転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



父の眼科受診に付き添った。
某ホームから、馴染みの介護タクシーさんに連れてきて戴き、
車椅子に乗ったまま、眼科クリニックに入った。
その後、腰痛の具合はどうなのかと尋ねてみたが、
「ようわからん。あんまり歩いてみとらんけぇ」
との答えだった。
少なくとも苦痛で仕方ない、ということはなさそうだった。

父の出身中高から、本館建替工事にあたり寄付金を募る、
という案内が、先日、実家に送付されてきていたので渡すと、
出ている校舎や卒業生の写真をかなり丁寧に眺め、
「寄附はするんかね?」
と私が訊くと、
「せん訳には行かんじゃろう」
と寛大な返答であった。
今朝、父と同じ中高出身の後輩同窓生の転夫ころもんは、
「寄附?せんわいね!誰がするんね!?」
と吝嗇ぶりを発揮していたのだが(逃)。

父は糖尿病網膜症のレーザー治療を受けている最中なのだが、
検査室から漏れ聞こえてくる音声によると、視力は良いようだった。
「これは、何をすればええんかいね?」
と父は視力検査が始まるときに尋ね、看護師さんが、
「出て来るマルを見て、どこが切れているか、見えたら教えてください。
右とか上とか下とか」
と説明してくださるとそれは理解でき、
「下」「左」「上」
とスラスラ答えていた。
しかししばらく進むと、さすがに小さいマルは見えにくくなったとみえ、
父「ん~~~、……みぎっ!!」
看護師さん「正解です!!」
という会話もあった。
キレてないですよ~、というギャグをカマしたりは、さすがにしなかった(逃)。
父91歳、裸眼視力は、右1.0、左0.4であった。
これまでメガネを買ったことなど一度もなく、白内障も経験していない。
中年を過ぎる頃まで両裸眼視力1.5を誇り、老眼も無かった。
現在でも裸眼で書類の文字が読めるし、氏名住所など書ける。
どないな目ぇしとんねん、全く(^_^;。

肝心のレーザー治療のほうは、有り難いことに滞りなく進んでいるようであった。
高齢なので、負担にならぬように少しずつ治療しているそうだ。
治療の前にさした目薬の散瞳剤のために、
「見え方がおかしい、眩しい」
と苦情を言っていたが、特に機嫌が悪いということもなかった。
帰りも介護タクシーさんが来て下さり、別れ際に私が、
「お母さんは、どうしよるんね?」
と訊いてみたが、
「知らん」
とニベもない返答であった。
知らん訳がないだろうが、一緒に生活しとるのに(^_^;。
言葉を尽くして説明するのが、面倒なんだよね(^_^;。
「よろしぅ言うといて」
「あいわかった」
という会話で別れたが、ホームに着くまでに忘れていそうだな(汗)。

ということで、次回受診はまた2週間後。

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