元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

人との出会い

2016-06-12 | 仕事について

人と人との出会いは、出会おうと思ってもなかなか出会えるものではなく、ある日突然、でも何らかの必然や過程があってあるのだと、今までの経験で思います。

ある日突然その人が私の前に現れて力を貸してくれたり、相談に乗ってくれたりする。

社会人になってから今まで本当にたくさんの人の世話になってきたと思っています。

その人たちを誰一人忘れてはいないと思うし、今でもことあるごとに思い出して感謝しているけれど、多くの人とは疎遠になってしまった。

ライフサイクルが変わったとか、いろんな理由があるけれど、自分の至らなさが自分を見込んでくれた彼らを遠ざけてしまったのではないかと思っています

何となく面白そうなヤツだと思ったけれど、大したことなかったと思われて、皆離れてしまったのかもしれないと思うと自分の力不足を申し訳なく思うし、期待に応えられる人間になりたいと思う。

しかし、はじめに私が上手いこと言ったわけではなく、相手が勝手に買いかぶっただけだとも思っている。

関係が長く続いている人とは無理することなく自然に関係が続いている。

人との出会いにおいてあの人と組めば金儲けできそうだとか、安泰だとか頼るような気持ちや、お金が絡むと長続きしないような気がするし、上手くいかないような気がします。やはりお互いの人柄から一緒にいたいと思って、お互い様の関係でないと長く続かない。

何か交流会のようなものに出掛けて行ってビジネスチャンスをつかむということを貪欲にすればいいのかもしれないけれど、知らないところに行って、自分の話を聞きたいかどうか分からない知らない人に自分のことをいろいろ話すような不躾なことはしたくないと思ってしまう。

だから店は成長もせず、ずっと変わらないのかもしれないけれど、店を良くしたいという気持ちはいつも持っているので、自分なりのやり方でやっていきたい。

今自分と交流を持ってくれている人たちに、伝わりにくいけれどいつも感謝している。