明日から東京に行くことになっている。
目的は私の、神宮球場での花火と、和央ようかコンサート、
なのだが、かたちとしては家族旅行だ。
自分で企画しておきながらバチあたりなのだが、
私は実は、旅行の前日や当日になると、
たいてい、わ~ず~か~に、気分不良になる。
勿論、体は動くしどこかが急激に悪くなるワケではないのだが、
腸の具合がどうももうひとつとか、なんだか頭痛がするなとか、
そんな程度の、地味な体調不良を感じることが多い。
我ながら矛盾した話なのだが、要は旅行が負担になってきて、
行かずに済んだらラクだろうな、などと思えて来るのだ。
なら、最初から計画しなきゃいいのに、私はバカじゃなかろうか。
この傾向は、年を取ったからではなくて、二十代の頃からそうだった。
私はかなり出歩く人間だったのに、実に変な話なのだが、
若いときから、出かけるのに気分爽快だったことなんて、
数えるほどしかなかった。
単に、コンサートなどの日取りが決まっているから出発しただけで、
ポゴレリチを聴きに行くというのに、あんまり体調が良くない、
というのはしょっちゅう経験したし、
野音で清志郎を聴くのに、なんか気分悪くなりそ~と思ったことも、
幾度かあった。始まってしまえばそんなこと関係なくなったものだが。
ったく、私はどうなっているんだ、と、かねがね思っていたのだが、
先日、ネットを見ていたら、こういう、外出前限定の体調不良は、
割と普通に他の方々も経験なさっているのだということがわかった。
宝塚関係の掲示板で、「楽しみにしていた観劇なのに、
行くと思うとにわかに負担になり、いつも体調が悪くなる」、
というカキコミをしたヒトがあって、それに続いて、
「私もです」「同じです」
というレスが複数、続いていたのだ。
考えてみたら、不慣れで不自由なところに寝泊まりすることや、
人混みで思うように動けずにくたびれることは、
心身ともに(金銭的にも)、シンドくて当然なのだ。
それを思っただけで、出発前から憂鬱で、気分が悪くなって来る、
というのは、つまるところ、軽い心身症みたいなものだろう。
それを越えても手に入れたい楽しみがあるから出かけるわけで、
そうでなければ、家で寝そべっているほうが安楽に決まっている。
このシンドさを越えさせてくれる娯楽が存在しなくなったら、
私は、もうずっと、家でごろごろする女になることだろう。
というワケで、きょうも私はなんとなく低調なのだが、
私を呼び出してくれる、たかこ(和央ようか)さんが居ることを
とても有り難いことだと思い、旅行の支度を、さきほど終えた。
逝ってきます(爆)
Trackback ( 0 )
|