転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



気になっていた佐伯区の舅宅に、やっと行くことが出来た。
多忙の挙げ句に先週寝込んだので7月16日以来行っていなかった。

着いてみたら、舅宅の庭が大変なことになっていた。
ありていに言えば、ジャングルだった。
これまでも、来るたびに草を抜いてはいたのだが、
私が寝込んでいる間に、雑草どもの成長が私を出し抜いたのだ。
今月のお盆休みに、一週間ほど舅宅で過ごす予定なのだが、
その際、私の大仕事は「草抜き」になりそうだ、とわかった。

次に姑のいる特養に行ったら、姑は相変わらず、
いや、いつも以上に元気そうになっていた。
顔がツヤツヤとして、全身から輝く生気を発散しているかのようだった。

姑「カミは、いけんのよ」
私「カミ?髪の毛ですか?」
姑「かめ!
私「カメ・・・(^^ゞ。動物の?♪もっしもっしカメよ~の?」
姑「そう!」

姑息にウケを狙ったのだが、私の歌は少しも可笑しくなかったらしく、
姑は笑ってくれず、ただただ大変真剣に肯定した。

私「カメが、いけないんですか?」
姑「ええ天気になったね」

残念だが脳のほうからは曖昧な生気しか出ていないようだった。

寮母さんの話では、姑は最近、体調が良く、食事が進むので、
今までのおかゆから食事内容をちょっと上げて、
このごろは柔らかく炊いた御飯と、粗刻み程度のオカズ、
という組み合わせにしているのだそうで、しかもそれを、
気分の良いときなら自分で、箸を使って食べられるようになったそうだ。
これまではスプーン主体で、介助もいろいろ必要だったのに!

この暑いのに、食が進むとは、ばーちゃん、たいしたもんだ!
それなら今度からは、離乳食みたいなメニューじゃなくても、
普通の御飯が、家でも割と楽しめそうだね。良かったですね。
でも去年、四十九日法要で仕出し弁当を取ったときに、
姑は完食した挙げ句、お腹をこわしてしまって大変だったので、
今回は慎重に進めなくては(^^ゞ。何にしようかな。

ともあれ、姑はとても元気そうで、見た感じも活動的だった。
これなら、朝夕の涼しい時間帯、外に出てみてもいいかもしれない。
私が草抜きするとき、車椅子で、ジャングルに一緒に出て貰おうか。
ばーちゃんにも出来そうなことが、何かないかな。

・・・と一瞬、考えてみたが、
もし私が、とんちんかんなカメの話を聞きながら、
耕耘機のように草抜きをしたならば、心身ともに消耗するだろうし、
やがて気づいたときには姑が背後で半裸になって立ち上がっていた、
なんて展開になったりしようものなら、
私の頭からも生気がことごとく抜けそうな気がしたので、
この計画は、とりあえず、思いとどまった。

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