魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

焼肉定食

2013年05月19日 | 京都&ケンミン文化

久しぶりの飛鳥巡りは、茹でダコになるぐらい楽しかった。
飛鳥観光を進めるため、様々な組織が活動している。以前行った時も、地元のアンケートに答えたら、後年、地図や行楽セットを送ってもらって、驚いた。

今回も駅から出るなり、国土交通省のGPS調査を依頼されて、GPSをポケットに入れて周った。行った先でも、アンケートにつかまって答えたが、どのアンケートにも、食事ポイントが分からないと話した。

何しろ、基本的には田園地帯なので、コンビニさえ見当たらない。あることはあるが、風致のためか、ほとんどが民家の中にある。
観光ポイントに、周辺のコンビニや食事処を明示して欲しい、スマホを持っている人ばかりでもないし、スマホでも探しにくい、と注文しておいた。

周りながら、ようやく食事処を見付けたので、中を窺っていると、出てきた若いカップルの男性の方が、いきなり、
「あきませんよ、不味いですよ」と言う。
入ろうとしている客に、店の前で、突然の営業妨害には、笑ってしまった。よほど、頭にきていたのだろう。
「そうですか、確かに、そんな風には見えますね」
「不味い不味い、その上高い。ちなみに、僕の食べたのは焼き肉定食ですが」
さすがに、連れの女性が、慌てて、
「人それぞれやから、わからへんやん」
と、取りなすが、こちらも思い当たる節があったので、
「止めときますわ」
と、笑って別れた。

以前、来た時に食べた別の食事処で、値段だけは一人前の不味い店に頭にきた記憶があったので、「親切な人」の気持ちが痛いほど解った。
おそらく、味と値段にうるさい大阪の人だろう。何処に入っても「外れ」のない、大阪の街では、あり得ない商売だ。
田園を歩いて腹を減らし、ようやく見付けた店が、キツネにダマされたような店だと頭にくる。

観光地のボッタクリは、どこでも頭にくる。「京都は店の構えだけは良いが、高すぎる」と言うのも、大阪の人からよく聞く話だ。

幸い、セブンイレブンがあったので、そこで弁当を買って食べた。
ここで初めて飲んだ、セブンカフェの、セルフ100円コーヒーには驚いた。「美味い

今度から、コーヒーはセブンイレブンだ
「焼き肉定食」のお陰だ。 ありがとう