息子が「父の日に何が欲しい?」と聞くので、バケツ型のレディボーデンのアイスクリームが食べたいと言いました。
子供の頃、レディボーデンのアイスクリームはすごいごちそうで、あれを家族4人で分けて食べたことがありました。
これを一人で全部食べたいと思いました。
なぜか突然レディボーデンのアイスクリームのことを思い出した。
レディボーデンの、欧米の豊かな生活をイメージさせる映像(かすかな記憶)と、メロディにのせて歌われるブランド名のコマーシャル。
チューチューとか、王将アイスとか30円くらいでアイスを買っていた子供には、あまりにも世界観の違う、憧れのアイスクリームでした。
今でも売られているのか知らなかったけれど、突然食べたいと思いました。
息子はレディボーデンを知らなかったし、父の日までにレディボーデンは見つからなかったけれど、後になって妻がどこからか見つけて来た。
バケツがイメージよりもかなり小さいような気がするけれど、今も売られていて健在なのに感動しました。
製造、発売元のロッテのホームページのレディボーデンスペシャルサイトを見ると、シニア世代に訴求するアイスクリームとなっていた⁉
それから我が家ではレディボーデンが冷蔵庫に常備されて、夕食後のデザートとしてスーパー猛暑のオアシスのような存在になっています。
現在コンビニで買える高級アイスクリームの定番はハーゲンダッツですが、レディボーデンはハーゲンダッツよりも濃厚な味わいで、それだけは子供の頃の記憶のままでした。
子供の頃、レディボーデンのアイスクリームがあるような豊かな欧米の暮らしに憧れを持っていた。いい齢の大人になって、万年筆に同じようなものを見ているような気がします。