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「右派政治勢力が困難に直面する過程で責任者級だった人は、今回の選挙で休むべき」と述べ、親朴の中心人物らを遠回しに非難した。

2019-11-13 | 朴前大統領・「戒厳令」を考えていた。
韓国党、保守統合論議で「不協和音」…
親朴・非朴、対立拡大か

登録:2019-11-13 03:58 修正:2019-11-13 08:04

人的刷新なく急ぎ党内混乱 
主導権めぐり親朴/非朴 力くらべ


          

ファン・ギョアン自由韓国党代表が6日午後、国会で緊急記者懇談会を開いている=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社

 自由韓国党のファン・ギョアン代表が統合推進団を構成して水面上に引き上げた保守野党の統合論議が、逆に党内の対立を拡大する様相を見せている。しばらく落ち着きを見せていた「親朴槿恵(パク・クネ)‐非朴槿恵」の古い対立が再燃している格好だ。人的刷新に向けた確実なビジョンなしに急いで統合論議に入ったため、派閥ごとの利害ばかりがあふれ出ているという指摘もある。

 さっそくファン代表が提示した統合論議の「チャンネル」からして問題となっている。非朴系のクォン・ソンドン議員がファン代表に、ウォン・ユチョル議員を統合推進団長に選任したことを憂慮する意見を伝えた携帯電話のショートメールが12日に取材陣のカメラにとらえられた。11日にファン代表に送られたこのメッセージで、クォン議員は「統合推進団長にウォン議員はないと思われます。私が知る限りではユ・スンミン議員と信頼関係がありません」と述べ、代案としてキム・ムソン議員を推薦した。

 実際ウォン議員は、セヌリ党(韓国党の前身)時代の2015年、ユ・スンミン院内代表(当時)とともに出馬し政策委議長に当選したものの、当時の朴槿恵政権との不和説によりユ院内代表が退いた後は親朴に融和的な動きを見せ、非朴系から「新親朴」という批判を受けている。ある非朴系重鎮議員は「自分と考え方が違ってもこれくらいなら信用できるという人物を交渉パートナーに立てなければならないのに、目標が我が共和党との統合ならともかく、ユ議員側としては統合意志の本気度を疑うしかない」と皮肉った。

 同日のファン代表と首都圏・忠清道圏の重鎮議員たちの昼食会でも、シム・ジェチョル議員がファン代表に「ウォン議員はユ・スンミン議員との間にわだかまりがある。統合作業に問題が生じ得る」として再考を要請した。これに対しファン代表は「あちら側が要求した人なので、無理なくうまく進めるだろう」と答えたという。

 一方、親朴系の不満も高まっている。キム・ジンテ議員は8日、ファン代表と他の江原道地域の議員たちも共にした夕食の席で、ユ・スンミン系の「変化と革新を目指す非常行動(変革)」との統合に強い反対意思を伝えたという。キム議員は当時「ユ議員を輿に乗せて連れてくることは、統合ではなく分裂の種だ。不確かな中道票をあてにしていたら右派の既存支持者らが怒り出しかねない」と反発したという。親朴系のある当選1回議員は同日、ハンギョレの電話取材に「多選議員たちが居並ぶ非朴系側が『入れ替え』を懸念し、保守統合を命綱に勢力を拡大しようとしているものとみられる。統合には反対しないが、統合が確実な人的刷新を妨害する方向に流れてはならない」と強調した。

 一方、韓国党のキム・ムソン議員は同日、国会議員会館で開かれたあるセミナーで自らの不出馬方針を重ねて明らかにし「右派政治勢力が困難に直面する過程で責任者級だった人は、今回の選挙で休むべき」と述べ、親朴の中心人物らを遠回しに非難した。
チョン・ユギョン、キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

「復旧されたファイルに『戒厳施行準備』に関する内容が多数含まれていたことに注目し、押収物の分析資料と関連者の供述などを通じて具体的な事実関係を確認することに捜査力を集中している」

2018-08-04 | 朴前大統領・「戒厳令」を考えていた。
機務司令部「戒厳施行準備」のファイルも発見された
登録:2018-08-03 07:56 修正:2018-08-03 15:23


特捜団、押収したUSBから削除ファイルを復旧 
単純計画ではなく実際に準備した具体的情況 
改革委、人員削減・組織再編の改革案

                    
文在寅大統領が昨年のろうそく集会当時、戒厳令の宣布を検討した国軍機務司令部に対する「独立捜査団」の構成を指示した今月10日、京畿道果川市機務司令部の入口で兵士たちが行き来している=果川/聯合ニュース

 国軍機務司令部が昨年初めのろうそく政局の時に「戒厳施行準備」に関するファイルを作成したが削除したことが、2日に明らかになった。国防部機務司令部改革委員会は、機務司令部要員30%以上削減、全面的な組織改編などが盛り込まれた改革案を国防部に提出した。

 「機務司令部疑惑特別捜査団」は同日、資料を発表し、「(当初機務司令部の戒厳文書ファイルが入っていた)USB(移動保存装置)の中に数百個のファイルが保存されたが削除された形跡を発見し、このうち相当数を復旧させた」とし、「復旧されたファイルに『戒厳施行準備』に関する内容が多数含まれていたことに注目し、押収物の分析資料と関連者の供述などを通じて具体的な事実関係を確認することに捜査力を集中している」と明らかにした。これは機務司令部の戒厳文書が、実際に戒厳の施行を前提に準備されたという具体的な情況を示すもので注目される。

 特捜団は、戒厳文書報告書の元の題と関連して「メディアに公開された題である『戦時戒厳および合同捜査遂行策』ではなく『現時局に関する対策計画』だったものと把握された」と明らかにした。また、機務司令部は戒厳文書作成TFを秘密裏に運営するため「未来防諜業務発展策」TFという名前で人事命令・予算および別途場所確保がなされ、(インターネット)網が分離されたパソコンを利用して文書を作成し、TF運営以後は使われた電子機器をフォーマットして復旧できないように措置したと、特捜団が明らかにした。

 機務司令部の改革に向けて国防部の諮問機関として発足した機務司令部改革委員会(委員長チャン・ヨンダル)は同日、機務司令部の組織と名称などを全面改革する内容が盛り込まれた勧告案を発表した。

 チャン・ヨンダル委員長は同日、メディア向けブリーフィングで「当委員会は、国軍機務司令部令など現在の機務司令部を支える法・制度装置を廃止し、新たに作ることにした」と話した。しかし、「新しい部隊が今のような司令部の形を維持するか、国防部長官の参謀機関にするか、外庁として独立させるかなどは確定せず、3つの案を並列してソン・ヨンム長官に報告することにした」と付け加えた。また、機務司令部改革委は、国軍機務司令部組織30%以上削減▽「60部隊」の全面廃止▽動向の観察および存案資料の廃止▽大統領単独面談報告の制限▽軍通信傍受の際の令状交付の義務化などを勧告した。
パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )