魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

策に填る

2011年02月24日 | 日記・エッセイ・コラム

投資やマルチなどの、金銭詐欺に遭う理由の多くは、自分の欲から始まっている。資格詐欺や、内職詐欺も、全く同じ理由だ。

中には同情や、結婚詐欺のように、欲とは関係ないように見える被害もあるが、これも、突き詰めれば、「いい人願望」を含め、やっぱり欲から始まっている。

様々な状況で巻き込まれる被害は、ほとんどの場合。欲から始まる。
人間は生命欲で生きているのだから、やむを得ないことかも知れない。どんな生き方をしていても、何らかの「被害者」になる。

しかし、欲から起こる「被害」は、「加害」の裏返しでもある。
相手のことを非難や、攻撃している人の言い分を聞くと、何らかの形で、自分のアクションに対する相手の反応を、自分に対する加害として非難している。

こういう傾向は、自分のことが見えない人、エネルギーに溢れて押すことしかできない若者に多い。また個人的な資質で、ヒステリーのようにエネルギーの偏った人にもある。

国などの集団でも、若いエネルギーに溢れた国や、内側からだけの視点でものを考える集団(ナショナリズム)には同じ傾向がある。

自分の欲(正義)を通そうとすることは、相手に取っては加害であり、同時に自分は被害者と意識する。
(立っているだけの壁に突進すれば、大けがをする)

被害感が強い時ほど、実は加害者として見られている。
そして、欲が強いほど詐欺に遭いやすい。

領土問題ほど、詐欺(相手の術中)に、はまりやすい問題はない。


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