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全世界にとって非常に喜ばしいニュース」だとしたうえで、「金委員長との会談を待ちわびており、朝米首脳会談でも非常に良い成果をあげられるだろう」

2018-04-30 | 板門店宣言を歓迎する
トランプ米大統領「朝米会談3~4週以内に開かれるだろう」
登録:2018-04-29 22:20 修正:2018-04-30 07:02


文大統領と電話会談…時期繰り上げ朝米会談場所も2~3カ所に絞る 
大統領府「北朝鮮や米国、板門店ではない」

                    
文在寅大統領とドナルド・トランプ米大統領//ハンギョレ新聞社

 大統領府が29日、朝米首脳会談と関連し、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領が28日の電話会談で、(会談場所の)候補地を2~3カ所に絞った」とし、「北朝鮮や米国、板門店(パンムンジョム)ではない」と明らかにした。時期と関連し、大統領府は「朝米首脳会談とそれに先立って開かれる韓米首脳会談の日程が繰り上げられる可能性がある」と述べた。トランプ大統領は5月開催の可能性を示唆した。

 キム・ウィギョム大統領府報道官は同日の記者会見で「文大統領が28日夜9時15分から10時30分まで、1時間15分間にわたってトランプ大統領と電話会談を行い、朝米首脳会談の成功的開催に向けた方策について幅広く意見を交換した」とし、「時期と関連し、南北首脳会談の成功のモメンタム(動力)を維持するためには、朝米首脳会談をなるべく早期に開催するのが望ましいということで、意見の一致を見た」と述べた。トランプ大統領は同日、ミシガン州で開いた集会で「北朝鮮との会談が3~4週間以内に開かれるだろう」とし、5月中の朝米会談の開催を示唆した。これに伴い、5月中旬に予定された韓米首脳会談も繰り上げられるものとみられる。

 朝米首脳会談の場所と関連しても、両首脳は候補地を2~3カ所に絞り、意見を交換した。大統領府関係者は「両首脳が各場所の長所と短所について意見を交換した。文統領が先に発言した部分もある」とし、「北朝鮮や米国、板門店(パンムンジョム)ではない」と話した。韓米首脳は南北米会談についても話し合ったという。

 電話会談でトランプ大統領は「板門店宣言を通じて完全な非核化を通じた核のない朝鮮半島の実現目標を確認したのは、南北だけでなく、全世界にとって非常に喜ばしいニュース」だとしたうえで、「金委員長との会談を待ちわびており、朝米首脳会談でも非常に良い成果をあげられるだろう」として、期待感を示した。彼は南北首脳による終戦宣言の合意にも共感を示した。キム報道官は「文大統領がトランプ大統領の強力な支援に重ねて謝意を表明し、『トランプ大統領に会ったら、気が合いそうだ』という北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の言葉も伝えた」と話した。彼は「トランプ大統領が『文大統領からの電話はいつでも最優先で受ける』として、緊密な韓米協力が非常に緊要だと強調した」と伝えた。
ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

今後解決しなければならない課題の一つは合意内容の“履行”問題だ。特に今回の合意を国会の批准同意を経て法的効力を担保することがその核心関心事だ。

2018-04-29 | 板門店宣言を歓迎する
板門店宣言「国会同意」受けることに
登録:2018-04-28 00:17 修正:2018-04-28 06:14


合意内容を法制化し履行の意志
文在寅大統領と金正恩国務委員長が27日午後、板門店の平和の家で開かれた南北首脳会談で、朝鮮半島の平和、繁栄、統一のための板門店宣言文に署名し、お互い手を取り上に掲げている//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、4・27首脳会談で「朝鮮半島の平和、繁栄、統一のための板門店(パンムンジョム)宣言」(以下、板門店宣言)を出したが、今後解決しなければならない課題の一つは合意内容の“履行”問題だ。特に今回の合意を国会の批准同意を経て法的効力を担保することがその核心関心事だ。

 大統領府は首脳会談後に出した説明資料で「法的根拠と手続きにより透明かつ速かに後続措置を推進する」として「板門店宣言は“南北関係の発展に関する法律”第21条により、南北合意書の締結・批准に関する法的手順を踏み発効される」と明らかにした。それと共に閣僚会議審議→大統領批准→国会同意→公布という推進順序も提示した。

 南北合意を法制化し履行の拘束力を高めなければならないということは、文大統領の以前からの信念だ。2000年と2007年の首脳会談でそれぞれ6・15共同宣言と10・4首脳宣言を導き出したが、実行できずにうやむやになった経験を繰り返してはならないということだ。文大統領は先月21日、南北首脳会談準備委会議でも「南北首脳会談で合意した内容を制度化しなければならない」として「今回南北合意が出てくれば、過去二度の首脳会談で合意した基本事項を盛り込み国会批准を受けるよう準備しろ」と指示した。

 この日の「板門店宣言」でも、両首脳は「すでに採択された南北宣言とすべての合意を徹底的に履行することにより、関係改善と発展の転換的局面を開くことにした」と明らかにした。金委員長は宣言文発表記者会見で「今日の合意が歴代合意書のように口火を切っただけでうやむやになるという歴史を繰り返さないよう、私たち二人が緊密に協力する」と述べた。

 だが、国会批准は野党の合意が必要で険しい道が予想される。さっそく洪準杓(ホン・ジュンピョ)自由韓国党代表は、首脳会談の結果に対して「金正恩が唱えたとおりに書いたもの」とし「結局、金正恩と文在寅政権が合作した南北偽装平和ショーに過ぎなかった」と猛非難した。

 大統領府はこの日、説明資料で「国会同意の有無は今後法制処など関連部署間の検討を経て決定」すると明らかにしたが、これは北朝鮮を条約締結の相手“国家”と見るのかについての憲法的論議の他にも、国内の政治状況まで考慮して身動きの幅を広げたという解釈も可能だ。
ファン・ジュンボム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

金委員長は「来てみれば分かるが、従来の実験施設より大きい二つの坑道がさらにある。これは健在だ」と述べ・・・

2018-04-29 | 板門店宣言を歓迎する
金正恩氏「5月中に核実験場閉鎖」 韓米の専門家ら招き公開

2018/04/29 11:57


【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は27日の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領との首脳会談で、北朝鮮北部の核実験場を5月中に閉鎖すると表明した。公開の透明性を確保するため韓米の専門家やメディアを招く意向も示した。韓国青瓦台(大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官が29日の記者会見で明らかにした。

                                        
                    板門店宣言を発表し、握手する文大統領(右)と金委員長=27日、板門店(聯合ニュース)

 金委員長は「来てみれば分かるが、従来の実験施設より大きい二つの坑道がさらにある。これは健在だ」と述べ、使用不能だから核実験場を閉鎖するのではないかとの国際社会の指摘に反論した。

 また、「米国が北に対し体質的に拒否感を持っているが、われわれと対話すれば私が南側や太平洋上に核を発射したり米国を狙ったりする人間ではないことが分かるだろう」と強調。「今後頻繁に会って米国と信頼を積み重ね、(朝鮮戦争の)終戦と不可侵を約束するなら、われわれがなぜ核を持って困難に生きるだろうか」と述べた。

 さらに「朝鮮戦争のつらい歴史を繰り返さない。韓民族の地で再び血が流れることがあってはならない」とした上で、「決して武力を使用しないことを明言する」と表明した。

 北朝鮮は20日の朝鮮労働党中央委員会総会で北東部・豊渓里の核実験場閉鎖と核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験中止を表明している。

 金委員長はそのほか、韓国より30分遅い北朝鮮の標準時を韓国の標準時に統一すると表明した。南北首脳会談が行われた板門店の韓国側施設「平和の家」で待機室に韓国時間と北朝鮮時間を示す二つの時計が並んで掛けられているのを見て「非常に胸が痛かった」と話したという。

ikasumi@yna.co.kr

金正恩委員長と文在寅大統領は板門店で対面し、分断の象徴とされた場所から戦争の影を消していった。

2018-04-28 | 板門店宣言を歓迎する
北南首脳が板門店で示した希望と確信
平和そして統一へ、新たな歴史の始まり
境界線を越えて


全世界が見守る中、朝鮮半島分断の象徴であった板門店が、平和の象徴となった。金正恩委員長と文在寅大統領が北南を隔てる軍事境界線を越えて対面し、戦争なき時代の開幕を宣言した。

委員長と大統領の初対面は、破格な出来事の連続であった。両首脳は軍事境界線上で握手を交わし、委員長が境界線を越えて南の地を踏んだ。大統領が「私は、いつ頃越えられるだろうか」と問い、委員長は手を差し伸べ「それでは、いま越えますか」と応えた。北南首脳は手をつなぎ、境界線を越え、北と南を往来した。すべての民族が心を一つにして前進すれば、分断を克服し、統一を実現することができるという希望と確信を両首脳はたった十数秒間の場面で示して見せた。

首脳会談場となる板門店の南側地域「平和の家」の前では、委員長を歓迎する式典が行われた。式典終了後、事前発表のスケジュールにはなかった場面がまたしても繰り広げられた。委員長と大統領が北南の随行員たちと握手し、ときおり笑顔を見せながら会話を交わした。そして大統領の提案で両首脳と随行員たちがその場で記念写真を撮ることになった。一部のメンバーは旧知の仲ということもあり、和やかな雰囲気になった。委員長と大統領は2月と3月に自らの特使を派遣、両首脳の側近たちがソウル、平壌を訪れた。特使交換を通じてすでに間接対話を十分に行った両首脳のお互いに対する信頼感が記念写真の場面にも垣間見えた。

                    
                    談話する金正恩委員長と文在寅大統領(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

南は今回の首脳会談の標語を「平和、新たな出発」とした。首脳会談場に到着した委員長は、芳名録に「新しい歴史はこれから、平和の時代、歴史の出発点にて」と記した。板門店での首脳会談は、同じ目標を掲げた北と南の以心伝心を感じさせる場面で始まった。
守勢に立つ米国

首脳会談では、北南関係を改善し、朝鮮半島の平和と繁栄、統一を実現するために取り組むべき諸問題が議論された。首脳間で虚心坦懐で真摯かつ率直な話し合いが行われ、その結果が板門店宣言としてまとめられた。

今年1月1日に委員長の新年の辞が発表されてから約4カ月の間に北南関係はダイナミックに進展した。平昌オリンピックでの北南合同入場、北南単一チーム結成の興奮が、板門店における首脳会談と平和宣言発表の感動に繋がった。

「両首脳は、朝鮮半島ではもはや戦争は起きず、新しい平和の時代が到来したことを闡明した」

北南首脳が一日の会談で戦争と平和をテーマにした重大合意を導き出せた最大の要因は、朝米対決構図の劇的変化だ。昨年、朝鮮は国家核武力を完成させ、長年の交戦国である米国に対し、核戦争威嚇と朝鮮敵視政策の放棄を迫る地位を固めた。一方、守勢に立たされた米国のトランプ政権は、年始からの北南融和と対話の流れに沿って朝米首脳会談に臨む意向を明かした。そして、北南首脳会談の直前に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会は 核実験と大陸間弾道ロケット試射の中止、核実験場の廃止を決定。力のレベルを目標に到達させ、国家と人民の安全を担保したことに基づき、核兵器なき世界の建設に積極的に貢献していく立場を表明することで「非核化」を主張する米国との対話を前に先手を打った。

米国は朝鮮に戦争を仕掛けることができなくなり、北南の軍事的対立を煽ることが、自国の国家安全保障を脅かす状況に置かれている。分断と戦争の元凶である米国が、北南首脳による平和宣言を受け入れ、歓迎する構図は、金正恩委員長が板門店を訪れる前につくられていた。

首脳会談の冒頭発言で、文在寅大統領が「今日のような状況をつくりだした金正恩委員長の勇断にいま一度、敬意を表したい」と述べたのも、単なる社交辞令ではなかったはずだ。
手と手を握り合い

板門店は65年前、停戦協定が締結された場所だ。戦争でも平和でもない状態が長く続いてきた。境界線を挟んで北南が軍事的に対峙する構図を維持するため米国はあらゆる手段を講じてきた。

しかし、金正恩委員長と文在寅大統領は板門店で対面し、分断の象徴とされた場所から戦争の影を消していった。首脳会談以外にも平和と繁栄を祈願する記念植樹を軍事境界線上で行い、周辺を共に散策し、なごやかに談笑した。それらの場面は、すべて生中継された。

板門店宣言発表後、「平和の家」の前では歓送行事が行われた。民族和合の雰囲気が最高潮に達する中、両首脳は手と手を固く握り合っていた。分断を強いられ、同族相残の戦争を経験した民族が自らの力で平和と統一を実現する。2018年4月27日、世界は新たな歴史のスタートを目撃した。

(金志永)

関連各国が対話の流れを継続し、非核化および“政治的解決”プロセスを推進しなければならず、中国もまたそのために積極的役割を果すと明らかにした。

2018-04-28 | 板門店宣言を歓迎する
中国「板門店宣言、祝福とともに歓迎」
登録:2018-04-27 23:18 修正:2018-04-28 06:10



中国外交部報道官声明「南北は一つの民族」 
「相互信頼と関係改善を一貫して支持」
習近平・中国国家主席//ハンギョレ新聞社

 中国政府は11年ぶりに開かれた4・27南北首脳会談が「朝鮮半島の平和、繁栄、統一のための板門店(パンムンジョム)宣言」(以下、板門店宣言)を出したことに対して「祝福とともに歓迎する」という立場を明らかにした。

 中国外交部の陸慷報道官は27日午後、声明を出してこのように明らかにし「朝鮮(北)と韓国は一つの民族で、中国は両側が対話と交渉を通じて相互信頼を積み上げ、互いに関係を改善することを一貫して支持する」と明らかにした。陸報道官は「これは両側とこの地域の共同利益に合致し、国際社会の共同の期待」として、南北が今回の会談成果を実質的に結実させることを注文した。

 ただし陸報道官は、板門店宣言が南・北・米、または南・北・米・中の対話体を取り上げ論じたことを意識したように、かつて中国が議長国を務めた北朝鮮核6カ国協議を特定して論じはしなかった。彼は、関連各国が対話の流れを継続し、非核化および“政治的解決”プロセスを推進しなければならず、中国もまたそのために積極的役割を果すと明らかにした。

 華春蛍報道官も定例ブリーフィングで「今朝私たち皆がテレビを通じて南北首脳が板門店の軍事境界線を越えて握手する歴史的な会談の最初の瞬間を見た。中国は、南北首脳が歴史的な第一歩を踏み出したことに拍手を送り、彼らが見せた政治的決断と勇気を高く評価する」と話した。彼女はさらに「長い苦難を経験した兄弟は、相逢うて一笑すれば憎しみは消える」という文豪魯迅の詩句を引用して「中国は歴史的な会談が肯定的成果を上げることを心より望む。歴史的な板門店会談を契機に、朝鮮半島に新しい長い安定の道を開く第一歩になることを期待する」と話した。

 こうした立場は会談を眺める中国政府の態度を率直に反映したものと見られる。中国の対外政策の核心目標である「朝鮮半島の安定」が達成されることを願うという期待を明らかにしながらも、その過程には時間と努力が必要だという見通しを「第一歩」という表現の中に込めた。中国政府は北朝鮮核問題解決のために、中国がさらに踏み出さなければならないという米国などの要求に対して「双中断」(北朝鮮の核・ミサイル開発と韓米の大規模軍事演習の同時中断)を折衷案として掲げ、朝鮮半島情勢の安定化を試みてきた。

 金景一・北京大学教授は「朝米首脳会談は南北首脳会談とは別個の軌道に乗ったと見るが、今回の会談結果は朝米会談の推進にも力を与えることができると見る。米国にとっても強く必要な状況であるので、朝米会談は正常になされると見る」と見通した。

 6カ国協議の参加国であるロシアも、朝鮮半島情勢の安定に寄与するだろうと評した。ロシア連邦安保会議のニコライ・パトルシェフ書記は「モスクワは朝鮮半島での軍事衝突が回避されることを望む。首脳会談が地域情勢を改善させることを期待する」と話した。官営タス通信も「金委員長が韓国を訪問した最初の指導者になった」と評価して、「(南北間に)直接対話が始まったことはきわめて鼓舞的なことだ。これ以外に代案はない」というコンスタンチン・コサチョフ上院外交委員長の反応を伝えた。
北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

南北首脳会談の成果を踏まえ、米朝首脳会談が大きな成功をおさめることを、強く期待する。

2018-04-28 | 板門店宣言を歓迎する
歴史的な南北首脳会談と「板門店宣言」を心から歓迎する
日本共産党幹部会委員長 志位 和夫



 日本共産党の志位和夫委員長は27日、韓国・板門店で行われた南北首脳会談について、次の談話を発表しました。

 一、韓国(大韓民国)の文在寅大統領と、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩国務委員長が本日、板門店の韓国側施設で南北首脳会談を行った。

 金委員長が北朝鮮指導者として歴史上初めて韓国側に足を踏み入れ、文大統領は、そのことによって「板門店は分断の象徴ではなく、平和の象徴になった」と述べた。今回の南北首脳会談は、文字通りの歴史的会談となった。

 一、両首脳は、「板門店宣言」に署名し、その中で「完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現する」「(朝鮮戦争の)終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築のための南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していく」「民族的和解と平和繁栄の新たな時代を立ち起こし、南北関係をいっそう積極的に改善し発展させていく」ことなどに合意した。

 「板門店宣言」は、朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和体制の構築に向けた大きな前進である。日本共産党はそれを心から歓迎する。

 一、今回の合意が履行され、73年間に及ぶ南北分断と対立が解消に向かい、南北の人々が平和と繁栄のなかで暮らせるようになり、統一に向かうことを心より願う。

 文大統領自身が、今回の首脳会談を米朝首脳会談への「道案内」と位置づけているように、南北、米朝の二つの首脳会談は密接につながっている。南北首脳会談の成果を踏まえ、米朝首脳会談が大きな成功をおさめることを、強く期待する。

今回の首脳会談が朝鮮半島での分断と対決を終わらせ、新しい時代を開く出発点になることを確信している」との立場を発表した。

2018-04-27 | 板門店宣言を歓迎する
板門店宣言 民団と総連が「歓迎」表明

2018/04/27 20:59


【東京聯合ニュース】在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)は27日、南北首脳が会談し「板門店宣言」に署名したことについて、いずれも歓迎するコメントを出した。

 民団は談話文を発表し、「今回の南北首脳会談で南北関係の歴史的な改善と和解につながる終戦宣言に合意したことを歓迎する。北朝鮮が非核化し、民主化する大きな転換点となる」と期待を示した。

 朝鮮総連側も「共同宣言に接し、総連と在日同胞は大きな喜びと希望に沸いている。今回の首脳会談が朝鮮半島での分断と対決を終わらせ、新しい時代を開く出発点になることを確信している」との立場を発表した。

csi@yna.co.kr

[全文] 「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言
登録:2018-04-27 20:28



(1)南と北は、わが民族の運命は自ら決定するという民族自主の原則を確認し、すでに採択された南北宣言とすべての解放を徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした。

(2)南と北は、高官級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を打ち立てていくことにした。

(3)南と北は、当局間協議を緊密に行い、民間交流と協力を円満に保障するために、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。

(4)南と北は、民族的和解と団結の雰囲気を高めていくために、各界各層の多面的な協力と交流往来と接触を活性化することにした。

内部では6.15をはじめ、南と北双方に意義がある日を機に、当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解や協力の雰囲気を高揚させ、外部では2018年アジア競技大会をはじめ、国際試合に共同で進出し、民族の知恵と才能、結束した姿を全世界に誇示することにした。

(5)南と北は、民族分断によって発生した人道問題を早急に解決するために努力し、南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚の再会を含む諸問題を協議し、解決していくことにした。

さしあたって、8.15を機に離散家族・親戚の再会を進めることにした。

(6)南と北は、民族経済の均衡的発展と共同繁栄を実現するために、10.4宣言で合意された事業を積極的に推進し、1次的に東海(トンヘ)線と京義(キョンウィ)線鉄道と道路を連結し現代化して活用するための実践的対策を取ることにした。

2.南と北は、朝鮮半島で対立する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために共同で努力する。

(1)南と北は、地上や海上、空中をはじめすべての空間で軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。

さしあたって、5月1日から軍事境界線付近で拡声器放送とビラ散布を含むすべての敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯に作っていくことにした。

(2)南と北は、西海の北方境界線一帯を平和水域とし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するための実際的な対策を打ち立てていくことにした。

(3)南と北は、相互協力と交流、往来と接触が活性化することによる様々な軍事的保障対策を取ることにした。

南と北は双方の間で提起される軍事的な問題を遅滞なく協議・解決するために、国防部長官会談をはじめとする軍事当局者会談を自主開催し、5月中にまず将官級軍事会談を開くことにした。

3.南と北は、朝鮮半島の恒久的で堅固な平和体制構築のために積極的に協力する。

朝鮮半島の非正常な現在の停戦状態を終息させ、確固たる平和体制を樹立するのは、これ以上先送りできない歴史的課題である。

(1)南と北は、いかなる形の武力も互いに使用しないときに対する不可侵合意を再確認し、厳格に遵守していくことにした。

(2)南と北は、軍事的緊張が解消され、互いの軍事的信頼が実質的に構築されることによって、段階的に軍縮を実現していくことにした。

(3)南と北は、停戦協定締結65年になる今年、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築に向けた南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

(4)南と北は、完全なる非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

南と北は、北朝鮮側が取っている主導的な措置が朝鮮半島の非核化に向けて非常に有意義で重大な措置であるという認識を共にし、今後それぞれ自分の責任と役割を果たすことにした。

南と北は、朝鮮半島の非核化に向けた国際社会の支持と協力に向けて積極的に努力することにした。

両首脳は定期的な会談と直通電話を通じて、民族の重大事を頻繁に真剣に議論し、信頼を強固にして、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために、共に努力することにした。

さしあたって、文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問することにした。

2018年4月27日
板門店
大韓民国大統領 文在寅
朝鮮民主人民共和国国務委員会委員長 金正恩

両首脳は、朝鮮半島にこれ以上戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万韓国民族と全世界に厳粛に宣言した。

2018-04-27 | 「北朝鮮問題」の解決のために
[全文] 「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」
登録:2018-04-27 20:28




文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が27日、板門店の平和の家の前で板門店宣言に署名した後握手している//ハンギョレ新聞社

大韓民国の文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長は、平和と繁栄、統一を願う全同胞の一途な志向を込め、朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意味深い時期に、2018年4月27日、板門店の平和の家で南北首脳会談を行った。

両首脳は、朝鮮半島にこれ以上戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万韓国民族と全世界に厳粛に宣言した。

両首脳は冷戦の産物である長年の分断と対決を一日も早く終息させ、民族的和解と平和繁栄の新しい時代を果敢に開き、南北関係をより積極的に改善し発展させていくべきだという確固たる意志を込めて、歴史の地・板門店で次のように宣言した。

1.韓国と北朝鮮は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を成し遂げ、断絶した民族の血脈をつなぎ共同繁栄と自主統一の未来を繰り上げる。

南北関係を改善して発展させることは、すべての同胞の一途な願いであり、これ以上先送りできない時代の切迫した要求だ。

(1)南と北は、わが民族の運命は自ら決定するという民族自主の原則を確認し、すでに採択された南北宣言とすべての解放を徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした。

(2)南と北は、高官級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を打ち立てていくことにした。

(3)南と北は、当局間協議を緊密に行い、民間交流と協力を円満に保障するために、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。

(4)南と北は、民族的和解と団結の雰囲気を高めていくために、各界各層の多面的な協力と交流往来と接触を活性化することにした。

内部では6.15をはじめ、南と北双方に意義がある日を機に、当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解や協力の雰囲気を高揚させ、外部では2018年アジア競技大会をはじめ、国際試合に共同で進出し、民族の知恵と才能、結束した姿を全世界に誇示することにした。

(5)南と北は、民族分断によって発生した人道問題を早急に解決するために努力し、南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚の再会を含む諸問題を協議し、解決していくことにした。

さしあたって、8.15を機に離散家族・親戚の再会を進めることにした。

(6)南と北は、民族経済の均衡的発展と共同繁栄を実現するために、10.4宣言で合意された事業を積極的に推進し、1次的に東海(トンヘ)線と京義(キョンウィ)線鉄道と道路を連結し現代化して活用するための実践的対策を取ることにした。

2.南と北は、朝鮮半島で対立する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために共同で努力する。

(1)南と北は、地上や海上、空中をはじめすべての空間で軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。

さしあたって、5月1日から軍事境界線付近で拡声器放送とビラ散布を含むすべての敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯に作っていくことにした。

(2)南と北は、西海の北方境界線一帯を平和水域とし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するための実際的な対策を打ち立てていくことにした。

(3)南と北は、相互協力と交流、往来と接触が活性化することによる様々な軍事的保障対策を取ることにした。

南と北は双方の間で提起される軍事的な問題を遅滞なく協議・解決するために、国防部長官会談をはじめとする軍事当局者会談を自主開催し、5月中にまず将官級軍事会談を開くことにした。

3.南と北は、朝鮮半島の恒久的で堅固な平和体制構築のために積極的に協力する。

朝鮮半島の非正常な現在の停戦状態を終息させ、確固たる平和体制を樹立するのは、これ以上先送りできない歴史的課題である。

(1)南と北は、いかなる形の武力も互いに使用しないときに対する不可侵合意を再確認し、厳格に遵守していくことにした。

(2)南と北は、軍事的緊張が解消され、互いの軍事的信頼が実質的に構築されることによって、段階的に軍縮を実現していくことにした。

(3)南と北は、停戦協定締結65年になる今年、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築に向けた南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

(4)南と北は、完全なる非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

南と北は、北朝鮮側が取っている主導的な措置が朝鮮半島の非核化に向けて非常に有意義で重大な措置であるという認識を共にし、今後それぞれ自分の責任と役割を果たすことにした。

南と北は、朝鮮半島の非核化に向けた国際社会の支持と協力に向けて積極的に努力することにした。

両首脳は定期的な会談と直通電話を通じて、民族の重大事を頻繁に真剣に議論し、信頼を強固にして、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために、共に努力することにした。

さしあたって、文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問することにした。

2018年4月27日
板門店
大韓民国大統領 文在寅
朝鮮民主人民共和国国務委員会委員長 金正恩
キム・ボヒョプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

南北は朝鮮半島で先鋭化する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同で努力していくことを決めたと説明した。

2018-04-27 | 「北朝鮮問題」の解決のために
南北首脳が共同宣言採択 「朝鮮半島にこれ以上戦争ない」


2018/04/27 19:04

【高陽聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は27日、軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で会談後、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」を採択した。宣言は「朝鮮半島にこれ以上戦争はない」と言明した。


                    
午後の会談前、「徒歩の橋」で話し合う文大統領(左)と金委員長=27日、板門店(聯合ニュース)

 また、「新しい平和の時代が開かれたことを8000万人のわが民族と世界に厳粛に闡明(せんめい)した」として、南北は朝鮮半島で先鋭化する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同で努力していくことを決めたと説明した。

kimchiboxs@yna.co.kr

大統領府とホワイトハウスの高官らが膝をつき合わせて緊急に協議すべき進展した状況があったものと見られる。

2018-04-26 | 「北朝鮮問題」の解決のために
韓米首脳、来月中旬に会談し朝米会談の成功戦略を協議
登録:2018-04-26 07:03 修正:2018-04-26 07:10


チョン・ウィヨン室長、12日ぶりに再び訪米 
ボルトン補佐官と非核化案を調整 
「終戦宣言」構想を事前協議する可能性も 
 
南北・朝米首脳会談の間に会談 
大統領府「朝米会談の成功に向けた大統領統領の意向」 
 
南北、韓米、朝米会談が好循環した場合 
南北米首脳会談の実現可能性も

                    
今月25日午後、文在寅大統領が、与民2館職員食堂で補佐陣と食事をした後、散歩している=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領が来月中旬に再会する。「2018南北首脳会談」と5月末または6月初めに開催されるとされる朝米首脳会談の間の時期だ。今回の韓米首脳会談では、朝鮮半島の非核化と平和体制を協議する南北首脳会談の成果を共有しながら、朝米首脳会談の成功戦略を話し合うものと見られる。南北、韓米、朝米につながる首脳会談が好循環する場合、文大統領が言及した「南北米首脳会談」も現実味を帯び、朝鮮半島はさらに暖かい春の陽気に包まれる見込みだ。大統領府は25日、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長とホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官が24日(現地時間)に米ワシントンで面会し、このような内容を協議したと発表した。

 ユン・ヨンチャン大統領府国民疎通秘書官は同日の記者会見で、「米国を訪問中のチョン・ウィヨン室長が24日午後3時にボルトン国家安保補佐官と面会し、1時間にわたって意見を交換した」とし、「チョン室長とボルトン補佐官は、南北首脳会談の準備状況、特に朝鮮半島非核化の目標達成に向けた両国間の緊密な協力方法などに対する意見調整を終え、首脳会談以降の状況についても協議した」と明らかにした。さらに、「二人は、文大統領とトランプ大統領が南北首脳会談直後に電話会談を行い、結果を共有することで合意しており、朝米首脳会談前に文大統領とトランプ大統領の会談を推進する案についても協議した」と付け加えた。

 27日に開かれる南北首脳会談の公式随行員の一人であるチョン室長の今回の訪米は、電撃的に行われた。今月12日(現地時間)、ワシントンで、新たに就任したボルトン補佐官に会ってから半月も経たなかったからだ。大統領府関係者は「チョン室長の訪米には、南北首脳会談の成功だけでなく、朝米首脳会談も必ず成功に導かなければならないという大統領の意思が反映された」とし、「朝米首脳会談まで成功的に開催するためには、継続して協議を進めなければならない」と話した。彼はまた、「進行状況が随時変わっており、南北間の協議内容については韓米間で緊密に協力するためにも、電話会談よりは直接対面するのが理解度を高めることができる」と説明した。南北首脳会談を控えて南北が調整中の非核化や終戦宣言など具体的議題に関して、大統領府とホワイトハウスの高官らが膝をつき合わせて緊急に協議すべき進展した状況があったものと見られる。

 文大統領が24日に日本の安倍晋三首相と行った電話会談で言及した「終戦宣言」に関わる内容の可能性もある。文大統領は「終戦宣言は、南北だけの対話で解決されるわけではなく、少なくとも南北米の合意があってこそ、成功できる」と述べた。文大統領が27日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との会談で、終戦宣言と南北米首脳会談の推進を提案する前に、米国との事前協議が必要だった可能性もある。
キム・ボヒョプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

会談の詳細は任氏が26日午前11日、ソウル郊外の国際展示場、KINTEX(京畿道高陽市)に設置されたメインプレスセンターで発表する予定

2018-04-26 | 核なき世界へ
南北が合同リハーサル 首脳会談準備が事実上完了

2018/04/25 19:49


【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は南北首脳会談を2日後に控えた25日、会場となる南北軍事境界線上の板門店の韓国側施設「平和の家」で合同リハーサルを行った。


南北首脳会談が開かれる板門店の韓国側施設「平和の家」=(聯合ニュース)

 韓国の南北首脳会談準備委員会と北朝鮮の実務準備団は協力的な雰囲気の中、詳細を詰め、会談準備を事実上完了した。

 南北は会談当日のスケージュールに合わせてリハーサルを実施。会場の施設を点検し、準備状況を確認した。

 また、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の歴史的な初対面の瞬間が生中継されるため、カメラの角度や放送システムなどを数回にわたりチェックした。

 ただ、北朝鮮側は生中継をしない方針という。

 韓国側は26日午後2時、任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長ら随行員6人が出席し、平和の家で最終リハーサルを行う。

 青瓦台(大統領府)関係者は記者団に対し、「金委員長が文大統領と会う場所までどのように移動するかは未定」と説明した。

 会談の詳細は任氏が26日午前11日、ソウル郊外の国際展示場、KINTEX(京畿道高陽市)に設置されたメインプレスセンターで発表する予定だ。

kimchiboxs@yna.co.kr

韓国と北朝鮮の首脳会談を直前に控え、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築へ期待を表明する発言も相次ぎました。

2018-04-25 | 核なき世界へ
核兵器禁止条約発効を
NPT準備委開幕 各国が呼びかけ


 2020年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた第2回準備委員会が23日、ジュネーブの国連欧州本部で始まりました。各国は、昨年7月に国連加盟国の約3分の2の賛成で採択された核兵器禁止条約の早期発効を呼び掛け。韓国と北朝鮮の首脳会談を直前に控え、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築へ期待を表明する発言も相次ぎました。

 国連の中満泉(なかみつ・いずみ)軍縮担当上級代表は南北首脳会談に関し、「朝鮮半島の検証可能な非核化と持続可能な平和へつながる交渉の再開の枠組みに早期に合意することを期待する」と述べました。

 また「核兵器使用の脅威が増大している」として、核保有国が核兵器の最新鋭化を進めていることなどを指摘。軍縮交渉の停滞に懸念を示し、「この傾向を逆転させなければ、核兵器に対する抑制がない状況に後戻りしてしまう」と述べました。

朝鮮半島と地域で緊張緩和と平和に向かう新しい気流が形成され、国際政治構図で劇的な変化が起きている

2018-04-25 | 「北朝鮮問題」の解決のために
金正恩委員長、並進路線の勝利を宣言/党中央委第7期第3回総会
新たな戦略的路線提示


朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会が20日、平壌で行われた。

金正恩委員長は会議で、並進路線の偉大なる勝利を高らかに宣言し、党の新しい戦略的路線を提示した。朝鮮中央通信は、今回の総会は革命発展の要求に即して新たな戦略的路線を提示したことによって、隆盛繁栄する社会主義国家を建設し、わが人民の自主的理想と幸せを花咲かせるための闘いにおいて転換的局面を拓いた歴史的な契機となるとその意義を指摘した。

                    
                    党中央委員会第7期第3回総会(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

総会では3つの議案が上程された。

第1の議案に対する報告で金正恩委員長は、昨年、国家核武力完成を宣布した後、われわれの主動的な行動と努力によって全般的な情勢がわが革命に有利に急変していると述べ、朝鮮半島と地域で緊張緩和と平和に向かう新しい気流が形成され、国際政治構図で劇的な変化が起きていることについて通報した。

金正恩委員長は、数カ月前には想像もできなかった出来事が連発している現実は、わが党の並進路線がもたらした輝かしい結実だとし、2013年3月総会で提示した経済建設と核武力建設の新しい並進路線が示した歴史的課題が遂行されたと宣言した。

また、核の兵器化の完結が検証された条件の下で、今やわれわれにいかなる核実験と中・長距離、大陸間弾道ロケット試射も不用となり、それによって北部核実験場も自己の使命を果たしたと表明。今後は、全国が社会主義経済建設に総力を集中することが党の戦略的路線だと述べた。

総会では第1の議案に関する決定書「「経済建設と核武力建設の並進路線の偉大な勝利を宣布することについて」(別項)と「革命発展の新たな高い段階の要求に即して社会主義経済建設に総力を集中することについて」が全会一致で採択された。

第2の議案に対する報告で金正恩委員長は、科学教育事業において革命的な転換をもたらすことに言及し、第1の議案で討議した経済建設に総力を集中する問題は科学教育事業の急速な発展を抜きにして考えられないと強調した。

総会では、第2の議案に対する決定書「科学教育事業において革命的転換をもたらすことについて」が採択された

続いて第3の議案である組織問題が討議された。

金正恩委員長は結語で、今回の総会の基本精神は、並進路線の偉大な勝利に基づいて自力更生の旗を高く掲げ、わが革命の前進速度をいっそう加速化することによって、第7回党大会が提示した社会主義建設のより高い目標を早めて達成することだと指摘した。
決定書「経済建設と核武力建設の並進路線の偉大な勝利を宣布することについて」(要旨)

1. 党の並進路線を貫徹するための闘争過程に臨界前核実験と地下核実験、核兵器の小型化、軽量化、超大型核兵器と運搬手段開発のための事業を順次的に行って核の兵器化を頼もしく実現したということを厳かにせん明する。

2. 4月21日から核実験と大陸間弾道ロケット試射を中止する。核実験中止の透明性確保のため北部核実験場を廃棄する。

3. 核実験の中止は世界的な核軍縮のための重要な過程であり、核実験の全面中止のための国際的な志向と努力に合流する。

4. わが国家に対する核の威嚇や核の挑発がない限り核兵器を絶対に使用せず、いかなる場合にも核兵器と核技術を移転しない。

5. 国の人的・物的資源を総動員して強力な社会主義経済をうち建てて人民の生活を画期的に高めるための闘いに全力を集中する。

6. 社会主義経済建設のための有利な国際的環境をつくり、朝鮮半島と世界の平和と安定を守り抜くために周辺国と国際社会との緊密な連携と対話を積極化していく。

(朝鮮新報)

将来の北東アジア地域での非核地帯の展望などが語られました。

2018-04-24 | 「北朝鮮問題」の解決のために
北朝鮮問題 「対話解決」に注目
全国革新懇代表世話人会



(写真)全国革新懇代表世話人会=23日、東京都文京区(略)

 全国革新懇は23日、東京都内で代表世話人会を開きました。出席者は、新しい局面での沖縄のたたかいとそれへの連帯や、森友・加計疑惑、自衛隊の「日報」隠ぺい問題などで安倍政権が危機的状況に陥っている情勢、野党共闘と政党状況、北朝鮮問題で進む対話による解決の進展について熱心に議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が参加しました。

 米軍基地問題では、オール沖縄の力と全国の連帯・支援を結集して、今秋の沖縄知事選で必ず勝利するために運動を広げていくこと、6月3日に予定されている「沖縄連帯のつどい」への期待は大きいとの発言がありました。

 森友・加計疑惑、自衛隊の「日報」隠ぺい、厚労省のデータねつ造、文科省の授業介入、さらに財務省事務次官のセクハラ問題などで国民的な批判と国会での6野党の論戦によって安倍政権が追いつめられている中で「市民と野党の共闘」をさらに発展させて、政権を打倒し、その後の展望を開いていくことが求められていると意見が出されました。

 北朝鮮問題で、米朝会談、南北会談と対話による解決の動きが進む中で、「蚊帳の外」におかれた日本外交への批判と、その進展は日本を含む北東アジアに大きな激動を及ぼすとの発言がありました。さらに、将来の北東アジア地域での非核地帯の展望などが語られました。

 憲法に自衛隊を明記する安倍首相の9条改憲案に反対する3000万人署名が全国で行われ、安倍政権を倒したいという思いで署名を集めたという経験が報告されました。

 第38回全国総会「報告と提案」について議論しました。

スポーツ行事を除いて政府が開く行事中には史上最大のもの」だと話した。

2018-04-23 | 「北朝鮮問題」の解決のために
「北朝鮮非核化の進展」…文大統領、休日に直接会談議題を点検
登録:2018-04-23 06:21 修正:2018-04-23 07:21


合意文の内容など包括的に協議  
豊渓里核実験場の閉鎖などの分析も  
 
23日、統一閣で南北第3回実務会談  
移動経路・李雪主氏の出席などを調整
                    
先月2日(左)と17日、商業衛星が撮影した豊渓里核実験場の姿で、当時の工事が相当減速したものと分析された=38ノースのホームページキャプチャー/聯合ニュース

 南北首脳会談を5日後に控えた22日、大統領府は文在寅(ムン・ジェイン)大統領主宰で議題関連の最終点検会議を開き、慌しく動いた。

 ユン・ヨンチャン大統領府国民疎通秘書官は同日の春秋館で記者会見を開き、「文大統領が南北首脳会談の議題と関連した最終点検会議を主宰した」と述べた。同日、事前予告なしに招集された会議には文大統領をはじめ、イム・ジョンソク秘書室長やチョン・ウィヨン国家安保室長、チャン・ハソン政策室長、ソ・フン国家情報院長、チョ・ミョンギュン統一部長官が出席した。南北首脳会談の公式随行員に含まれたソン・ヨンム国防部長官とカン・ギョンファ外交部長官は含まれなかった。大統領府関係者は「会談の議題や合意文の内容などが包括的に論議された」と話した。イム・ジョンソク首脳会談準備委員長は今月17日、非核化や平和体制の構築、南北関係の改善という従来の3大議題に加え、板門店(パンムンジョム)での随時首脳会談の定着や非武装地帯の平和地帯化、離散家族再会の実現なども主要な議題になるだろうと言及した。同日の会議では前日、北朝鮮が電撃的に発表した豊渓里(プンゲリ)核実験場の廃棄や核実験・大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射の中止に関する分析と、それに伴う協議の戦略も検討されたという。これに先立ち、大統領府は21日、「豊渓里の核実験場の廃棄と中長距離ミサイル試験発射の中止決定を歓迎する」とし、「北朝鮮の決定は全世界が念願する朝鮮半島非核化に向けた意味ある進展」だと評価した。

 南北は23日、第3回儀典・警護・報道分野実務会談を開くことにした。ユン首席は「今日、北側が実務会談を板門店(パンムンジョム)の北側地域の統一閣で開催することを提案し、私たちも同意した」と述べた。第3回実務会談では、南北首脳会談当日の文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の最初の面会や会談場への移動経路、首脳間の直通電話(ホットライン)による電話会談の時期、金国務委員長の夫人、李雪主(リ・ソルジュ)氏の出席有無などを調整するものと見られる。大統領府関係者は「第3回実務会談の結果次第で、南北高官級会談開催の有無が決まるだろう」と話した。大統領府では、南北が多様な対話チャンネルを通じて順調に会談の準備をしているため、高官級会談の開催とチョン・ウィヨン室長かソ・フン国情院長の追加訪朝の必要性は大きくないと見ている。

 大統領府は今後の南北首脳会談の準備日程も公開した。大統領府関係者は「24日に板門店で最終点検とリハーサルを行い、25日には会談会場の板門店(平和の家)と内部の美術品や家具を公開してから、26日午前にはイム・ジョンソク準備委員長が会談と関連して最終的なブリーフィングを行なう」とし、「会談当日の27日には金正恩国務委員長の訪韓場面から両首脳の芳名録への署名、会談場への入場、冒頭発言の場面が世界に立体的に生中継される」と話した。

 ユン首席は、会談集中型のコミュニケーション▽私の手の中の首脳会談(スマートフォンなどで見られる会談)▽国民と共にする会談△世界と共にする会談など、南北首脳会談の4大疎通広報基調を発表した。大統領府関係者は「南北首脳会談取材陣が34カ国の海外メディア記者団858人を含め、3千人を超える見込み」だとし、「これは2000年(約1千人)と2007年(約1700人)の2倍以上で、スポーツ行事を除いて政府が開く行事中には史上最大のもの」だと話した。
ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)