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0代ごろ、教会所属の平和グループで活動した。政治的な関心を持ち、当時の社会問題だった反戦、平和デモに参加した。チェルノブイリ原発爆発事件(1986年)が起きて反核運動に参加し、数年間この活動をした」

2020-12-31 | 健康で、長生きしたい方へ
[インタビュー]「右翼が日本軍『慰安婦』
問題の真実を口封じするなら黙っていない」

登録:2020-12-29 10:24 修正:2020-12-30 08:50

ベルリン「右翼に反対するおばあさんたち」会員のレテナ・クリスティアンスさん

          

「右翼に反対するおばあさんたち」ベルリン北区会員のレナテ・クリスティアンスさん=クリスティアンスさん提供//ハンギョレ新聞社

 1日に「平和の少女像永久存置」を決定するドイツ・ベルリンのミッテ区議会が開かれたとき、その前で「少女像の永久設置許可」を求めるデモが行われた。その中で「右翼に反対するおばあさんたち」という会の旗が目についた。この団体は3年前、オーストリアのウィーンで設立されて以来たちまち勢力を拡大し、今はドイツの69都市に地域組織があるという。1日のデモにも参加した同会の会員、レナテ・クリスティアンスさん(65)に10日、テレビ電話でインタビューした。

-「右翼に反対するおばさんたち」とはどんな団体か。

 「2017年にオーストリアのウィーンで設立された。当時、極右ポピュリズム党が政権に就いた際、戦争と戦後時代を経験した年配の女性たちが「二度とあんなことが起きてはならない」という気持ちで作った。その後ドイツでも急速に広まった。現在、ドイツだけで69の都市にこの団体の集まりがある。ベルリンでは一昨年6月に設立されたが、民主的な基本価値の志向、多様性の尊重、共生と環境に対する責任などを追求する。ベルリンの会員は200人余りで、熱心に活動している人は50~60人だ」

-どんな活動を?

 「ひと月に1回、全体の定期会合を行って親睦も深める。私はベルリン北区。テーマ別の集まりは教育、演劇、歴史、女性主義、環境といった分科会に分けて行う。例えば、環境分科会で活動する方は、街路樹の保護や青少年の気候変動対処運動の『未来のための金曜日』などに参加する。教育分科会は極右主義や人種差別とナチス問題を集中して扱い、学校で生徒たちに時代を証言する講演もする。女性主義分科会では男女平等問題に関心を持って活動する。私の関心は難民と統合問題。 これと関連したデモで3回ほど発言もした。私は今「行動」分科会で活動している。この間、ある会員が私に手紙を書いて少女像の問題で私たちがどのような行動ができるかを尋ねてきた。その時、私は様々なアイデアを絞り出して支援し、その活動をともにしている。団体のすべての活動が行動分科会を通して行われる」

      

1日、デモに「右翼に反対するおばあさんたち」の会員も団体の旗を持って参加した=ハン・ジュヨン通信員//ハンギョレ新聞社

-以前はどんな仕事をしていたのか。

 「看護師だった。医師と結婚して、夫が個人医院を運営していたときに子育てしながらその医院で一緒に働いた。離婚し、50歳の時に保健医療情報管理士という仕事を新たにスタートし、引退するまで働いた。子育てをしていた30代ごろ、教会所属の平和グループで活動した。その時に政治的な関心を持ち、当時の社会問題だった反戦、平和デモに参加した。チェルノブイリ原発爆発事件(1986年)が起きて反核運動に参加し、数年間この活動をした」

-「右翼に反対するおばあさんたち」にはどうやって加入したのか。

 「離婚して新しい職業教育を受け仕事を始めた時、政治問題で活動する時間がなかった。4年前に引退してベルリンに来たが、急に時間が多くなった。そのため、大規模な反戦平和デモがあるたびに参加した。欧州の価値を守ろうという『ヨーロッパの脈拍』や『未来のための金曜日』のデモに出るたびに『右翼に反対するおばあさんたち』の旗が目についた。その時、関心を持つようになって参加した」

1日、コリア協議会など在ドイツ韓国人たちと 
ミッテ区の少女像永久存置連帯デモ 
「女性を対象にした戦争犯罪は普遍的問題 
少女像はみんなに考えるきっかけをくれた」 
3年前にオーストリアのウィーンで設立 
「極右スローガン」ステッカーをはがす活動も

-少女像の活動をしながらどんなことを考えたか。

 「女性を対象にした戦争犯罪は韓国だけの問題ではない。戦争で女性が物のように取り扱われるのは世界的な現象だ。私たちの団体はこれ以上このような権的なことが起こるのを黙って見過ごさない。そしてそのような歴史が世間に知られていないことも黙って見てはいないだろう。私たちはこの慰安婦関連運動をうれしく思う。この歴史は東アジアの特殊な歴史だが、皆に考えるきっかけを与えてくれる。私は少女像を守るデモをしながらインターネットで日本の慰安婦問題に関する歴史資料を探して読み始めた。私は少女像を通じて、私の人生で初めてこの問題を考えるようになった。

 例えば、母に若い頃東プロイセンからドイツに避難していた時にどんなことが起きたのか、これまで一度も聞かなかったし、母が話すこともなかった。新聞で性暴力犯罪が報道された時も、他人事のように思った。少女像問題で活動して勉強することで、この問題が自分の問題のように身近に感じられた。このようなことがどうやって起きるのか、少女像のおかげで、より大きな文脈で見ることができるようになった。私が以前は考えもしなかった問題の重要性を知ったという点で、平和の少女像に感謝する」

-活動の中で最も印象深かった瞬間は?

 「昨年8月、開かれた自由な社会、正義のある社会を目指す団体が毎年1回行う大規模な連帯デモがドレスデンであった。その時、全国から私たちの団体の会員数千人が集まり、私たちがどれだけ大規模な団体なのか体感することができた。ハンブルク、ハノーファーなどドイツの各地域から来た私たちの団体の横断幕を見て、大きな感動を覚えた。こんなに多くの女性が同じ運動をしているなんて、本当に素晴らしかった」

-団体活動を通じて個人的に変わったことはあるか。

 「昨日(9日)がわたしの65歳の誕生日だった。それで自分にこの問いを投げかけてみた。ホームページにこれまでの活動を撮ったビデオをアップした。それを見て、自分がここでより大きな強さを得たことに気づいた。私は以前よりずっとまじめになった。活動することが非常に嬉しく、面白い」

-活動計画は?

 「来年(ドイツは)総選挙を準備している。候補たちに投げかける質問を作成している。どの党が私たちの要求に合った政策を出すかをよく調べ、候補を緊張させる。極右に反対する活動も続け、来年1月には慰安婦関連のデモにも参加する。街灯柱に貼られた極右スローガンが書かれたステッカーをはがす『片付けるおばあさんたち』の活動も続ける。ごみをかたづけながら、通行人と言葉を交わす活動も続ける」

-活動中の難しい点は?

 「難民問題。大火事で難民キャンプが燃えてしまったギリシャのモーリアを思うと悲しくなる。抗議の手紙を書き、デモをしに街に何度も出ても、政治的な変化はない。政治家たちは私たちが街頭に出ても、私たちの声を聞いてくれない。それで憂鬱になったりもするが、互いに励まし合って奮い立たせながら、そのまま地道にやっている。この過程はたやすくはなく、時には悲しいこともある。私が話したような内容の演説を若い男性が行っているのを聞いたことがある。私たちはもう年を取ったし、それでも生きられる。でもあんなに熱心に参加し、活動する若者たちの失望はさらに大きいだろう。彼らの声が政治に反映されなければ、この若者たちはいつかおかしくなって極端になるだろう。でなければ完全に背を向けてしまう。政治が変わらないのが本当に残念だ」

-会員の中でおじいさんは?

 「男性会員もいる。多くはない。なぜ私たちの年代の多くの男性たちが、私たちの活動に共に取り組まないのか気になる。たぶん活動することにやや疲れてしまったのではないかと思う」
ベルリン/ハン・ジュヨン通信員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

 韓国人をはじめとする東アジア人は、長年の稲作のおかげで、高炭水化物の食事による肥満や糖尿病などの副作用を防ぐ遺伝的適応を経てきたという研究結果が出た。

2020-10-05 | 健康で、長生きしたい方へ
韓国人には肥満と糖尿を防ぐ「米飯遺伝子」がある
登録:2020-10-05 02:16 修正:2020-10-05 08:06


インドより3千年も早くコメ栽培、高血糖を防ぐ遺伝的適応が起きる

      

東アジア人は世界で最も長きにわたってコメの飯を食べてきており、その過程で栄養学的な副作用を減らす進化的な適応をした=ゲッティ・イメージバンク//ハンギョレ新聞社

 韓国人をはじめとする東アジア人は、長年の稲作のおかげで、高炭水化物の食事による肥満や糖尿病などの副作用を防ぐ遺伝的適応を経てきたという研究結果が出た。

 長い牧畜の歴史がある欧州などの一部の地域の人々は、乳糖分解酵素を大人になってからも分泌するため、牛乳が問題なく飲めるが、これと似たような進化が東アジアでも起きていたという主張だ。

 イタリアのボローニャ大学などの国際研究チームは、アジアの稲作伝播に関する考古学的発見と、124の人口集団に含まれる2000人以上のゲノムを分析し、こうした事実を突き止めたことを、科学ジャーナル『Evolutionary Applications』最新号に掲載された論文で明らかにした。

 研究に参加したボローニャ大学のマルコ・サチーニ教授は「一部の東アジア人の祖先は少なくとも1万年前から毎日コメを食べ始め、その結果、高血糖の食事が体の代謝に及ぼす有害な影響を減らすゲノムの適応が起こった」と同大学の報道資料で述べた。

 コメは、人類が栽培する穀物の中で、炭水化物の含有量とグリセミック指数が最も高い。グリセミック指数は、摂取後どれだけ早く血糖値を上げるかを示すが、東アジア人の祖先が食べていたコメと似ている玄米のグリセミック指数88は、小麦の30に比べ3倍近く高い。

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東アジア人に肥満・糖尿が少なかった理由

      

野生の稲。中国長江流域では、1万2000年前から野生のコメが食べられていた=マット・ラビーン、ウィキメディア・コモンズ提供//ハンギョレ新聞社

 研究者たちは、中国の長江流域で1万2000年前から野生のコメが摂取され、続いて現在の短粒品種が作物化されたという最近の考古学研究の結果に注目した。野生の稲の作物化と栽培技術は、7000~6000年前に韓国と日本に急速に広まった。インド北部で独立的に稲の栽培が始まったのは4000年前で、この時栽培された長粒種の稲は東アジアの稲に比べてグリセミック指数がずっと低い。

 第1著者であるボローニャ大学博士課程のアドリアーナ・ランディーニ氏は「(グリセミック指数が高い)他の品種の稲を数千年も先に栽培し始めた中国、韓国、日本の人々は、インドなどの西アジア人たちが経験したよりひどい代謝ストレスを受けたはず。そのため高血糖食がもたらす代謝疾患にかかる危険を減らすゲノム適応が起きた」と語った。

 研究者たちは、このような遺伝的適応を確認するために、中国の古い少数民族である湖南省のトゥチャ族、韓国人、日本人などの東アジア人のゲノムをパキスタン、バングラデシュ、ミャンマー、ベトナム人などのゲノムと比較分析した。

      

稲作の発祥地と調査対象人口集団の位置=ランディーニ他(2020)『Evolutionary Applications』提供//ハンギョレ新聞社

 研究に参加したボローニャ大のクラウディア・オイェダ=グラナドス研究員は「東アジア人と違い、西アジア人と東南アジア人からは、特定の食事による代謝ストレスに関する遺伝的適応は発見されなかった。対照的に中国のトゥチャ族、韓国人、日本人の祖先は類似した代謝ゲノムの適応を示した」と話した。

 研究者たちが発見した東アジア人たちの遺伝的変化の一部は、炭水化物がコレステロールと脂肪酸へと変わることを抑制して肥満指数(BMI)を下げるとともに、心血管疾患の危険を低下させることと関連していた。一部の変化はインスリン抵抗性を下げる方向へと適応していた。インスリンは、肝臓でのブドウ糖生成を抑制するなどのやり方で、血中のブドウ糖濃度を下げるが、インスリン抵抗性とはインスリンの作用が落ちた状態を指し、糖尿病の主な要素となる。

 その他、一部の遺伝的変化はビタミンAの代謝物資であるレチノイン酸の生産を促進する働きをするが、この栄養物質が不足すると、コメを主食とする人にしばしば健康問題が起こる。

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欧州人の牛乳のようにコメに適応

      

野生種を含む様々な品種の長粒種(インディカ)米=ホワイトブラウン、ウィキメディア・コモンズ提供//ハンギョレ新聞社

 韓国人などの東アジア人たちに伝統的に肥満と糖尿が少ないのは、このような遺伝的進化のおかげということだ。実際、韓国の糖尿病有病率は、1960年代には0.5%未満に止まっていた。

 しかし、ここ数十年間の食生活の西欧化、都市化による活動量の減少、高カロリー食品の消費増加などで、東アジア人の糖尿病有病率は急増し、世界の患者の60%を占めるに至った。早くから高炭水化物のコメを消費することで獲得した遺伝的利点は、すべて失われてしまったのだろうか。

 サチーニ教授は「こうした適応は、今も生活方式のグローバル化と西欧化がもたらした食生活の変化による否定的効果を抑えるのに重要な役割を果たしている」と語る。研究者らは、同じくコメを主食とする西アジア人の糖尿と肥満率が東アジア人より高いことをその根拠に挙げる。

 国際糖尿病連合(IDF)による2019年の20~79歳の糖尿病有病率統計によると、パキスタンが世界で最も高く19.9%で、インドが10.4%でそれに次ぐ。中国は9.2%で19位、韓国は6.9%で26位、日本は5.6%で42位だった。

 研究に参加した檀国大学生命科学部のチン・ハンジュン教授は、「欧州、アフリカ、地中海などで家畜を飼っていた人たちが牛乳をうまく消化できるように遺伝的に適応したように、東アジア人は炭水化物の副作用を減らしつつ、うまく摂取できるように進化した」と説明した。

引用ジャーナル:Evolutionary Applications, DOI: 10.111/eva.13090
チョ・ホンソプ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

北京にいながらにして西湖のカエルやセミの鳴き声を聞くことができる。

2020-08-01 | 健康で、長生きしたい方へ
都会人を癒す自然音 人気のフィールドレコーディングエンジニア
人民網日本語版 2020年07月31日16:23


 北京にいながらにして西湖のカエルやセミの鳴き声を聞くことができる。このほど、浙江省杭州市西湖区が打ち出した自然音アルバム「西湖を聴く--自然の音」が正式にリリースされた。このアルバムでは、音声共有サイト「喜馬拉雅」の人気パーソナリティーで自然音レコーディングを手がける「声谷」を起用し、杭州にある西渓湿地や竜塢茶園などの景勝地で自然の音を録音。「85後(1985年-90年生まれ)」の自然音レコーディングエンジニアである「声谷」は、このアルバムによってさらに多くの人に知られることとなった。北京日報が伝えた。

        

「声谷」の本名は趙志勤さん。10数年前に学校を卒業した後、杭州にやってきた。趙さんは美術デザイナーや商品の体験士の仕事をした後、インターネット関係の会社を経営していたこともある。にぎやかな都市に暮らしてはいたが、焦りや不安にとらわれているように感じ、眠れないこともしばしばだった。睡眠を促すために、趙さんはネットで大自然の音、つまりよく言われるところの「ホワイトノイズ」を探すようになった。しかし、クオリティの高い音声素材が少ないことに気づき、やがて自分で録音しようと思うようになっていった。

2013年、福建省の海辺への旅行が趙さんにインスピレーションを与えた。趙さんは、「早朝4点過ぎのことだった。砂浜をゆっくりと歩き、やわらかく体をなでる風を感じた。特に、寄せては返す海の波の音は、とても奥行きが感じられ、立体的で、とてもいい音だった。聞いているだけで催眠効果があるように思えた」と振り返る。彼はその音を録音することにした。

杭州に戻ると、趙さんは録音に関するカリキュラムをインターネット上で集め、さらに4000元(1元は約14.9円)以上かけてレコーダーやマイク、マイクブーム、ヘッドホンを購入。忙しい仕事の合間を縫って、週末になると録音器材を背負って深い森に入り、湖や渓流を訪れて、大自然の音を録音し、自然の音を集めたアルバムを1枚また1枚と製作していった。

      

2015年、趙さんは収集してきた大自然の音を喜馬拉雅にアップするようになった。数年が経ち、「声谷」は今ではすでに50万以上のフォロワーを抱え、アルバムの再生総数は8000万回を突破。そして都会に住む多くの人々の心を癒している。なかにはお金を出して趙さんが録音した鳥の鳴き声や水の流れる音、雷雨の音を聞きたいという人も多く、喜馬拉雅側によると、コンテンツ課金の波に乗り、現在では「声谷」アカウントの年間収入は100万元以上にも達しているという。

趙さんが「声谷」名義で製作した多くの「音のアルバム」のうち、「雨の音」が最も人気がある。こうした音を聞きながら眠りにつく人もいれば、アルバムで故郷のコオロギの声を聞いたように感じるという人もいる。そして土の香りをかいだような気持ちになり、幼い頃を思い出すという人までいる。そこでは風や水の音が聞こえ、鳥がさえずり、花が香り、カエルやセミが鳴いている。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年7月31日

COVID-19ウィルスの感染力は非常に強いが、徹底したマスク着用だけでも2次感染がかなり遮断できるということが疫学調査で確認されたためだ。

2020-07-19 | 健康で、長生きしたい方へ
車中に一緒にいたのに感染せず…「マスクの力」
登録:2020-07-18 03:12 修正:2020-07-18 07:31


防対本、追加感染を阻止した事例を公開

      
  
チョン・ウンギョン中央防疫対策本部長(疾病管理本部長)が17日午後、忠清北道清州市の疾病管理本部で、国内におけるのコロナ発生の現状、および感染者の中間調査結果などをブリーフィングしつつ、正しいマスクの着用法を実演している//ハンギョレ新聞社

 脚の手術のため、ソウルのある病院の4人部屋に入院して7日目。Aさんは、先月18日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が確認された。Aさんと他の入院患者はマスクをあまり着けていなかったため、まもなく更に4人の感染が確認された。しかし、マスクを常時着用してAさんに接触していた17人の医療陣は誰も感染しなかった。マスクだけでCOVID-19に感染するかどうかが分かれたのだ。

 中央防疫対策本部(防対本)は17日、マスクの着用でCOVID-19の追加感染を阻止した事例を公開した。COVID-19ウィルスの感染力は非常に強いが、徹底したマスク着用だけでも2次感染がかなり遮断できるということが疫学調査で確認されたためだ。

 先月27日に、光州(クァンジュ)の感染者Bさんと乗用車内に1時間近くいた3人が感染しなかったのも、マスクのおかげだった。京畿道の水原中央浸礼教会でも「マスクを着用していない場合、入場不可」の措置のため、先月中にCOVID-19に感染しているCさんとその娘が3回も礼拝に参加していたにもかかわらず、9千人の信者の中から2次感染者は1人も発生しなかった。国際学術誌『ランセット』に掲載された研究によると、マスクを着用していないと、マスクをしている場合に比べ、COVID-19への感染の可能性が5倍以上高くなるという。

 防対本のチョン・ウンギョン本部長はこの日の定例ブリーフィングで「マスク着用に関する認識調査の結果、COVID-19感染の危険性の高い食堂、カフェ、居酒屋におけるのマスク着用の必要性に対する認識が低い」とし「注文時だとか、待っている時間などの、飲食物を摂取する以外の時間には、必ずマスクを着用しなければならない」と述べた。食堂、カフェ、居酒屋などは2メートル以上の距離を取ることが難しいケースが多いからだ。

 また防対本はいわゆる「アゴスク」(マスクをあごに掛けること)など、誤ったマスク着用の例を示した。口と鼻を完全に覆って顔とマスクの間に隙間がないようにし、マスク着用後は表面に触ってはならず、はずす時もひもだけを持ってはずすことを奨励した。
チェ・ハヤン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

食治とは、食べ物で健康を治めることで、朝鮮時代から引き継がれてきた健康管理法だ。

2020-07-07 | 健康で、長生きしたい方へ
王も薬よりは食べ物で免疫力をつけて病気を克服

Posted June. 27, 2020 08:16,


        

「朝鮮時代は食べ物で体を治めて伝染病に備えました」

19日、慶尚北道栄州市(キョンサンブクド・ヨンジュシ)の伝統郷土料理体験教育館「食治院」で会ったシン・ソンミ院長(55)は、「食治によって新型コロナウイルス感染症のような伝染病に勝つことができる」とした上でこのように述べた。食治とは、食べ物で健康を治めることで、朝鮮時代から引き継がれてきた健康管理法だ。

「朝鮮時代は、食医が王の無病長寿のために努力しました。食医は薬より食べ物で病気を防ぎ、治めました。食べ物で王の免疫力をつけることが重要であり、このような王室の食文化がソンビ層に広がり、再び庶民層にまで影響を与えました」

朝鮮の食治に民間が簡単に接することができた医書が、儒学者であり、栄州濟民樓(チェミンル=朝鮮の地方医局)の医師だった李碩幹(イ・ソクガン)が記した「李碩幹経験方」だ。2009年にアン・サンウ韓国漢方医学研究院・東医宝鑑事業団長がこの本を国訳し、シン院長は国訳本をもとに食治を研究して現代風に再現するのに力を入れている。李碩幹経験方には、115件の病症に関する様々な予防と治療法が網羅されている。シン院長は、このうち食治方を深く掘り下げて、現代的に解釈してレシピを作っている。「李碩幹経験方・上、お粥とご飯を利用した食治方」という本も出した。

食治は予防医学だ。良い食材で作った料理を食べて、免疫力をつけることが重要だ。シン院長は「王室の食医は、先代王が患った病気を研究し、現在の王の体質を見て、食べ物で病気を予防し、足りない部分を補った」と語った。食治は、これまで知られている宮廷料理よりは、さっぱりとして、自然の食べ物で体の気を埋めるべきだと強調する。

同日、現場で記者も、「脳卒中を予防する麻ハトムギ粥が含まれている食治」を体験した。食前酒「東亜薬酒」を皮切りに、お粥、雪下覓炙、真珠麺、ビビムバなど10種類以上の料理を2時間かけて食べたが、胃もたれがなかった。特に雪下覓炙は、良い牛肉を叩いて柔らかくした後、味付けをし、ごま油で和えて焼いて氷水に浸すことを繰り返して作る。その結果、消化が非常によくなる。シン院長は、「食治は免疫力を高めて予防に重点を置いたが、熱が出たら緑豆でおかゆを作って下げたし、眠れない時は、野生ナツメ種のおかゆを処方したりした」と伝えた。

シン院長は1992年、慶尚北道醴泉(キョンサンブクド・イェチョン)出身の夫と結婚したことで、慶北地域の宗家の食べ物に関心を持ち始めた。1999年、栄州に引っ越して、本格的に郷土料理の研究に打ち込み、2002年、ムクゲ料理学院を開いて郷土料理の伝授に乗り出した。昨年栄州市と一緒に、食治を体験する食治院をオープンした。

シン院長は、「栄州ソンビの食治は、1418年に朝鮮で初めて建立された医局『濟民樓』がその始まりだ」と語った。濟民樓は、公立医療機関だった。栄州小白山(ソぺクサン)地域は古くから豊富な薬用植物が自生している。濟民樓は、このような植物を採取して全国に供給した。濟民樓はまた、医生と郷村の性理学者たちが医学的知識を積む空間でもあった。退渓李滉(イ・ファン)も、濟民樓で李碩幹と一緒に勉強したという記録がある。シン院長は、「朝鮮時代は食材の効能を知っている人、つまり王室の御医と食医、ソンビが食治を実践して記録に残した」とし、「李碩幹の『経験方』は、栄州地域の特産物を研究して作った最初の民間医書だ」と語った。

朝鮮第7代王の世祖(セジョ)は、韓国初の食医書である「食療纂要」の序文を書いた。正祖(チョンジョ)は、食治について正しく知っていて、体が良くない時は直接、特定の食べ物を上げるように指示した。英祖(ヨンジョ)は1日に5回も食事をした王の食事法の代わりに、3食しか食べずに長寿した。シン院長は「世宗(セジョン)と文宗(ムンジョン)、世祖の時の医官だった全循義(チョン・スンウィ)は、総合医学書である『医方類聚』の編纂に参加し、『山家要錄』と『食療纂要』のような食医書を残した」と説明した。

シン院長は、「ソンビたちは、最終的に健康に長く生きることを追求した。それが食治であり、人間の根本的な欲求だ。ところが、このような良い美徳が日本の植民地支配と韓国戦争で消えた」と残念がった。さらに彼女は、「私たちの先祖の知恵が込められた食治を振り返って生活化すれば、新型コロナウイルスを超えていかなる伝染病もやすやすと乗り越えられるだろう」と重ねて強調した。


梁鍾久 yjongk@donga.com

医学雑誌『ランセット(LANCET)』に5日に公開された「COVID-19予防のための物理的距離、マスク、目の保護機具」と題する研究論文によると・・・、

2020-06-10 | 健康で、長生きしたい方へ
距離を保ちマスクを着用、コロナ感染リスク80%下げる
登録:2020-06-09 02:14 修正:2020-06-09 08:48


医学雑誌『ランセット』掲載の研究論文 
チョン・ウンギョン本部長「マスク着用効果を確認」

        

中央防疫対策本部のチョン・ウンギョン本部長が8日、「コロナ定例ブリーフィング」を行うためマスクを外すところ。チョン本部長はこの日、「距離を保つこととマスク着用がコロナ感染リスクを80%以上下げる」という研究結果を紹介した//ハンギョレ新聞社

 1メートル以上の「距離を取ること」とマスクの着用が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染リスクを80%以上下げるという研究結果が出た。中央防疫対策本部のチョン・ウンギョン本部長は8日の定例ブリーフィングで、こうした内容を含む学術論文を紹介しつつ、「距離を保つこと」と「マスク着用」を重ねて強調した。

 医学雑誌『ランセット(LANCET)』に5日に公開された「COVID-19予防のための物理的距離、マスク、目の保護機具」と題する研究論文によると、病院や地域社会からの物理的距離を1メートル保った場合、COVID-19感染のリスクは82%減少した。他の人との間隔を1メートル伸ばすごとに、感染からの保護効果は2倍以上高まった。SARS、MERS、COVID-19などに関する44の文献をメタ分析した結果だ。

 また、病院でマスクを着用すれば、COVID-19感染のリスクが85%減ることが分かった。病院で使用するN95マスクの感染リスクの減少幅は他のマスクより大きかった。幾重にもなっているマスクほど感染予防効果が高かった。

 チョン・ウンギョン本部長は「生活防疫守則で提示した2メートルの距離維持、マスク着用だけでもCOVID-19予防に効果的だという根拠が確認された。密閉された環境でマスクをつけずに、1時間以上にわたり唾液の飛沫が飛んでいる環境にさらされれば、COVID-19に感染する確率は50%以上」と述べた。換気ができない密閉された環境は避け、必ずマスクをしなければならないということだ。
ファン・イェラン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

23日午前、慶尚北道庁で新型コロナ関連の記者会見が行われている。[写真 慶尚北道]

2020-03-24 | 健康で、長生きしたい方へ
韓国慶尚北道の追加感染3人で6日ぶりに一桁…全体患者37%完治
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.23 16:04


          

23日午前、慶尚北道庁で新型コロナ関連の記者会見が行われている。[写真 慶尚北道]
慶尚北道(キョンサンブクド)地域の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染者数が23日午前0時基準で1203人に増えた。前日0時を基準と比較して3人増となる数字だ。今月18日に追加感染者数が二桁に反騰した後、6日ぶりに数が一桁数に再び減った。

李チョル雨(イ・チョルウ)慶北道知事は23日午前、慶北道庁で開かれた記者会見でこのように明らかにした。この日、追加感染判定を受けた3人は、それぞれ慶州(キョンジュ)と星州(ソンジュ)・安東(アンドン)で各1人発生した。連日感染者が発生し、慶尚北道地域で最も多くの感染者比重を占めている慶山(キョンサン)では、この日追加感染者が出なかった。

慶州は集団感染が起きた同市内のある食堂で追加で45歳男性1人が確認された。この食堂ではこれまで計16人の感染が確認されている。今月15日、食堂事業主が最初に陽性判定を受け、18日6人、19日3人、21日5人など客を中心に追加感染者が確認された。23日に追加で確認された感染者も客との接触者だ。

星州では21日に英国から帰国した22歳の男性が陽性判定を受けた。ロンドンから仁川(インチョン)空港を通じて入国した後、疑い症状が現れて診断検査を受けたのち、22日に陽性反応が出て同日午後に安東(アンドン)人文精神研修院生活治療センターに入った。

安東で発生した1人は慶尚北道奉化郡(ホンファグン)立療養病院で働く45歳の女性だ。奉化郡立療養病院は感染者の増加を受けて直ちにコホート隔離を実施し、全体人員247人(入所者162人、従事者85人)を対象に全数検査を実施中だ。現在123人は陰性判定を受け、残りの124人は23日中に結果が出る予定だ。

慶尚北道では35人が追加で完治判定を受けて現在までで446人が完治した。合計感染者数1203人の37%水準だ。

これに先立ち、9日から22日までの2週間、道内全体の社会福祉生活施設564カ所に対する「予防的コホート隔離」を実施していた同道は、追加感染者はおらず全員陰性が確認された。続いて精神医療機関33カ所(患者5487人、従事者990人)と昼・夜間の保護サービスを提供する長期療養機関203カ所(利用者3608人、従事者2366人)に対しても5%サンプリング検査をする方針だ。

李知事は「『天は自ら助ける者を助ける』という」とし「我々の地域の先輩が国債報奨運動で国を救おうとしたように、今回も被害が最も大きい大邱(テグ)・慶尚北道から難しい時に一緒に分け合い、克服する雰囲気が火のように起きるようにしなければならない」と話した。

昨年8月に日本共産党に入党した小松泰信・岡山大学名誉教授がボランティアの一員として京都市に駆け付け、街頭でハンドマイクを握りました。

2020-01-12 | 健康で、長生きしたい方へ
安倍政権に白旗立てさせよう
京都市長選 福山さん応援 小松名誉教授駆け付け
19日告示


          

     (写真)「選挙は未来へのパスポート。ぜひ投票に行ってください」と訴える小松さん=11日、京都市左京区

 「日本共産党員になった時、(応援に来てほしいとの)声が掛かると思っていたし、可能な限り引き受けようと思っていた」―。京都市長選(19日告示、2月2日投票)に立候補を表明した福山和人弁護士の応援に11日、昨年8月に日本共産党に入党した小松泰信・岡山大学名誉教授がボランティアの一員として京都市に駆け付け、街頭でハンドマイクを握りました。

 農業協同組合論を専門とする小松氏。伏見区では専業農家と懇談し、左京区で開かれた決起集会では農業政策を充実させてほしいとあいさつしました。「単なる食糧生産だけじゃない。京都の自然をどのように保全するかにも関係する。災害はこれから何が起こるかわからない。そのためにも農業を整備してほしい」と訴えました。

 小松氏は、京都市長選応援に駆け付けた思いについて熱く語りました。「安倍晋三首相が許せない。例えば公文書の問題。シュレッダーにかけるなんて、うそもいいところだ。安倍首相を引きずり降ろし、同じDNAの自民党政権に打撃を与えるために、いろんなところでのろしを上げていく必要がある」と力説。「福山さんが市長になれば、市政は良い方に変わり、国政にも影響を与える。安倍政権に降参の白旗を立てさせよう」と語りました。そして「ぜひ、私のように全国からボランティアで京都に駆け付けてほしい」と呼びかけました。

「人類の大災害まで残された時間はあとわずか」 。科学者たちの警告だ。

2019-09-27 | 健康で、長生きしたい方へ
「『絶滅危惧種』の青少年たちよ、
27日に光化門にみんな集まれ」

登録:2019-09-26 10:23 修正:2019-09-27 00:28


          

青少年気候行動の活動家オ・ヨンジェさん(左)、キム・ソギョンさん(右)が先月9日、ソウル弘大入口駅付近の横断歩道で気候危機の深刻性を知らせるプラカードを持ってデモを行っている=青少年気候行動提供//ハンギョレ新聞社

 「人類の大災害まで残された時間はあとわずか」 。科学者たちの警告だ。地球の気温が産業化時代(1850~1900年)に比べ摂氏1.5度以上上がると「気候災害」が起き、2度以上上昇すると人類は「取り返しの付かない破局」を迎えるだろうと彼らは予告する。気候災害を避けるために私たちが使うことができる炭素は、約10年分にすぎない。急進的な炭素の削減なしにこのまま進めば、2030年には人類は「気候災害」を避けることができないという意味だ。

 今月27日、青少年たちが「学校ストライキ」を敢行しながら街頭に出るのは、「生存」のためだ。10日、ソウルNPO支援センターで会った青少年気候行動の活動家キム・ソギョン、キム・ユジン、オ・ヨンジェさん(18)とキム・ボリムさん(27)は、「2030年になった時の私たちの姿を思い描くことができない」とし、「全人類が滅亡するかもしれないのにもかかわらず、人々は依然として危機を認識していない」と話した。現在、青少年気候行動には青少年や若者40人余りが活動している。

 キム・ユジンさんは、“発展途上国”の地位に隠れて気候危機の責任から逃れている韓国政府の態度が問題だと指摘した。キムさんは「韓国は初めて国連気候変動枠組み条約(UNFCC)に参加した当時(1992年)開発途上国の地位だったから、今までその地位を維持している。しかし、もはや温室効果ガス排出量と国内総生産(GDP)の面で発展途上国の地位の陰に隠れられない立場だが、韓国は気候危機に寄与した分の責任を果たしていないようで、恥ずかしい」と話した。

          

5月24日、300人余りの青少年たちが「気候悪党国家からの脱出のための教育改革」を要求する内容の横断幕を持って、ソウル光化門からソウル教育庁方面に一緒に歩いている。この日の気候ストは青少年気候行動が主導した=青少年気候行動の提供//ハンギョレ新聞社

 青少年気候行動は、3月15日と5月24日にも気候悪党国家からの脱皮に向けた「気候ストライキ」を行い、登校拒否運動を主導した。学校ストライキの後も気候危機に対するメディアや政府、市民の無関心は続いた。キム・ソギョンさんは「(500人あまりが参加した)3月の気候ストは、私たち自身にも新しいショックだった。その後、多くの人が気候危機に関心を持って加わってくれるだろうと期待したが、大きな錯覚だった。いまだに無関心な人々と変わらない現実を見て、憂うつ感がひどくなった。互いに会うたびに抱き合って泣いた」と告白した。

 しかし、挫折ばかりしているわけにはいかなかった。今年8月から土曜日ごとにプラカードを持って「気候出没行動・ピョン」という街頭デモを始めた。気候災害を目前にした絶望感と恐怖を吹き飛ばす方法は、結局「行動」しかなかったからだ。未来を夢見ることができない青少年たちの「助けて」というあがきだった。

 彼らは9月が終わる前に「気候のための学校ストライキ」という名のもう一つの大規模な気候行動を計画している。国連気候行動サミットに合わせて20日に世界各地で行われた「学校ストライキ」の延長線上にある。オ・ヨンジェさんは「27日午前10時から午後3時まで、ソウル光化門(クァンファムン)の世宗路公園で、街頭気候危機セミナー、秋の運動会、気候対応成績表発表、私たちの世代みんなの自由発言などで、集会を行う予定」とし、「多くの青少年や青年、市民の関心と参加を呼びかけたい」と訴えた。この日の参加者たちは大統領府にも向かう。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と政府に必ず言いたいことを手紙に書いて伝える計画だ。

          

青少年気候行動が5月24日、ソウル教育庁の前で記者会見を開き、「気候危機に対応できるよう教育制度全般を改善せよ」と要求している=青少年気候行動提供//ハンギョレ新聞社

 キム・ボリムさんは25日、「韓国は温室効果ガス削減計画を作ってもちゃんと守られず、これまで排出量が減らず、むしろ増えてばかりだった。それでも文大統領は24日、国連気候行動サミットで、韓国がパリ協定を十分にちゃんと履行しいるかのように述べ、「青空の日を作ろう」などとピントはずれの話ばかりした」とし、「政府は依然として状況の深刻性と緊急性を無視したまま、私たちの未来を脅かし続けている。私たちはもう本当に街頭に出るしかない」と話した。

          

27日にソウル光化門世宗路公園で開かれる「気候のための学校ストライキ」のポスター。ポスターの写真は青少年気候行動の活動家キム・ソギョンさんが先月31日、北村で気候危機の深刻性を知らせ政府と企業の積極的な対応を求める一人デモをしている姿=青少年気候行動提供//ハンギョレ新聞社
チェ・イェリン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

温暖化対策 行動を今すぐ
史上最大の気候スト 世界で400万人
NY市だけで30万人超


          

     (写真)20日、ニューヨーク市内で行われたグローバル気候マーチ(池田晋撮影)

 【ニューヨーク=池田晋】ニューヨークの国連本部で23日に開かれる「気候行動サミット」に向け、世界の首脳に早急な温暖化対策を求めて、20日に取り組まれた「グローバル気候マーチ」には、163カ国で400万人以上(主催者発表)が参加しました。世界的な運動の火付け役となったスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)は「史上最大の気候ストになった」と発表しました。

 このうち米国では、主催団体の発表で全50州1100カ所以上で行動が取り組まれました。ニューヨーク市だけで30万人以上が参加しました。

 同市では、参加者が「何がほしい? 気候正義だ!」「いつほしい? 今だ!」とテンポよく声を掛け合いながら、マンハッタン南の広場から最南端の公園まで行進。金融街を通り抜ける際には「ウォール街を揺らせ」と高層ビルの間にコールを響かせました。

 ニューヨークの行動は、▽化石燃料をなくす▽誰も置き去りにしない公正な社会に移行する▽温暖化ガス排出者の責任を追及する―ことを基本要求に行われました。

 行進後の集会で、ひときわ大きな歓声を受けて登壇したトゥンベリさんは「世界の指導者たちを動かそう。私たちならできる。これは始まりでしかない。彼らが望もうと拒もうと、変革は訪れている」と語りかけました。

 高校生のエミリーさん(15)とジャネッラさん(14)は「いま私たちが団結し、変えていかなければ、地球はゆっくり死んでいくだけ」と危機感を募らせます。世界の指導者に「いますぐ行動して。そして温暖化をくい止めて」と声をそろえて呼び掛けました。

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環境問題

特に、年配の方へ、睡眠直前、温度の高い湯船につかることはやめた方がよい!

2017-11-30 | 健康で、長生きしたい方へ
睡眠前の入浴が健康に悪いことが明らかに
人民網日本語版 2017年11月29日10:44


寝る前の入浴を習慣づけている人が多いが、北京大学第一病院の劉建湘医師は、「夜の入浴は早めにすべきだ。入浴してからすぐに眠るとうまく寝付けない。これは特に湯船につかることが好きな人の場合、特に顕著だ」と注意を促している。中国婦女報が伝えた。

睡眠前に体温を上昇させる活動のすべてが、人々の正常な睡眠に影響を及ぼしうることが、研究で明らかになった。体温が特定の温度まで下がらなければ、心を落ち着けて眠りにつくことができないからだ。こうしたことから、睡眠前の入浴が良くないように思えるが、実際にはそうではない。入浴でリラックスし、体をタオルで拭くことで体の「冷却」を促す。これによって入浴中に得たよりも多くの熱を放出することになり、その量が多いほど睡眠が深くなる。

このため、専門家は寝る1-2時間前の入浴、もしくは食事から1時間半後の入浴をアドバイスしている。体への刺激が少ない水温は37-39度で、最もリラックスしやすいということだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年11月29日