろう。
また、ペア立候補は経費上の問題から当然、議員数の半減を前提とするから、なおさら実現が難しい。

実現が難しい、夢のような話だが、フランスの男女ペア立候補より、よほど、有意義なペア制度だと考える。民主主義先進国フランスがやればやれるように、日本の民主主義が発展するためにも、日本方式として「年寄り目付」選挙を是非、考えてみてはどうだろう。
あ、それから、ネット投票実現も忘れずに。