転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



(画像は、娘が文化祭パンフレットのクラス出し物用に描いたイラスト。
美術部の先輩のクラスも「お化け屋敷」で、同テーマだったため、
パンフでは先輩の作品と上下に掲載されてしまい、
先輩はめちゃめちゃ巧いので、自分のは恥ずかしかったと言っていた・笑)

今年のA中高文化祭、我々高1保護者の担当は食品バザーだった。
過去三年間はPTA役員だったので、文化祭前は物凄く忙しかったが、
今年私は初めて、一般の保護者として「お手伝い」だけをした。
過去三年間に較べたら、これはもう天国だった(殴)。

朝、エプロンと三角巾、マスクを持って、指定された場所に行ったら、
門を入って正面のところに設置されていたパン売り場のテントから
「おー!」
「おはよう~!」
と、見知った顔がてんでに手を振り、声をかけてくれて、
「なんでこっち側に居ないのよ~」
「なに気楽なことやってんのー」
と話しかけられ、皆、昨年までの役員仲間なものだから、つい私も、
「いや~それほどでもぉ♪」
などとさっそく喋っていたら、
「こっち、こっち!」
と、隣のコーヒーのテントの役員さんから呼ばれた。
そうだった(^_^;)。
私の仕事は油を売ることではなくコーヒーを売ることだった。

と言っても、コーヒー担当の役員さんたちだって、
ひとりは過去三年間苦楽をともにした役員仲間であり、
もうひとりも、中1のとき一緒に役員をやった人が今年復活していて、
更に、隣接の紅茶のテントの中も去年やその前の役員仲間ばかりで、
「おや転妻さん、今年はお手伝いさんなんスか」
「こっちに一緒に座ってないと違和感ありますねえ」
などと、結局は同じ話題だった(^_^;)。

食品バザーとしてのコーヒーは、一杯200円で、
役員さんが金銭のやりとりのために座っていて、
私たち「お手伝い」を志願して来た一般の保護者は、
コーヒーを淹れてお客様にお出しすることと、
裏でコーヒーをつくってポットに詰めることが仕事だった。
このバザーのために近所のド○ールからレンタルして来た、
大きなコーヒーメーカーが二台あり、
両方あわせれば二十杯分が一度につくれるようになっていた。
これらコーヒーメーカーを、前の日に役員さん達で、
○トールの店舗から台車に乗せて運んできたそうだ。

家庭や職場にあるコーヒーメーカーと、使い方は同じだったが、
保温のランプが消えているときは、水を入れ始めてはいけないとか、
機械の機嫌によって、水1500CCを一度にセットしようとすると溢れるので、
様子を見ながら入れないといけないとか、注意事項も少しあった。

一緒に組んで作業をした、ほかのお手伝いの方もとても良い方だった。
おもに私がコーヒーをつくってポットに詰め、
彼女がお客様とのやりとりをする、というかたちに、ごく自然になり、
注文が多いときは私も同時進行で一緒にサービスができるよう、
ポットと紙コップの置き場も二箇所に分けて、流れが良くなった。
昨日は曇天で寒かったので、その彼女と私とで、
向かいのジュース売り場を眺めながら、
「きょうは、ジュースやアイスは売りにくいかもしれないですね~」
「昨日なら良い天気で、じゅうぶん温かかったのに、残念ですよね~」
という会話をしていたら、やはり役員仲間で知っているあるお母さんが、
小学生くらいの男の子を、こっちよ~と案内しながら
私達の前を通り過ぎ、ジュースのテントに行った。

「家の、下の子?」
と私達のテントの役員さんが声をかけると、彼女は、
「うぅん、迷子なのよー」
と言いつつ、ジュースを買わせると、
またもとの西校地のほうに帰って行った。
「ああして見ると、彼女のほうが人さらいみたいだね」
「迷子って言ったよね」
「なら、なんでジュース買わせよるん」
しかし、忙しいので、誰もそれ以上は追求しなかった。
迷っていたあの男の子は、あれから無事に家族に出会えたのだろうか。
あのあと、校内放送などは、特に聞かなかったような気がするが(笑)。

コーヒー売り場は、やはり昼に向かってお客さんが増えた。
お客さんが立て込むだけでも慌ただしいのに、中にはひとりで、
「コーヒー、9つお願い」
ととてつもない数の注文をする人がいて、
私たちは総出でコーヒーを淹れ、死にそうになった。
セルフにして貰いたいくらい、アセった。
しかしこの頃になると、私達はすっかりコーヒーの扱いに慣れ、
コーヒーメーカーの使い方やポットのコーヒー補充のタイミングや、
ゴミの捨て方、空きペットボトルの置き方・収集場所への出し方などを
ほかの人に指導できるまでになった。
実際、私は昼前に来られた午後の交代要員の方々に、
コーヒーのテント内での仕組みや、仕事内容の一切を、
お教えしてから、帰った(^_^;)。

久々に、PTAで集まって作業するのは、実に楽しかった(爆)。

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