転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



永ちゃん所属の東芝が音楽事業から撤退(日刊スポーツ)
『東芝は14日、矢沢永吉(57)松任谷由実(52)宇多田ヒカル(23)ら人気歌手が所属する東芝EMIの株式を英EMIグループに売却することを発表した』
『東芝は07年度上期に保有株すべてを約210億円で譲渡し、音楽事業から撤退する』
『東芝は、米原子力大手の買収や半導体生産の拡大に巨額投資を続けるため、主力事業に関連が薄い事業の切り離し、縮小を進めていく方針』

東芝EMIが、ついにそういうことになったのか。
東芝EMIといえば、清志郎ファンとして忘れられないのが、
RCサクセションのアルバム『COVERS』を突然、
この会社が「発売中止」にしてくれちゃった一件だ。

今の若い人はご存知ないと思うが、88年の夏のこと、
忌野清志郎の書いた、反核・反戦・反原発の歌詞が、
原発関連事業に力を入れる東芝親会社の意向と相容れないというので、
それらを収録した彼らのCD『COVERS』が、発売日を目前に、
あやうく葬り去られそうになった事件があったのだ。
あのとき、東芝EMIが全国紙に打った広告
「素晴らしすぎて発売できません」
は今でも記憶に鮮明に残っている。

(尤も、RCサクセションはこれで東芝EMIと袂を分かち、
一連の騒ぎと話題性の御陰で、このCDそのものは、
のちにキティレコードから改めて発売になったときには、
オリコン初登場1位だったのだけれど(^_^;))。

なんのことはない、東芝というのは、あの頃から、
音楽よりアーティストより、原発を取る会社だったのだ(--#)。

RC SUCCESSION - SUMMER TIME BLUES~LOVE ME TENDER(YouTube)

Trackback ( 0 )