インカトレイルの後は、マチュピチュ遺跡の背後にそびえるワイナピチュ登山。
こんな急峻な山の何処に道があるのかと思いますが、行ってみれば、けっこう立派な登山道があるんです。ただし500人/1日の入山制限で予約制につき、ふらっと行って登ってみるわけにはいきません。面倒ですが。
登山道があるとは言え、息もつかさぬ急登続き。
登りも下りも1時間。時間は短くてもぎゅっと詰まった2時間の登山。
山頂部は遺跡になっていて、時計回りの一方通行。去年から時計回りになって随分と恐怖感が少なくなりました。それまでは、写真のステップは下りでした。
この写真も以前は下り。高所恐怖症の方は、ここで動けなくなる方もいましたっけね。右側に下の景色がよーく見えて、恐怖感が半端じゃありませんでした。
一方通行を逆回転にしたことで、ずいぶん流れがスムーズになりました。健脚の方なら1時間もかからないでしょう。
ワイナピチュ山頂からのマチュピチュ遺跡の俯瞰。
と言っても、慎重に下りないと重大事故になりかねません。
ワイナピチュ登山の後、マチュピチュ遺跡の見学をざっと見てペルーレイルでオリャンタイタンボ、バスに乗り換えてクスコへと戻る。
クスコの夜は、フォルクローレとダンスショー。元々あった民謡に、スペイン人が持ち込んだ楽器やリズムが融合して南米独特の哀愁漂う調べとなる。
ディナーショーに訪れるお客さんは世界各地から。さすがは世界の観光地クスコ。
6/24は南米三大カーニバルの一つインティライミ(太陽の祭)。大勢の人が世界各国から集まれば、ビジネスチャンスも生まれます。小さな商売も案外バカにできない!こんな旗がよく売れること!
祭りはインカ帝国の中心・コリカンチャ神殿(サントドミンゴ教会)からスタートです。インカ王の登場を今や遅しと群衆が待つ。
王の登場で周囲の盛り上がりは最高潮に達し、冬至の太陽を浴び、身につけた金の装飾品が放つ光りはまさに太陽の子としての王の威厳そのものだ!
祭りのクライマックスは、クスコの市街地から少し上がったサクサイワマン遺跡で。有料の客席は下、無料は上。ここにも格差社会の縮図。
インカ当時はインカ帝国なんて言いませんでした。当時はタワンティンスーユと言い、4つの州という意味。4つの州を代表した踊り手が神官の合図とともに踊り、王の掛け声とともに太陽に祈りを捧げます。
大掛かりな学芸会というような言い方も出来なくはないですが、演じている人たちは真剣です。気迫が伝わってきます。
神輿に担がれて登場する女王様。もちろん本物の女王様ではなく役者さんですが、それっぽい人見つけてくるもんです。いかにも慈悲深そうな。
インカの王。今までの王様役の役者さんが交代し、新しい王様。新しい王様もやはり威厳たっぷりでいい雰囲気出てる!
というような、ペルーの旅。食べ物は美味いし、治安もまあまあだし、時間をかけて旅してみたい国ですね。
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