日韓、慰安婦問題決着で合意 最終的かつ不可逆的解決を確認
2015年12月28日 17:09
2015年12月28日 17:09
【ソウル共同】岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は28日午後、ソウルで会談後の記者発表で、従軍慰安婦問題の決着で合意したと明らかにした。岸田氏は「軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた。日本政府は責任を痛感している」として、安倍晋三首相が「心からのおわびと反省」を表明すると述べた。元慰安婦への支援として韓国政府が財団を設立し、日本政府が10億円を拠出。両外相は慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に解決される」と確認した。
日韓間における最大の懸案の一つである慰安婦問題が、国交正常化50年の今年中に決着で合意したことで、関係改善の流れは本格化する。
(共同通信)