魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

キプロス

2013年03月25日 | 兄弟関係

不安定なEUに、また怪しげな噴煙が吹き出してきた。
国と言えるのか解らないほどの極小国、キプロスの金融危機だ。
経済も政治も、複雑怪奇な世界情勢については、何が解らないのかが解らないほど解らない。

ただ、占いの観点から観れば、それほど難しいことでも無さそうだ。
キプロスは、その名前が「銅」の語源になったと言われるから、古代は銅の産出地だったのだろう。

銅は金星を意味するから、天秤座か牡牛座だが、同じ金星でも、抽象的な天秤座の「美」ではなく、物理的な牡牛座の「銅」の方だから、牡牛座と考えることができる。
ただし、地中海世界ギリシャの魚座要素もある。

今の時期、キプロスに何が起こったのだろう。
キプロスという国は、キプロス島を二分する分断国家だ。東アジアの分断国家、朝鮮半島ほどではないが似たような境遇にある。

サソリ座の朝鮮半島に対し、キプロス島は180゜表裏一体の牡牛座だ。サソリ座に土星が来れば、当然、牡牛座も影響を受ける。
サソリ座が、自分で問題を引き起こすのに比べ、180゜の牡牛座は他動的な影響で、振り回される。

詳しい話はよく解らないが、ギリシャ危機の影響を受けたキプロスがEUに、「ほんのちょっと」支援を頼んだら、相次ぐ危機で過敏症になっているEUが、過大な条件を突きつけてきた。
それは呑めないから、大手の預金者ロシアに支援を頼んだら、ロシアは『キプロスが倒産したら買いたたいてやろう』の魂胆で、断った。
いずれにしても、キプロスは、他人の思惑に振り回されている。

これを書いている間にも、ニュースによると、EUが、キプロスが呑める案を出して、とりあえず回避できることになったそうだ。
EUも、キプロスが倒産されても困ると、考え直したのだろう。

キプロスを振り回しているのは、サソリ座の土星。つまり、銀行のお金ということになる。(サソリ座=銀行/土星=お金)
元々、キプロスは金融でお金を集めて回していたので、商売の「相手=客」が銀行だったと言うことだ。

これを日本に当てはめると、相手は牡羊座だから、初物、建設、武力、英仏独・・・
日本は、斬新なアイデアと建設や工作を好む人々、ことに英仏独と新大陸が客になる。決してカニ座の中国ではない。武士道を評価するのも欧米だ。

兄弟関係では
ところで、兄弟関係で言えばロシアは中間児だが、キプロス対応もさることながら、中国、日本、米国に対する、このところのロシアの動きは、まさに、「猛獣使い」中間児の真骨頂だ。

自分からは何も言い出さず、相手の挙動に合わせて「うれしいこと」を言う。しかも、何時でもどちらにでも、体を交わせるようにしておく。
長子の中国は領土問題が頭に付いているようで、ロシアが領土問題で協力すると言ったと喜び。直接関係の無いタンザニアにまで「支持する」と言わせて喜んでいる。

偉大な歴史を誇る中国だが、現在の世間知らず指導層によって、長子の弱点をさらけ出している。長子の弱点は自分の立場を一方的に押しつけ、立て前を宣言すれば良いと思っていることだ。


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