転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日は川崎市内のホテルで寝まくった(爆)。

前夜、ポゴレリチのリサイタルを聴き、
ホテルに戻って倒れ込んで寝て、夜中に一度起きたが
結局は朝というか正午まで覚醒せず、
それからパンを買いに一度外に出たが、
午後からまたベッドに戻った。
気力も体力も枯渇していた。

この日は演奏会がなく、夕方に娘と会うことになっていたので、
『武蔵小杉に着いたあたりでメールして下さい』
という文面を携帯から送信したあと、私はまた、
知らないうちに眠りに落ちていた。

午後4時過ぎに、娘からの
『武蔵小杉通過』
という連絡が来て、やっと本当に起きた。

午後5時頃に娘がホテルのロビーまで来てくれたので、
ふたりで川崎駅界隈に繰り出し、
彼女の希望で書店に行き、石焼きハンバーグの店で夕食を取り、
ユニクロでコートを買ってやり、
駅地下のスーパーでの買い物にも付き合った。

よくわからないが娘は楽しく暮らしているようだった。
先月の学園祭で、娘は似顔絵師として働いたのだが、
いろいろなお客様があって面白かった、という話をしていた。
娘によれば、目鼻立ちの小さい顔は特徴を出しにくいので難しく、
歌舞伎役者のように大ぶりで濃い顔だと、似顔絵にしやすい、
とのことだった。
「じゃあポゴレリチは描きやすい?」とフったら、
「ああええよ、メールで写真送って」と娘は笑った。
たいしたものだな(爆)。

ちなみに娘の言葉は相変わらず広島弁アクセントが混ざっていた。
私と喋っているからではなく、普段からそのままだと言っていた。
「完全になおすことは諦めた(笑)」
とのことだった。
まあ、フォーマルな言葉遣いと敬語さえきちんとしていれば、
普段の会話については何弁風だろうが『個人語』ということで
構わないだろうというのが私の考えでもあるので、
そのくらいで良いのではないかと思った。
フォーマルな言葉遣いと敬語さえきちんとしていれば、な(^_^;。

駅地下のフードコートで鯛焼きを売っている店があり、
娘はカスタードクリームの鯛焼きが好きだったことを思い出し、
「要る?買ってあげようか」
と言ったら、娘は、
「いや……、あれは良くない、と思う…」
と消極的だった。
娘は食べてみなくても、美味いかどうかは睨んだらわかると言った。
「私が、何年、鯛焼きソムリエをやっとると思うとる」
た、鯛焼きソムリエ……(^_^;?いや今初めて聞きましたけど…??
「これまで私が、幾度だまされ、どれほど欺かれ、……」
………???
娘には何か、私の知らぬ過去があったようだった(笑)。

この日の夜もまた私はホテルに帰って寝まくった。
家事も何もしなくて良いのだから、疲れを癒やすのみだった。
連日の演奏会でなくて、本当に良かったと思った。
これだけ枯渇していたら、たとえ演奏会があっても、
私はポゴレリチを受け付けなかっただろうから。

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