転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



4月以降、ファブリックや壁材が一斉に値上げされる、
という報道を見て慌てて、この春からすべての計画に先んじて、
娘の部屋を一新することに専心してきた。
古びた壁紙を張り替え、15年来のカーテンを取り替え、
勉強机やボックス類など子供部屋さながらだった家具類を入れ替え、
ここに、娘の部屋は新しく生まれ変わった(涙)!

     

アーチ型、というのだろうか、丸屋根になった本棚は、
私の二十代の頃からの憧れであった。
今は亡き、住商Ottoのカタログに輸入家具が掲載されていた頃、
私はそこに出ていた○万円のラウンド屋根のブックシェルフに見とれ、
ボーナスが出たら、買う・買わない、……と幾晩も迷い続け、
結局、自分のお財布事情、及びインテリアセンスの自信のなさゆえ、
買わなかったというか、買えなかった思い出があるのだが、
その頃の夢を、満を持して今、叶えた。

中に飾ってある絵皿等は、頂きもののウェッジウッドのジャスパー、
私のウェディングドレスをミニサイズにしてトルソーに着せたもの
それに、娘の赤ちゃん時代の、何点かの写真。
私が買いためた、思い出多い洋書の類もここに固めた。
……洋書って、なんだかインテリア性が高いじゃないですか(^_^;。
しかしいつも思うのだが、どうして横文字というだけで
ペーパーバックがオシャレに見えるのか、考えてみると不思議だ。
新聞なんかも、英字新聞だと包装紙として格好良く見えるような。
なぜだ。単なる新聞紙なのに(笑)。
ちなみに、抽斗の中も衣類等でなく、文庫本が主体だ(^_^;。

反対側の壁にはデスクと、コモードというか、小型サイドボード。
デスクは、娘が是非欲しいと希望したアイテムで、
リーズナブルなアンティークの品を、家具屋さんで修理して貰った。
デスク椅子は、以前ダイニングで使用していた椅子で、
座面を張り替え、ハゲかけたところを塗り直して貰ったもの

コンソールではなく、抽斗収納つきのコモードにしたのは、
やはり収納力を考えたからで、中身は娘の卒業アルバムほか大型本。
壁には、絵画ではなく絵皿を飾ってみた。

壁紙は、部屋に入ったときの正面とその反対側だけを
ウィリアム・モリスの紙クロスにして、両サイドは普通の無地にした。
英国趣味で仕上げたいが、経済的には極める訳に行かないので
そこは、止め時を考えた(knew when to stop、という表現が
脳裏をよぎったぞ。なんしろ洋書を眺めたから)。
しかし十二分に、良い雰囲気は出せたと思い、満足している。
敷物は、サイズ的には小ぶりだが、繁栄を願って「生命の木」の織物。
デスクライトやスタンドなどは、ほかの部屋から持って来たものだ。
その他、壁のデコレーションのキャンドルホルダーは、
25年前に通販で買ったもので、官舎暮らしでは飾る機会が無かったが、
いつの日にかと思い続けて持ち歩き、今回、ようやく陽の目を見た。

娘の部屋から発掘された、私の判断で処分できない品々・紙々は、
クローゼットの中に箱に入れて積んである。
いずれ娘が帰省したら、分類して整頓しなおして貰いたいものだ。
デスク、本棚、サイドボードなど、抽斗各所、まだまだ空いている。

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