魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

長子と弟妹 4

2008年07月20日 | 兄弟関係

長子でありながら、弟妹のような長子がいる。
母親が強権を振り回すとそうなる。父親の場合、兄弟のように子供と接触する時間は少ないが、母親は兄弟と同様の接触時間を持つ。

母親が子供に対して強権で支配しようとするのは、弟妹型の母親だ。
弟妹は、長子の支配に圧力を感じて育ち、自分には持てなかった、権力行使に憧れる。
だから、弟妹型は子分をつくりたがり、社会では親分子分の関係が好きで、上手に子分になり、同時に親分になりたがる。
ところが、女の場合、外で親分子分の関係がつくりにくく、家庭内で親分子分をつくる。亭主を子分にする場合も多いが、子供は確実に子分になる。

長子の母親は始めから親分面をしているが、長子で来ただけに、兼ね合いをつけることを知っている。また、自分も勝手にしてきたから、子供の勝手(自主判断)ということを理解する。

しかし、弟妹型の母親は、「権力行使」が治めること、秩序をつくることと思っている。子供を自由にさせず、反論を許さない。
それでいながら同時に、ワガママにさせることを、自由と人権を認めることだと取り違える。いずれにしても、子供の自主的判断力が育ちにくい。

こういう母親で育つと、長子は中間児のように、意見を言わなくなる。
つまり、母親が長子のマネをするのだから、長子が中間児になる。
常に母親の意向を気にし、自分の得になるように母親に同調する。
また、母親には反論しないが、外では母親の驚くような言動を取る。

兄弟関係 長子と弟妹(