すーさんの山日記

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天切り松 闇がたり

2006-11-03 00:46:27 | 読書
闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉

集英社

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浅田文学の真髄ここにあり。ぜひ読んでみてください。
あまり今時じゃあないかもしれない。
粋、侠気(おとこぎ)、義理人情。
大正時代の東京を舞台に活躍する義賊「目細の安吉」一家の物語である。
あまりぐだぐだ解説しても仕方ないので、文庫本第2巻「残侠」より抜粋。
「男てえのは、理屈じゃねえ。おぎゃあと生まれてからくたばるまで、俺ァ男だ、俺ァ男だと、てめえに言いきかせて生きるもんだ。よしんばお題目にせえ、それができれァ、理屈は何もいらねえ。さ、言ってみな」
「俺ァ、男だ」
「もういっぺん」
「俺ァ、男だ。俺ァ、男だ」

文庫本全3巻
コメント
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