元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

姫路

2015-04-12 | 実生活

定休日の水曜日、寒い日が続いていましたが、午後から晴れると予報されていましたので、姫路に出掛けてきました。

改築したばかりの姫路城はすごい人出だと聞いていましたので、加古川で早めの昼食を摂った後、書写山円教寺に行きました。

2号線を夢前川まで走り、川沿いに北上するルートで見る姫路の街は明らかに神戸とは違う風情があり、この姫路の地方都市の風情が私が学生の頃から好きでよく訪れていました。

息子が1歳半くらいの時に、亡くなる直前の義理の母と妻の4人で行ったきりで、それは19年ほど前になるので、ロープウェイくらいしか覚えていませんでした。

帰ってきて写真で確認しましたが、当時大型の馬車がありましたが、それがバスに変わっていました。

普通の住宅地に見えるところにロープウェイ乗り場があり、山に上がると姫路の街や瀬戸内海の島々、明石大橋などが見渡せる。

歴史的なものに興味がなくても、本堂の迫力は明らかに中世以前に建てられたもののものだと分かるし、山中に点在しているいくつかの建物は何となく大らかな、開放的な仏教のあり方を示しているような気がしました。

写真を撮りながら、それらを見て回るのに1時間40分ほどかかりましたが、家族3人で楽しく散歩できたと思いました。

帰り道、お客様のFさんの花屋さんの前を通って、姫路城の方に向かいましたが、今しか見ることができない桜の花の背後の真っ白い姫路城を見ようと、世界中から人が来ていました。

確かにすごい人手でしたが、皆幸せそうな、観光地独特の雰囲気があって、そんな光景を見ていると明るい気分になります。

姫路の街はすぐ近くに、わざとらしくなく各時代の歴史が感じられる街だと思っています。
自宅から1時間もかからずに行くことができるけれど、遠くに、違う地方に来た気分が味わえました。