転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
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HN「転勤族の妻よしこ」、筆名「山田亜葵」。家族は、転夫まーくん(またの名を「ツアコンころもん」)、転娘みーちゃん(1995年生まれ。首都圏在住。会社員)。
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雑日記
/
2006年12月04日 12時38分33秒
ネットサーフィンして掲示板やブログなど見ていると、
定期的に出ているのが、
「『夫』を『主人』と呼ぶのが嫌。人からそう呼ばれるのも嫌。
私は夫に仕える身ではない。夫婦は対等」
というような、当該男性の配偶者にあたる女性の方のご意見だ。
もう何十年も議論して来たのではないかと思う話題だが、
未だ、良い用語がないので決着がついていないらしい。
私自身はこの日記でもさんざん書いている通り、
日常、我が家の話題に関してはほぼ常に『主人』と言っている。
私は概して、慣用というものに関して寛容だ(駄洒落だ・殴)。
というか、私は時と場合によって最適な呼称を選ぶのが良いと思っている。
例えばフェミニストの集会の場なら、『主人』を連発する気はないが、
社宅で上司夫人とお話する際に『お宅の御夫君は』『配偶者様は』などと、
社会通念に挑戦するのもおかしかろう、と思うわけだ。
以前の『
子供
』の表記と同様、私は私なりに、
使い慣れた言葉への愛着もあるので、自分に関する限り、
改めようとは今のところ思っていない。
それに第一、私が度し難く態度のビッグな配偶者であることは明白なので
「私は、夫に隷属している身ではない!」
と、もし私が言ったとしたら、
非常にタチの悪いジョークにしかならないだろう。
贔屓のために聖地巡礼に出たり、東京までポゴレリチを聴きに行ったりして、
御飯の支度もせず、しょっちゅう家を空ける『奴隷』って、一体。
しかもその費用は『主人』が出し、誰も疑問にも思っていないという(笑)。
だがこれは勿論、私個人の感覚の話なので、もしも、
「私の配偶者を『主人』などと言わないで下さい!」
と強固に主張なさる方があれば、その方に関しては、
二度と「ご主人様」などと申し上げないように気をつけ、
「御夫君」でも「夫さま」でも「パートナーの方」でも、
どのようにでもご指示の通りに呼ばせて頂きたいと思っている。
ただ、「『主人』は良くない言葉なので『旦那』と呼んでます」、
という人が結構いるが、それは全く恣意的というか、
ひどく主観的な判断なのではないか、と私は感じている。
そもそも『主人』をなぜ嫌うかというと、この語に、
「自分の仕えている人。雇い主」の意味があるからで、
自分は奴隷や使用人ではない、というのが妻側の主張なわけだが、
それを言うのだったら、『旦那』だってかなりヤバい語だと私は思う。
『旦那』は、『主人』同様に「奉公人が主人を敬っていう語」のほか、
「女性と特別の関係をもち、生活の面倒をみている男。パトロン」
の意味さえあって、なかなかイロっぽいニュアンスのある言葉なのだ。
自分の主義により、夫を『主人』とは呼ばない、
というほど高い見識をお持ちなら、
『旦那』にも同様の嫌悪感を抱いて然るべきではないだろうか。
そういう思想的な背景などとは無関係に、純然たる習慣とか、
『旦那』という響きを特に気に入って、という人なら結構だけれど。
そういえば思い出したが、以前某掲示板でこの話題が出たときに、
自分は、自分の配偶者である男性をどう呼んでいるか、
という話になって、多かったのは前述の『旦那』だったのだが、
中に、『家人』と呼んでいる、と書き込みがあった。
「かじん」。続柄を明言する語ではないが、性別や年齢に言及せず、
単なる「家族」を表すことができるので、中立的という長所はあるだろう。
すると、これに対して、
「なんと読むのですか」
と質問した人があった。しばらくして、同じ掲示板を覗いてみたら、
「
けにん
、でしょ」
というレスが、ついていた。
う、うまい!!!
これだからネットサーフィンは、やめられません(^_^;)。
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