山口瞳の「行きつけの店」という本を読みました。
本のタイトルからすると、私たち庶民には一生に一度行けるかどうかの高級店を列記して、その高級店を行きつけとしているという自慢話かと思いがちですが、その内容は高級店、庶民的な店関係なく、山口氏が信じた店への優しい気持ちと、店とお客というお互いの立場を超えた関係がさりげなく書かれていました。
山口氏が店を行きつけとする条件は、味や格式ではなく、店で働く人の気働きです。
味が良いのは当たり前で、店の人たちがお客を気遣う気働きに感心して、その店に通い始めるそうです。
気働きのある店には熱狂的なファンになる著者ですが、シャキッとしない、本気でない店には容赦がなく、そこに歯切れの良さを感じます。
店は名前でなく、人で選ぶという著者の考え方に大いに共感するとともに、私たち、店で仕事をさせていただいている人間にとって最も大切なことを教えられました。
気働き=気が利く というような意味はお客が望んでいることを何も言われなくても先回りして行うことは、サービス業として最も難しく、お客様のことをいつも気にかけて、見ていて、創造力を働かさないとできませんが、それができて一流だと言っていただけるのだと思います。
気が利かない店はいずれお客様に見放されてしまいます。
お客様の意向を先回りしたいと思っていますが、まだまだです。
本のタイトルからすると、私たち庶民には一生に一度行けるかどうかの高級店を列記して、その高級店を行きつけとしているという自慢話かと思いがちですが、その内容は高級店、庶民的な店関係なく、山口氏が信じた店への優しい気持ちと、店とお客というお互いの立場を超えた関係がさりげなく書かれていました。
山口氏が店を行きつけとする条件は、味や格式ではなく、店で働く人の気働きです。
味が良いのは当たり前で、店の人たちがお客を気遣う気働きに感心して、その店に通い始めるそうです。
気働きのある店には熱狂的なファンになる著者ですが、シャキッとしない、本気でない店には容赦がなく、そこに歯切れの良さを感じます。
店は名前でなく、人で選ぶという著者の考え方に大いに共感するとともに、私たち、店で仕事をさせていただいている人間にとって最も大切なことを教えられました。
気働き=気が利く というような意味はお客が望んでいることを何も言われなくても先回りして行うことは、サービス業として最も難しく、お客様のことをいつも気にかけて、見ていて、創造力を働かさないとできませんが、それができて一流だと言っていただけるのだと思います。
気が利かない店はいずれお客様に見放されてしまいます。
お客様の意向を先回りしたいと思っていますが、まだまだです。
ありがとうございます。
間合い、あるいは呼吸かな?とても大切なことですね。それが合っていないといくら言葉を交わしても、心に入らない。逆に呼吸が合っていると交わす言葉は少なくても心が通うことというのはあります。
どんな仕事もそうですが、接客は奥が深いですね。