転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



私は先週はこのうえなく勤勉に過ごし、確定申告も終わらせたし、
例の疼痛学会の論文の和訳も仕上げた。
すべては、この田村響のリサイタルを聴きに行くためだった。
仕事をし残したままでは出発しない、というのが
私の道楽人生における、若い頃からのポリシーであるっっ(自画自賛)。

今夜は疲れたので、明日、詳細を書きたいと思っているのだが、
遠征した甲斐のある、見事なリサイタルだった。
モーツァルト、リスト、ショパン、バッハ(ラフマニノフの編曲もの)、
ラフマニノフ、そしてアンコールにはメンデルスゾーンとショパン
……と実に幅広い年代と様式に目配りした選曲で、
自分の世界を積極的に広げて行きたいという田村氏の意欲が伝わってきた。
私としては、特にラフマニノフが、今の彼の力強さと安定感とに
非常によく似合っているように思ったのだが、
ご本人の評価はどうだっただろうか。

きょうの演奏会は、終了後にアフタートークという催しまであり、
司会者の進行で、田村氏が様々な質問に答えるという趣向になっていた。
作曲家への思いや、弱音を演奏するときのテクニックの話など、
聴き手としての私には初めて知ることも多く、興味深いものだった。
……のだが、彼は、喋ったら極めて真面目なヒトだった(^_^;。
もちろん、態度は丁寧だし敬語もきちんとしていて、
悪い印象など全くなかったのだが、
………オモシロかったわけでもなかった(逃)。

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