元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

文章を書き起こすためのノート

2008-11-11 | お店からのお知らせ

1000字以上のある程度の文字数の文章を書く時にこのノートを使うようにしています。
このノートのことは、初版のバイキングフールス紙を使っていたものの時から知っていて、その紙の良さは分かりましたが、当時の私にはその罫線の妙が分かりませんでした。
昨年店を始めた時に、万年筆クラブの中谷会長にお願いして仕入れさせていただいて、販売するようになってから再び使うようになりましたが、とても使いやすい文章を書き起こす人のためのノートだと思いました。
紙質は以前のバイキングフールス紙ではなくなっていて、違うフールス紙になっていましたが、バイキングフールス紙の鋭いと思えるほどの滑りの良さよりも、新しい紙の柔らかいペン当たりと程よいにじみの方が好みで、万年筆で書いてとても気持ち良い紙だと思いました。
しかし、このノートで最も優れているのは、その罫線のレイアウトです。
少し黄色っぽい紙に薄いブルーで印刷された罫線は8mm罫で、中字の万年筆でピッタリと納まる太さです。
そして、ページの横と上下の罫線の外に、大きめの余白があり、これが大変便利でした。
文章を書き起こす時、テーマが決まって、頭の中で何を書くか決まった時一気に書き続けることもあると思いますが、そんな時には書きもれがあったりするものです。
後から読んだ時に、その書きもれを書き足したり、詳細な説明を加えたり、記述を変えたい時など、文章の質を上げたい時に役に立つことが分かりました。
こんなふうに使うことができるノートはあまりないと思います。
様々な文章の締め切りが迫り、アタフタしながらこのノートについてご紹介しました。https://www.p-n-m.net/contents/products/PG0003.html