元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

言葉でつくせないこと

2017-08-14 | 実生活

口下手で、心の中でモヤモヤしてもなかなか言葉に言い表すことができないことがよくあります。

それをボキャブラリーが乏しいと言うのかもしれないけれど。

スタッフには辛いかもしれないけれど、仕事の内容だけでなく普段の立ち居振る舞いなどおかしいと思ったら、躾のつもりで言おうと思っている。

私ができているわけではないけれど、私以上にお客様から支持される人間になってもらいたいと思っているので、変な癖は直しておきたい。

お客様や人への反応、態度、言葉などおかしいと思ってもどうおかしいのか言葉で上手く表現できないことがよくあって、私の言い分としては「おかしいと感じるからおかしい」としか言いようがないけれど、これを言われても素直に「はい」とは言いにくい。

しかし彼は人柄が良いので(これは我々の仕事において何よりの武器だと思う)私の気持ちを汲んでくれて、「はい」と言うだろうけれど、それが不憫な気はします。

言葉に言い表すことができないと言えば、これは私の勝手な意見で真面目に聞かれても困るし、偏った考えでまた変なことを言っていると笑ってくれたらいいけれど、最近大流行していて、電車の中にも広告が出ているある漢字ドリルについてモヤモヤしている。

子供たちが楽しく漢字を覚えることができると評判で、親御さんも大喜びでさせているらしいですが、漢字以上に身に付けないといけないたしなみのようなものはないのか、これは大人が子供に媚びているのではないかと思っている。

 

励ます言葉も難しく、私はあまりいい言葉を持っていない。

例えば災害に遭った人に対して、どう言っていいのか分からない。頑張れとか元気を出してなんて私には言えないけれど、それを言葉にしている人は私のつまらない迷いを乗り越えた人だからすごいと思う。だからといって黙っていていいはずはないけれど。

このあたりのことはたまに本を読んでいると、言い表していることがあるので、そういう言葉に出会った時はとても嬉しくなるし、私のモヤモヤを事も無げに言い表してくれる人もいてすごいと思います。