You stopped and smiled at me
And asked if I'd care to dance
I fell into your open arms
(直訳:あなたは立ち止まって私に笑いかけ、
踊りませんかと誘った
私はあなたの広げた腕の中に倒れ込んだ)
のあたりなど、内容的には男女が逆では?と、中学生の私は考えた。
女の腕に男が飛び込む??
そしたら、一緒に倒れて、女が後頭部強打、とか・・・(違っ)
で、これについては、私は高校生になったとき、ハタと思いついて、
あれはやっぱり、女性一人称の歌だったんだ!と結論づけた。 世良公則(YouTube)やチャゲ&飛鳥やアリスが、「あたい」「わたし」と
女性の歌を格好良く歌ってなんの違和感もなかったので、
そうか、BCRのアレもそーゆーたぐいだったに違いない!と、
自分で勝手に解釈してひとり悦に入っていたのだった。
私は自分のこの考えを、相当、気に入っていたものだったが、
なんのことはない、BCRのは女性歌手の歌が原曲だったと後に知った
(ダスティ・スプリングフィールド(英)のソロ・デビュー曲。 I Only Wanna be with You(YouTube)、1964年)。
余談だが、70年代には、KISSのアルバムLove Gunにおいても、
クリスタルズの往年のヒット曲Then He Kissed Me(YouTube)がカバーされ、
KISSなりのアレンジで収録されていたのを私は今でも覚えている。
尤も、こちらの場合は確か、ハッキリと、男性側の歌うものとして、
タイトルもサビもThen She Kissed Meに変えられていた筈だ。
ポース・スタンレーの野太い声で聴くのはなかなか面白かったものだった。
内容的には、やはり少々無理は、あったけれども(^^ゞ。