膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

お教室新年会 上賀茂秋山  第1弾

2015-01-17 17:39:06 | 食道楽ランキング

一昨日は1回目のお教室新年会。
今年の新年会は上賀茂秋山さん。こちらのお店はカウンター12席なので、1回では入りきれず、2回の開催です。
私は2回行きます・・・・・。まぁ、2回目は半月後ですから。。。

というわけで1回目は貸切ではなく、普通のお席に入れていただきました。
実はお昼は初めて。今まで、夜ばかりだったのですが。。お昼も楽しみです。

12時一斉始まりなので、少し前に。

               

夜は明かりが灯されて風情ある門構えなのですが・・・。お昼はまた違った趣。

お待ち合いに通され、かりん茶を頂、お席へ。

              

お昼は向うのお庭が見えるのですね。。手前の台の上には立派な聖護院かぶら。よく育ってます。

お料理の準備も着々と。真ん中がご主人の秋山さん。久しぶりにお目にかかります。若い衆は始めてみる方ばかり。なじみの人はもう一人だけです。

              

1品目  酒粕汁。

              

この日は冷たい雨で、寒い~~。こんな温まる1品での始まりはうれしいです。秋山さんも「ほっとするでしょ。。」って。
飯蒸しの下にはお大根、日の出に見立てた金時人参、焼いた慈姑、ほうれん草、雲子。雲子には 柚子。
飯蒸し、少し入ってるともっちりと美味しいです。お餅より軽い感じでいいですいね。お雑煮のようなそれに近い創作椀物って感じ。

2品目  蟹真丈の椀物

             

こちらも温まる一品。お大根と金時人参が熨斗のように。この日は小正月。まだおめでたい感じ。蟹真丈には、なんとジャガイモがサイコロ状になって入ってます。食感風味が珍しく楽しい一品。真丈って実はあまり得意ではないのですが、こういう風に飽きずにいただけるのはうれしいです。水菜やほうれん草の軸も。以前に比べて薄味。いいお出汁で美味

3品目  お造り等の盛り合わせ。

             

いつもの美しい盛り合わせです。松葉がお正月らしいです。
お造りは、チヌ、ブリ、舌平目。チヌは藻塩や柚子、ぶりはおろししょうがとお醤油。舌平目はなんと細かく切ったルッコラと和えてあります。
ルッコラは大根と同じ科。そういえば、お花が良く似てます。なので、お魚に合わせてあるそうです、
サザエの器にはチヌのあらを焼いてほぐし、ロマネスク等と和えたもの。焼いたのも美味。


赤い器は蓋を開けると

             

これも季節の味で、すぐきの葉を細かく刻んだものとしらす、みつばとの和え物。すぐきの酸味と塩味がなんとも美味。すぐき大好き!

写真忘れましたが、太刀魚の炙りも追加で。

あと、ブリの腹身の炙り

            

溶きからしがとろりと。身はしっかりですが脂が美味。

4品目  牡蠣の聖護院かぶらのすり流しにゅう麺

            

またまた温まる一品。かぶらのすり流し、甘味もあり美味しいです。葛仕立てなので温まるし。にゅう麺もとろとろしていて美味。牡蠣は粉をはたいて焼いてます。芳ばしくって、味がしまってます。ふきのとうがあしらわれ、雪の中に春を感じる一品。焼き葱も入ってます。お気に入りのお料理です。

5品目  鶏すき

            

少し濃い目の割り下で丹波鶏と麩、赤い近江こんにゃく、お葱もたっぷりです。初めは溶き卵につけてすき焼きのようにいただき、途中で小鍋に玉子を入れて卵とじに。親子丼のようです。黒七味も添えて。色んな味が楽しめてうれしいです。
ご飯も炊き上がり、熱々のほかほか。秋山さんはいつも炊き立ての白ご飯なんです。それがいいんです。
ついついご飯がすすみ、白ご飯2杯、おこげも。食べすぎです。でもご飯が美味しくて。。。美味しくいただけることは幸せだとつくづく思いました。

デザートは椿饅頭

            

道明寺に中は漉し餡、柚子も。冬らしいお菓子です。お昼はお抹茶はなく、これで終わりです。

お昼もとっても楽しめるお料理。なかなか予約が取り難いですが、またお伺いしたいです。って月末には第2弾です。この日は貸切です!
節分風のお料理になるのかな??
楽しみです!

 

ご一緒した皆様にもよろこんでいただいて、本当によかったです。
奈良からは少し遠くて大変ですが、頑張って来たかいあります。

また皆様ご一緒しましょう!