転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



クリスマス当日のきょう、世界平和記念聖堂の朝10時の
『主の降誕』のミサに行った。
せっかく近所に住んでいるのだし、
仕事仕事で全く余裕のない昨今だからこそ、強引にでも、
こういう時間を持たなくてはならないと思った(汗)。
高校生の頃から、24日の夜半ミサには幾度か行ったことがあったが、
25日の朝になってから日中のミサに行ったのはこれが初めてだった。

世界平和記念聖堂は建築家・村野藤吾の設計で、
門から聖堂までは参道のように、小さな美しい道がついていて、
ステンドグラスの窓は「松竹梅」のデザインになっているし、
高い天井から下がっているランプは蓮の花のかたちをしているしで、
随所に日本的かつ宗教的なモチーフが取り入れられている。
私は昔から、この聖堂の独特の雰囲気が好きなのだが、
クリスマスの時期になると毎年、ここには
いっそう濃やかな空気が満ちてくるような気がする。
やはり、集う人たちの祝福の気分が、教会の中にも外にも
溢れているということなのだろうと思う。

夜半のミサは第一ミサも第二ミサも毎年大変な人出になるのだが、
きょうの日中のミサも、大聖堂の席がほとんど全部埋まっていて、
日頃は来ない人や、それどころか信者でもない(私のような!)人達も
おそらく大勢いたのだろうと思われた。
しかしそれは単純に言って、好ましいことだろう。信仰を持っていなくても、
「クリスマスなのだから、教会というところに行ってみよう」
と多くの人達が考えるというのは、とても本来的で望ましいことだと思う。

世界平和記念聖堂:2013年クリスマスミサ(夜半・司教ミサ)(YouTube)
世界平和記念聖堂:2013年主の降誕(日中のミサ)(YouTube)

ときに、私はカトリックの教会に行くと、
女性信者がベールを被っているかどうか
いつも少し興味を持って眺めているのだが、
広島は相変わらず、割とベール率が高いような気がした。
私の隣の中年女性は、最初はずっとベール無しだったが、
聖体拝領の前になると、バッグからサっとベールを出して被り、
列に並ぶために出て行かれた。
神様や司教様の前に出るときには、特にベールを忘れないように、
というような、何か「礼儀」としての面もあるのだろうか?
と見ていて面白く感じた。

教会の掲示を見たところ、クリスマス25日午前0時には、
この大聖堂で英語ミサがあったことがわかった。
また、クリスマス時期にこだわらなければ、
英語ミサは通常でも、地下聖堂などで行われているということだ。
いつか、そちらにも出てみたいと思った。
日本語でも作法のわからないことが多いのに、英語ミサに出るなんて、
勝手がわからな過ぎてウロウロするかもしれないが(^_^;、
機会に恵まれているのに見過ごすのも、勿体ないという気がするので、
勉強のためにも、いずれは英語ミサにあずかろうと思っている。

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