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総選挙での政権交代・野党連合政権実現で、希望ある新しい政治を切りひらくために、ひきつづきお力をおかしいただくことを心から訴えます。

2021-07-07 | 野党共闘は世直し文化

東京都議選の結果について

日本共産党東京都委員会

 日本共産党東京都委員会は6日、東京都議選の結果について以下の声明を発表しました。


 一、4日に投開票がおこなわれた都議会議員選挙で、日本共産党は、現有18議席を確保し、19議席に前進する大きな勝利をかちとりました。2人区の文京区・日野市で新しい議席を獲得しました。当選者の74%(14人)が女性であり、女性議員数では都議会第1党になりました。

 日本共産党は、比較可能な選挙区で、得票率を前回の14・83%から15・79%に増やし、すべての選挙区で猛奮闘しました。今回の勝利は、2013年、2017年に続く3回連続であり、革新都政時代以来の半世紀ぶりの歴史的快挙です。

 コロナ禍の中での選挙戦において、日本共産党をご支持いただいた都民のみなさん、わが党の前進のために、昼夜わかたずご協力くださった全国・東京の支持者、「赤旗」「東京民報」読者、後援会員、党員のみなさんに心からの敬意と感謝を表明します。本当にありがとうございました。

 一、日本共産党は、「五輪より命を大切にする政治を」「五輪を中止し、コロナ対策に力の集中を」と訴えぬき、強い共感が寄せられました。この訴えが力を発揮し、東京都のパブリックビューイングの中止や児童の五輪観戦動員の中止が広がるなど、政治を動かしました。日本共産党の議席増とともに、中止・延期を訴えた立憲民主党が15議席に前進したように、“今夏の五輪はやめるべき”という首都の有権者の民意が示されたことも重要です。

 新しい党都議団は、これらの民意や菅政権・小池都政への批判の強まりを踏まえ、今夏の五輪中止を求め、ただちに行動を起こします。都議会野党第1党として都議会他会派への働きかけや国政との連携もすすめます。

 また、コロナ「封じ込め」を目標にすえ、ワクチンの迅速接種と一体に大規模なPCR検査、十分な補償と生活支援、医療機関に対する減収補てんの実現を訴え、大きな共感が寄せられました。

 同時に、「四つのチェンジ」((1)ケアに手厚い都政へ―都立・公社病院の独法化中止、(2)大企業の利益優先の「稼ぐ東京」でなく、福祉・暮らし第一の都政へ、(3)ジェンダー平等・個人の尊厳を大切にする都政へ、(4)米軍の横暴勝手をやめさせ、平和な東京)を掲げ、それぞれの選挙区での焦点の課題と結びつけて押し出したことは、広範な無党派層からの注目や期待を広げました。各紙の出口調査で、無党派層の中での日本共産党の支持が都民ファーストにつぐ第2党と報じられたことは重要です。

 一、自民党は、公明党とあわせて過半数の確保に届かず、4月25日投開票の三つの国政選挙での自公敗北に続き、菅政権にとって「大打撃」となり、国民の自公政治への深い怒りと怨嗟(えんさ)の声の広がりが顕著になりました。都民ファーストは、議席を大きく後退させ、第2党になりました。

 一、今回、市民と野党の共闘は重要な前進をきりひらきました。日本共産党と立憲民主党などは、1人区、2人区、一部の3人区で候補者の調整を行いました。文京区、豊島区、北区、日野市、北多摩4区で日本共産党候補が勝利し、渋谷区、中野区、立川市、武蔵野市、三鷹市、小金井市、小平市、北多摩2区で、立憲民主党や生活者ネット、無所属の候補が勝利しました。お互いに支援して勝利をかちとったことは、自民党を追いつめる力を発揮したものとして、来たる総選挙での勝利・前進につながる重要な結果です。

 一、私たちは、選挙戦で訴えた公約、政策の実現のために、草の根からの要求実現のたたかいをいっそう強化し、新しい都議会での奮闘とともに、目前に迫った総選挙での日本共産党の躍進と市民と野党の共闘のさらなる前進・勝利のために全力を尽くします。

 首都・東京において、総選挙で「110万票以上・得票率20%」を実現し、比例代表選挙で3議席を確保し、さらに4議席獲得のために全力をあげるとともに、東京12区・20区をはじめ小選挙区での党候補者の勝利をめざし、とりくみの新たな前進を開始する決意です。

 総選挙での政権交代・野党連合政権実現で、希望ある新しい政治を切りひらくために、ひきつづきお力をおかしいただくことを心から訴えます。


特別措置法・感染症法の改定については、「懲役刑を含む刑事罰を科すことは容認できない」「入院したくてもできない1万人以上もの自宅待機があるのに刑事罰を検討するなど本末転倒だ」

2021-01-21 | 野党共闘は世直し文化
3次補正組み替えを
野党国対委員長会談で一致
「GoTo」やめコロナ対策に


 日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は20日、国会内で会談し、2020年度第3次補正予算案について、野党共同で組み替え案を提出することで一致しました。

      

(写真)野党国会対策委員長会談=20日、国会内

 会談では、第3次補正予算案は緊急事態宣言をやらない前提で編成したものであり、「Go To トラベル」の延長費用や「国土強靭(きょうじん)化推進」など緊急性・必要性のない項目を削り、新型コロナ集中対策にまわすべきだとの認識で一致。自粛に対する十分な補償や医療機関への減収補填(ほてん)、検査体制の強化、生活困窮者支援などへの大規模な支援措置を講じる予算に抜本的に組み替えることを確認しました。

 特別措置法・感染症法の改定については、「懲役刑を含む刑事罰を科すことは容認できない」「入院したくてもできない1万人以上もの自宅待機があるのに刑事罰を検討するなど本末転倒だ」などの意見が出され、内閣委員会、厚生労働委員会などで参考人の意見を聞くなど慎重かつ十分な審議が必要と一致しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は特措法改定について、野党が昨年12月に共同提出した特措法等改正案で提起した休業要請に応じた事業者への給付金の国庫負担などの法的根拠を明記することなどを基本とすべきだと主張しました。また、感染症法はハンセン病患者への差別など痛苦の教訓を踏まえ、人権尊重が明記された歴史的経過があるとし、「人権尊重と感染症対策の根本である国民の理解と納得を得るのにふさわしい議論をすべきだ」と述べました。

志位氏は、昨日の会見でも小池知事は何の具体策もとろうとしていないと批判。「保健所や都立病院、福祉に手厚い東京をつくる宇都宮さんに知事を代わってもらおう」と呼びかけました。

2020-07-04 | 野党共闘は世直し文化
都知事選 あす投票
宇都宮勝利 共闘の力で
志位・枝野・岡田・福島・前川氏が応援


          

(写真)声援に応える(左から)前川、志位、宇都宮、枝野、福島、岡田の各氏=3日、東京・新宿駅東南口

 共闘の力で宇都宮けんじ都知事候補(5日投票)を何としても押し上げよう―。日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の枝野幸男代表、社民党の福島瑞穂党首、前副総理の岡田克也氏、文部科学省元事務次官の前川喜平氏が3日、東京都の新宿駅前で、そろって宇都宮氏とともに訴えました。(志位委員長演説)

 志位氏は、最大争点は新型コロナから都民の命と暮らしを守ることだと強調。都内の感染者が2日連続で100人を超え、政府の専門家会議の「社会への協力要請」を行う基準を超えている事態のもとで、徹底した補償とセットで業種・地域を限定して自粛要請をすることも含めて、具体的な対策をとるべきだと述べました。

 志位氏は、昨日の会見でも小池知事は何の具体策もとろうとしていないと批判。「保健所や都立病院、福祉に手厚い東京をつくる宇都宮さんに知事を代わってもらおう」と呼びかけました。

 枝野氏は、東京では新型コロナの封じ込めに失敗した事態なのに、都にも国にもその危機感がないと指摘。都知事の権限と財政力を生かせば、PCR検査の徹底ができるのにやろうとしていないと批判。「弱者に寄り添い、日弁連会長も務め組織の運営能力もある宇都宮さんこそ知事にふさわしい」と訴えました。

 福島氏は「小池知事は感染症対策で頑張っている都立・公社病院を独立行政法人化しようとしている。ダメです。第2波に備えられない。都立・公社病院を守る知事を実現しよう」と訴えました。

 岡田氏は、小池氏が2017年の都議選で「築地は守る、豊洲は生かす」と言って小池氏がつくった都民ファーストの会を躍進させたことを指摘。「選挙の前いったことを覆す。都民をだますやり方は許せない。正直・誠実な宇都宮さんを知事に」と力を込めました。

 前川氏は「小池氏は都知事の地位が欲しかっただけじゃないのか。宇都宮氏が知事になりたいのは都民のために働きたいから。知事には宇都宮さんが一番だ」と応援しました。

 宇都宮氏は「市民と野党の支援の輪が日に日に広がっていて幸せです。保健所を削減させ、都立・公社病院を独法化する小池氏では都民の命は守れない。最後まで全力でたたかう」と力を込めました。

 雨の中、車いすに乗って演説を聞く身体障害者、陸橋で傘をさして聞く人も。34歳の女性は「小池さんのコロナ対策は自分のためのものとわかった。宇都宮さんに頑張ってほしい」と話していました。

子どもたちの学習権を保障しながらしっかりとしたコロナ感染対策を取っていくというまっとうな考え方だった。それを根底からひっくり返したのが安倍首相で、そのままやってしまったのが小池知事です。

2020-06-29 | 野党共闘は世直し文化
憲法を大事にする宇都宮さん
文科省元事務次官 前川喜平氏の演説(要旨)


 文部科学省元事務次官の前川喜平氏が27日、東京都調布市で行った、宇都宮けんじ都知事候補応援演説の要旨を紹介します。

        

(写真)訴える前川喜平氏=27日、東京都調布市

 私は小池(百合子)知事のコロナ対策の学校休校がおかしいと思っています。元はと言えば2月27日に安倍晋三首相が、政府の専門家会議や保護者の声を聞かず唐突に一斉休校と言いだしたことです。本当に長期休校が必要だったのか。私は、一斉休校というのは間違っていたと思っています。

 2月25日の文科省事務連絡では、学校の中で生徒や教職員にコロナ感染者が出たら休校にして、地域の中で感染者が出て生徒や教職員の中に濃厚接触者がいた場合には、登校を控えてもらうという考え方でした。

 子どもたちの学習権を保障しながらしっかりとしたコロナ感染対策を取っていくというまっとうな考え方だった。それを根底からひっくり返したのが安倍首相で、そのままやってしまったのが小池知事です。国政・都政におけるリーダーの対策は間違いでした。

 都立の学校は6月末になってやっと全面再開です。その間に子どもたちは大変な目にあいました。家庭に押し込められてしまい、ストレスを抱え、けんか、学力の遅れ、体力低下、ゲームやスマホ依存が起きました。

 生活に困窮している家庭の子どもは食べるものに困り、学校給食がなくて栄養失調が出ています。家庭内の虐待が深刻化し広がっていると思います。

 また、都の学校は上から押さえつける教育行政がずっと続いています。生徒や教職員に人権や自由がない。学校に自由が必要です。自由な教師であって初めて自由な子どもたちを育てることができる。宇都宮知事になった暁には、学校がもっと自由でのびのびとした場所になると思います。

 私が宇都宮さんを信頼しているのは、憲法を大事にするところです。子どもを含めた人々の学習権、生存権、人権を保障するとしっかりとした決意のある知事候補は宇都宮けんじさんしかいないです。知事に一番ふさわしいと思います。

会合には日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党、新社会党、緑の党の代表が参加。

2020-06-04 | 野党共闘は世直し文化
都知事選 市民と野党共闘で都政を転換
立・共・社が宇都宮氏応援表明
「呼びかけ人会議」


        

    (写真)会合であいさつする小池書記局長=3日、東京都内

 市民と野党の共闘で小池都政の転換を求める「呼びかけ人会議」は3日、18日に告示が迫った東京都知事選(7月5日投開票)へ向けた会議を都内で開き、野党各党が参加し、立憲民主党が元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏を応援する方針を示し、歓迎の発言が続きました。

 会合には日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党、新社会党、緑の党の代表が参加。

 立民の長妻昭都連代表がコロナ禍の中で新自由主義社会の脆弱(ぜいじゃく)性が表れていることを指摘し「格差と貧困とたたかってきた宇都宮さんを応援していきたい」と、述べました。

        

        (写真)あいさつする宇都宮氏

 共産党の小池晃書記局長は「長妻代表の表明をとてもうれしく聞いた。共産党としても宇都宮さんを支援する」と表明。野党が都知事選で統一候補をたててたたかうことを党首間で合意してきたことにふれ「できるだけ幅広い市民と野党で共闘体制をつくりあげ、宇都宮知事実現のため全力をつくそう」と訴えました。

 そのうえで小池都政の4年間について、財界と安倍政権に寄り添い、住民の福祉を切り捨ててきたと批判。「築地を守る」と公約しながら築地を破壊し売り渡したこと、都市開発など都民不在の都政を推進してきたこと、「待機児ゼロ、介護離職ゼロ、多摩格差ゼロ」の公約についても「実現ゼロだ」と批判しました。

 小池氏は宇都宮氏が掲げる、(1)医療・検査体制充実と補償の徹底(2)都立・公社病院の独立行政法人化中止(3)カジノ誘致計画中止―の緊急の3課題はどれも切実に実現が求められるものばかりだと強調。「首都の知事選での勝利は暴走と迷走を重ねる安倍政権への決定的審判になる。宇都宮さんとともに、希望ある東京をつくろう」と訴えました。

 社民党の吉田忠智幹事長も「宇都宮勝利へ全力を尽くす」と発言。新社会党、緑の党の代表も宇都宮氏応援を表明しました。

 会合後半に宇都宮氏が登壇。コロナ禍の中で都民の生存権のかかった知事選だと強調。「一人一人の雇用、住まい、命を守り抜く。保守・無党派の人々との共同も進め、知事選をたたかい抜こう」と訴え。「各党のみなさんが応援してくれたことは大変心強い」と表明しました。

 呼びかけ人代表の五十嵐仁・法政大学名誉教授があいさつ、永山利和日本大学名誉教授がまとめの発言をし、浜矩子同志社大学教授がメッセージを寄せました。

「こういう機会が巡ってこようとは想像もしませんでした。人生というものは愉快なものです」

2020-02-11 | 野党共闘は世直し文化
野党連合政権へ「政治決断」を
小沢政治塾 志位委員長が呼びかけ


          

          (写真)講演する志位和夫委員長=9日、東京都新宿区

 日本共産党の志位和夫委員長は9日、東京都内で開かれた「小沢一郎政治塾」の20周年記念特別講演に講師として招かれ、「本気の共闘と日本共産党の立場」と題して講演しました。この中で志位氏は、野党各党に政権合意に向けた政治決断を行い、ともに政権を奪取することを呼びかけ、参加者の熱気と拍手で会場は盛り上がりました。 (詳報)

 志位氏は冒頭、小沢氏との出会いを紹介。30年前にNHKのスタジオで、自民党幹事長だった小沢氏と湾岸危機をめぐって激論を交わしたエピソードに触れ、長年にわたって立場が異なってきたと語りました。しかし、5年間の野党共闘のなかで信頼・協力関係を築くとともに、「政権党の中枢にいて、野党として2度自民党を倒してきた小沢氏の経験や知恵に学ぶところも多かった」と述べ、「こういう機会が巡ってこようとは想像もしませんでした。人生というものは愉快なものです」と語りました。

 日本共産党は党をつくって98年、国政で独自路線で通してきたことについて「それは一つの筋だった」と振り返りつつ、この数年来、「それでは情勢に対応できない」と、2015年9月に共闘路線に転換したことを語りました。そのきっかけが「オール沖縄」の経験と、安保法制に反対する市民の運動から湧き起こった「野党は共闘」のコールだったと述べました。「国民連合政府」を提案した際、「即断即決で評価してくれたのが小沢さんでした」と語りました。

 5年間の共闘の成果として、相互に支援しあう共闘への前進と、共通政策の合意の広がりがあると強調。同時に課題として、政権問題での前向きの合意をつくることをあげ、「ここで共闘を飛躍=バージョンアップさせるには、政権問題で前向きの合意をつくることは避けて通れません」と話しました。

 野党各党との党首会談で政権交代などを確認したことに触れて、「半歩進みました。もう一歩先に進めたい」と強調。そのためにも「野党連合政権」の実現に向けて(1)安倍政権に代わる政権をともにつくる政治的合意(2)「政権が実行する政策」=政権公約をつくるための政策協議を行う(3)小選挙区での選挙協力――を三位一体で進めたいと述べ、「この三つの中でも政権合意が最大のカギだと思っています。ここはぜひ、他の野党のみなさんにも決断していただきたい。われわれと一緒に政権を奪っていく、この決断をしようじゃないかということをこの場を借りて訴えたい」と話すと、大きな拍手が湧き起こりました。

 そのうえで志位氏は、政権として政策上の不一致点にどう対応するかもよく話し合っていきたいと述べ、日本共産党が独自に掲げる日米安保条約の廃棄、自衛隊=違憲などの見解、社会主義・共産主義にすすむ展望について、政権に持ち込むことはしないと表明。同時に、この間綱領を改定したことを紹介。中国の政権党による大国主義・覇権主義の行動を批判し、「その行動は、社会主義とは無縁であり、『共産党』の名に値しません」と語りました。

 志位氏は、安倍政権は「政権末期です」として、内政・外交ともにボロボロだと指摘。「政権を倒さないといけないのは自明ですが、倒した後にどういう政権をつくるか、野党としてそれをしっかりと示して選挙に勝とうではありませんか」と呼びかけると、会場から大きな拍手が湧き起こりました。

 講演後、塾生から相次いで出された質問に丁寧に答えました。

 「(政権)政策案は魅力的だが、諦めている有権者を振り向かせることができるか」との質問に、志位氏は「野党の本気の度合いがどれだけ伝わるかだと思います」と回答。「本気で政権をとるつもりがあるか、その迫力があるかを国民は見ているんじゃないでしょうか。政権の合意をつくり、政権が実行する政権公約をつくる。それをやって初めて響き方が違ってくると思います」と述べました。

 20代の塾生からは、若者や女性、LGBT(性的マイノリティー)が共産党や公党のリーダーになる条件があるのかという質問が。

 志位氏は、今回の綱領改定でジェンダー平等の実現を明記し、党の政策委員長に初めて女性を起用したこと、党の日常的指導機関である常任幹部会の構成も3割が女性になり、30代の若手を3人起用したことを紹介。「女性や、性的マイノリティーの方々も、党のリーダーになっていく。それが当たり前になる時代にするために、私たちも努力していきたい。野党共闘としてもジェンダー平等の実現をしっかり位置づけるようにしていくことが大事だと思っています」と語ると、拍手が起こりました。

 保守の中でも、対米従属から脱却をめざす勢力があるのではないかという質問も。志位氏は、安保条約肯定だった沖縄県の故翁長雄志前知事も、なんでもアメリカいいなり状態から脱却しなければならないという点では大きく一致していたとし、「保守の中でも、アメリカいいなりで本当の保守とは言えない勢力と、国を本当に思うまっとうな保守と二つあるだろうと思います。日本の自立を願っている保守の方々と協力していきたい」と述べました。

 また、「現在の政権の権力の恣意(しい)的乱用や不正を、政権交代で変えることができるのか」という質問も出されました。

 志位氏は、もし野党が政権を握れば、「森友・加計」疑惑や「桜を見る会」疑惑など、安倍政権によって隠されてきた文書、捨てられたとされている文書を洗いざらい明らかにすることができると指摘。「これだけでも日本の民主主義の一大進歩になる」と述べ、「安倍政権がむちゃくちゃにした日本政治を再建するだけでも大仕事です。その上で国民の切実な暮らしの願いにどこまでこたえられるか。具体的につめてメニューを示していくことが大事です」と話しました。

京都市がもっと本気になれば住民のためになる行政ができる

2019-11-09 | 野党共闘は世直し文化

京都市長選に前回知事選出馬の福山氏立候補へ 
3極の争い軸に

2019年11月8日 20:35




  福山和人氏

 任期満了に伴う京都市長選に、弁護士の福山和人氏(58)が無所属で立候補する意向を固めたことが8日、分かった。近く正式に表明する見通し。
 国政での野党共闘に取り組む市民グループと、労働組合や共産党などでつくる民主市政の会、市民個人が参加した組織をつくり、支援する方向で検討している。
 福山氏は2018年4月の京都府知事選に共産党推薦で立候補し、国政与野党相乗りの西脇隆俊知事に挑んだ。その際に支援した市民グループが中心となり今年6月から市長選の候補者選考を進め、複数の人に打診する中で福山氏が決断した。
 福山氏は京都新聞社の取材に「京都市がもっと本気になれば住民のためになる行政ができると、弁護士活動を通じて実感している。市民に『京都市のおかげ』と言われる地方政治にしたい」と述べた。
 福山氏は京都府宇治市出身。立命館大法学部卒。元京都弁護士会副会長。弁護士として労働事件を多く担当し、関西電力大飯原発(福井県おおい町)運転差し止め京都訴訟などの弁護団に加わった。京都市左京区在住。
 京都市長選では、現職の門川大作氏(68)と、地域政党京都党前代表で市議の村山祥栄氏(41)がそれぞれ無所属での立候補を表明しており、福山氏が加わって3極の争いが軸になる見通し。

    

     

来年の東京都知事選はたいへん大事な選挙だ。野党統一候補を共同で擁立して勝利しようと確認した。

2019-11-08 | 野党共闘は世直し文化
統一候補で選挙勝利へ
志位委員長 野党党首と懇談


 日本共産党の志位和夫委員長は7日の記者会見で記者団の質問にこたえて、6日夜に東京都内で野党党首が懇談したことを明らかにしました。中村喜四郎衆院議員(無所属)が呼びかけ、志位氏のほか、立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦代表、無所属フォーラムの岡田克也代表、社民党の吉川元・幹事長が参加。

 志位氏は「私からは高知県知事選で松本けんじ候補を支援していただいているのは大変ありがたいとお礼を申し上げ、県知事選で勝利をつかみましょうと述べた」と報告。各党首らからは「応援に入ることも含めて力合わせて勝利をしよう」などの発言があり、志位氏は「大変心強く思った」と述べました。

 また「次の総選挙について候補者調整を早く進めようと話し合いをした」と述べ、「来年の東京都知事選はたいへん大事な選挙だ。野党統一候補を共同で擁立して勝利しようと確認した」と発言。内政外交全般にわたり議論が行われ、「外交問題でも野党が共通項を見いだすうえで有意義な話し合いになった。こういう話し合いをやっていこうと確認された」と述べました。そのうえで「共闘を進める上でとても大事な会合になった」と強調しました。

第一は、両党が野党連合政権をつくるために協力することです。第二は、9条改憲に反対。第三は、10%増税の中止、消費税廃止

2019-09-14 | 野党共闘は世直し文化
野党連合政権での協力合意
志位委員長、「れいわ」山本代表と会談


 日本共産党の志位和夫委員長と「れいわ新選組」の山本太郎代表との党首会談が12日、国会内で行われました。日本共産党が野党連合政権に向けた話し合いを各党に呼び掛け、最初に実現した党首会談です。会談には、日本共産党の小池晃書記局長が同席。両党党首は会談後に共同記者会見し、台風15号の被災者へのお見舞いと政府・東京電力に一刻も早い復旧を求める立場を表明したうえで、3点で合意したことを明らかにしました。

          

(写真)党首会談する、れいわ新選組の山本太郎代表(左)と志位和夫委員長=12日、国会内

 第一は、両党が野党連合政権をつくるために協力することです。

 志位氏は、3回の国政選挙で野党が共闘してきた到達の上にたって、次の総選挙を野党が政権構想を示してたたかう選挙にしていくために、両党が協力していくことを確認したとして、「たいへんに大事な合意となりました」と強調。その際、野党が市民連合と結んだ13項目の政策合意を土台にすることを確認したことを明らかにしました。

 山本氏は「どのタイミングで解散が打たれてもいいように、私たちは有権者に政権交代をすればどのような世の中になるのかイメージしてもらう話し合いは一刻も早く進めるべきです」として「れいわ新選組がまず最初に、この連合政権の話し合いに参加させてもらいました」と強調しました。

 第二は、安倍政権が進めようとしている9条改憲に反対することです。

 志位氏は、安倍9条改憲・発議の阻止は市民連合と結んだ13項目の政策合意の中に入っているが、安倍晋三首相が内閣改造後の記者会見で改憲について「必ず成し遂げる決意だ」と明言しているとして、「今日の党首会談でも、安倍9条改憲には断固反対ということを確認しました」と述べました。
消費税廃止に向け道筋を協議

 第三は、消費税の問題で、両党が、(1)消費税10%増税の中止を最後まで求めていく(2)消費税廃止を目標にする(3)消費税廃止に向かう道筋、財源について協議していく(4)消費税問題での野党共闘の発展のために努力する―ことの4点で協力することです。

 志位氏は、10%増税の中止とともに、消費税廃止を目標にした意義を力説。「消費税廃止は日本共産党の一貫した主張ですが、この税を導入して30年、貧困と格差を拡大し、景気と経済を壊す悪税ぶりがいよいよ明瞭になってきました。そうしたもと消費税廃止を掲げる新たな政党が誕生したことを歓迎しています。消費税廃止の旗を高く掲げることを両党で確認しました」と述べるとともに、「消費税廃止への道筋、財源については、国民から歓迎され、政策として合理性・説得力のある内容を協議していくことで合意しました」と述べました。

 山本氏は「私たちは選挙の時は廃止を訴えたが、野党全体として消費税10%増税の中止を求めることとは全く矛盾しないと考えています。その中で、さらに消費税廃止を目指すために財源など数々の部分について協議を始めることは一刻も早くやった方がいい」と強調しました。

 さらに、日本共産党と国会で連携していく意義について問われた山本氏は、参院選で当選した、れいわ新選組の重度障害者の舩後靖彦、木村英子両氏の国会活動について触れて、「お世話になったから、今回の会談をOKしたわけではありませんが、重度の障害をもつ2人の議員が誕生したんだから国会自体が変わっていかないといけないということで、実際に一番、手を差し伸べてくれたのは共産党だといいたい」と述べました。

新基地をおしつけていること自体大きなハラスメント。国会も動かしてきた経験を県政に生かしてもらおう

2018-09-12 | 野党共闘は世直し文化
沖縄知事選 あす告示
「普天間基地は即閉鎖」
那覇市内 デニー氏、城間市長が演説


 13日告示(30日投票)の沖縄県知事選に翁長雄志知事の遺志を継ぎ「オール沖縄」で立候補する玉城デニー予定候補は11日、来月の市長選で再選をめざす城間みきこ那覇市長とともに同市の県庁前広場で街頭演説を行いました。デニー氏の訴えに参加者からデニーコールが起き、必勝に向けた熱気に包まれました。


(写真)訴える(左から)呉屋、城間、デニー、照屋、翁長、赤嶺の各氏=11日、那覇市

 デニー氏は、自民・公明の推薦を受ける相手候補が辺野古米軍新基地の是非を言わずに普天間基地の固定化を避けなければならないと述べていることについて、「“普天間の固定化”と言われれば言われるほど宜野湾市民は辺野古の皆さんが重たい空気に押しつぶされるようなやるせなさを感じているはず」と指摘。「普天間基地は即時閉鎖・撤去が道筋です」と強調すると大きな拍手がわき起こりました。「沖縄から誇りある豊かさを堂々と示す。全国のみなさんがそれを待っている。その期待に一緒に応えていこう」と訴えると、参加者が「そうだ」の声をあげました。

 城間市長は、「翁長雄志さんが示した新基地反対への道の先にある光に向かって歩みを止めてはいけません」と述べ、自身の市長選出馬表明の際に翁長知事とがんばろう三唱したときに握った手のぬくもりをデニーさんにバトンパスしますと語り、デニー氏の手を天に突き上げました。

 翁長知事の次男、翁長雄治那覇市議は「県民が一丸となり覚悟を示していこう」と訴え。デニー氏の選挙母体「平和・誇りある豊かさを!ひやみかち うまんちゅの会」の呉屋守将会長(金秀グループ会長)は「新基地をおしつけていること自体大きなハラスメント。県民は黙っていません」と強調。同会の照屋義実顧問も訴えました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は国会でのデニー氏の活動を紹介し、「国会も動かしてきた経験を県政に生かしてもらおう」と呼びかけました。

共闘という点では次につながる重要な成果を得ました。

2017-11-19 | 野党共闘は世直し文化
総選挙の結果と革新懇運動の役割
革新懇全国交流会 志位委員長の特別発言



 日本共産党の志位和夫委員長は18日、革新懇全国交流会で「総選挙の結果と革新懇運動の役割」をテーマに特別発言を行いました。
安倍政権が最も恐れた市民と野党の共闘

 志位氏はまず、日本共産党が市民と野党の共闘の勝利と、共産党の躍進という二大目標を掲げてたたかった総選挙の結果について、「党躍進という目標は果たせませんでしたが、共闘という点では次につながる重要な成果を得ました」と語りました。

 そのうえで志位氏は、「今回の総選挙はどういう選挙だったか。共産党はどうたたかったか」と総選挙全体を四つの角度から振り返りました。

 第一に、安倍自公政権が追いつめられての選挙だったということです。安倍首相が無法な臨時国会冒頭解散に踏み切ったのは、7月の東京都議選で惨敗し、国民の怒りと批判によって自らの支持基盤が崩れるもとで、解散を先に延ばせば延ばすほどジリ貧になってしまうという追いつめられた結果でした。

 志位氏は「安倍政権が最も恐れたのは、市民と野党の共闘の成功でした」と指摘。▽解散直前の9月20日に共産、民進、自由、社民の4野党の書記局長・幹事長が小選挙区の候補者一本化で合意▽同26日には4野党が市民連合と7項目の共通政策を合意―したと述べ、「この流れが成功していれば全く違う結果になったでしょう」と語りました。
突然の逆流―二つのメッセージを発信

 第二は、市民と野党の共闘に対する突然の逆流に、日本共産党がどう対応したのかです。志位氏は、希望の党への民進党「合流」の決定という、市民と野党の共闘に分断を持ち込む重大な背信行為に共産党がとった二つの対応を語りました。

 一つは、逆流と断固たたかうことを表明したことです。希望の党の政治的主張の二つの要は、安保法制容認と9条を含む憲法改定であると批判し、「自民の補完勢力」という正体を暴き、「民進党の候補者が希望の党の公認候補となった場合には、原則として候補者を擁立してたたかう」ことを表明しました。

 二つ目は、共闘をあきらめなかったことです。「共闘の道をしっかり追求しようという政党、議員、候補者とは連携・協力」することを表明し、社民党との間でただちに候補者を一本化することを合意しました。

 志位氏は「危機の瞬間に二つのメッセージを発信したことは、その後の共闘再構築の流れにつながった」と述べました。
共闘再構築―市民の頑張りと共産党の決断

 第三は、共闘の再構築とそれを可能にしたものについてです。10月2日に立憲民主党が結党した際、ただちに共産党が「歓迎」を表明したと述べるとともに、「選挙戦までの短い時間のなかで共闘の再構築ができたのはなぜか」と問いかけ、まず、「全国の草の根での市民の頑張り」をあげました。

 志位氏は、「市民連合@新潟」の共同代表の佐々木寛さんが「候補者のなかには一時は『希望の党がいい』という人もいたが、有権者、市民の側から強い働きかけがあり、共闘の道を選んだ」と述べていることを紹介。全国各地でこういう動きが広がったことを強調しました。

 さらに、共産党が共闘の危機という緊急事態のなかで67の小選挙区で候補者をおろす決断をしたと強調。この対応に、「共闘が危機にひんした際、身をていして逆流を止め、日本の民主主義を守った」と高く評価する声が寄せられていることを「大変うれしいことです」と語りました。
逆流を止め、将来の展望開いた歴史的意義

 第四は、たたかいの歴史的意義についてです。「逆流を成功させていたらどうなっていたのか」と問いかけた志位氏は、市民と野党の共闘が破壊されただけではなく、改憲推進勢力による二大政党化が一気に進み、暗たんたる政治状況となる危険があったと指摘。「危機の瞬間に日本共産党は共闘の道を揺るがず貫き、逆流を止め、展望を開いた。歴史に貢献する役割を果たしたことを確信にして、共闘の本格的な発展に力を尽くす決意です。今後も逆流がおこるでしょう。難しい問題もおこるでしょう。しかし、いったん始めた道ですからとことんやり抜き、安倍政権を倒し、野党連合政権をつくる日まで頑張りぬきます」と表明すると、大きな拍手がわきました。
第4次安倍政権とのたたかい―革新懇の二つの役割

 志位氏は、与党が衆院で3分の2超の議席を占めたことに話を進め、総選挙での自公の多数は、▽民意をゆがめる小選挙区制▽希望の党による野党共闘の分断▽「森友・加計」疑惑や9条改憲などの争点隠し―という「三つの仕掛けがあった」と述べました。「安倍政権の基盤はもろい。正面から対決して打ち破っていきたい」と呼びかけ、革新懇運動が果たす二つの役割を提起しました。

 第一は、市民と野党の共闘を草の根から発展させて安倍政権を倒す推進力としての役割です。

 志位氏は、野党と市民連合が合意した7項目の共通政策を実行することは国民に対する責任と強調。なかでも安倍政権のもとでの9条改憲を許さないたたかいを広げ、安倍・自民党が狙っている改憲発議を許さない揺るぎない国民的多数派をつくることを熱く呼びかけました。安倍首相が9条に自衛隊を明記しようとする狙いを広く明らかにし、「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」が呼びかけた3000万署名を集めきろうと力強く訴えました。

 いま一つは、革新懇ならではの活動―平和・民主主義・生活向上の「三つの共同目標」を国民多数の合意にしていく努力です。

 志位氏は、安倍政権が米軍基地問題をめぐって、沖縄県民の民意を無視して辺野古新基地の建設をゴリ押しする根源には日米安保条約という、世界でも異常な従属体制があると指摘しました。

 さらに、総選挙後、経団連の榊原定征会長が「安倍政権には国民の痛みをともなう改革にも取り組んでもらいたい」と述べて消費税増税と社会保障の大改悪を求めたのに応え、政府がさっそくその具体化に動きだしていることを告発。暮らしを壊す根っこには異常な財界中心政治があると指摘しました。

 革新懇が掲げる三つの共同目標を国民的合意にする努力をはかることは、市民と野党の共闘の発展にも大きな貢献になると力を込めると、参加者は大きな拍手で応えました。

日朝協会内の日本共産党後援会の方より投稿がありました。

2017-10-25 | 野党共闘は世直し文化
これからも共産党を信頼 ■ 応援したこと誇り ■ 必ず未来に繋がる
感謝 激励
選挙後SNSにあふれる


 総選挙で、市民と野党の共闘を前進させるために奮闘してきた日本共産党。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のツイッター上には、ともにたたかった多くの人々から、感謝や激励の声が次々に投稿されています。

 お笑い芸人「おしどり」のマコさんは投票日前、「比例は共産党に(投票する)」と投稿していました。開票が進む22日夜、マコさんは、ツイッター上の「共産の状況、やっぱり悔しい。本当に今回の共産党は立派でした。だからこそ悔しい」との投稿に対し、「同感。本当は野党第1党は共産党が良かったです。こんな気持ち初めて。共産党、今後も本当に支持する」と投稿しました。

 日本共産党を応援、支持し、投票した人たちからも次々とエールの声が。ゆうせいさん(アカウント名)は、「共産党の努力は社会を前進させるし、安倍政権を許さない力になると思う。僕は共産党に投票して良かったと心の底から思っている。これからも共産党を信頼し続ける」と投稿。これに対し、「とても感動する言葉です。ありがとう」、「私も共産党に投票して良かったと思う。応援していた事、誇りに思う」など、多くの返信がありました。

 「共産党に投票しましたよ。市民の側に立っての健闘ありがとうございました。必ず未来に繋(つな)がると信じます」(Atsさん)など、今後にむけた期待の声も寄せられています。「新しい共産党のイメージが染み込みつつあると感じます。議席を減らしてしまって申し訳ない思いでいっぱいですが、これからの国会での活躍に期待しています」との温かい投稿もありました。

 総選挙をたたかい、「ちょっと疲れたな」とつぶやいた女性の投稿に対し、「ほんとにお疲れさまでした。私は無党派でしたが、今回の共産党の自己犠牲は崇高だと共感して応援させていただいた1人です。心ある人はみんな分かっているし、共産党がもっと報われてほしいと願っていると思います。安心してゆっくりされますように」とねぎらう投稿もありました。

私たち共産党としては、市民と野党の共闘のこういう財産も大事にしながら、さらに本格的に発展するために力をつくしたいと考えております。

2017-10-23 | 野党共闘は世直し文化
総選挙開票 志位委員長が会見




 日本共産党の志位和夫委員長は22日深夜、党本部で記者会見し、次のように述べました。


 一、開票の途中ですが、現在までのところ、まず沖縄1区で赤嶺政賢さんの当選を得ることができました。これは「オール沖縄」のみなさんの力を総結集していただいた結果だと思っております。大変大きな勝利だと考えています。

 比例代表のほうは、いま開票の途中でありますが、現有の確保は難しい情勢だと考えております。大変残念です。多くの支持者、後援会員、党員のみなさんが大奮闘していただきました。心からお礼を申し上げたいと思います。「比例は共産党」という激励もたくさんいただきました。それらを結果に結びつけることができなかったことは、私たちの力不足だと考えております。力をつけて捲土(けんど)重来を期したいと考えております。

 一、同時に、今度の選挙で私たちは、市民と野党の共闘で選挙をたたかうということをやってきました。三つの野党=共産、立憲、社民の3野党と市民連合のみなさんと7項目の政策合意を結んで協力して選挙をたたかってまいりました。そういうなかで立憲民主党が大きく躍進して、共闘勢力全体としては、議席を大きく増やすことができたことは、私たちにとっても大きな喜びです。

 共産党としては、候補者の一本化のために、全国67の小選挙区で候補者を降ろすという決断をいたしました。この決断がこういう結果をつくる上で一つの貢献になったと考えております。こういう決断をしたことはよかったというふうに考えているところです。

 私は、選挙戦を振り返って、三つの野党プラス市民連合と連携してたたかうなかで、全国どこでも、いたるところで「共闘の絆」、「連帯の絆」がたくさんつくられたということを実感しております。他の野党の方々とも一緒に宣伝カーの上で訴える、あるいは市民連合のみなさんとも一緒に訴える、そういうなかで、たくさんの絆がつくられ、たくさんの新しい友人を得た思いです。この絆と新しい友人が、私は今度の選挙で得た最大の財産だと考えております。これは必ず、今後のたたかいに生きると考えておりますし、私たち共産党としては、市民と野党の共闘のこういう財産も大事にしながら、さらに本格的に発展するために力をつくしたいと考えております。

 一、選挙戦全体を振り返ってみて、突発的な総選挙でしたけれども、日本共産党として、それに臨んだ政治方針、あるいは訴えた政策は全体として私は、国民の願いにかなったものであり、正確なたたかいをやったと考えております。その点では、本当に私たちの持てる知恵と力を使って、そして正確なたたかいがやれたと考えております。

 新しい国会で公約実現のために全力をあげてがんばる決意を申し上げたいと思います。それから、新しい国会で野党共闘もさらに発展させていくつもりでがんばっていきたいと思います。

「戦争への道を許さない。平和を求めて頑張ってきた共産党を伸ばしてください」

2017-10-16 | 野党共闘は世直し文化
野党統一候補の勝利と、
共産党の躍進で安倍政治を終わらせ“国難”突破しよう

茨城・東京・神奈川 小池書記局長が訴え



 総選挙ラストサンデーとなった15日、日本共産党の小池晃書記局長は、冷たい雨のなか、茨城、東京、神奈川を駆け巡り、「全国どこで訴えても安倍政権への怒りがビンビン伝わってくる」と強調し、「小選挙区での野党統一候補の勝利と、比例での共産党の躍進で安倍政権を終わらせ、“国難”を突破しよう」と熱く訴えました。

 小池氏は「選挙の対決構図は自民、公明と、それを支える維新と希望に対して、市民と野党の共闘と、そのど真ん中にいる共産党。どっちが勝つかだ」と力説。比例での躍進を訴え、駅前を埋め尽くした聴衆から大きな拍手が送られました。

               
               (写真)小池晃書記局長の訴えを聞く人たち=15日、茨城県つくば市

 茨城・つくば駅前では梅村さえこ(埼玉15区重複)、大内くみ子(茨城1区重複)の両北関東比例候補が「北関東の117万人に共産党と書いてもらおう」と呼びかけ、林みやこ同3区候補、古沢よしゆき同6区候補が決意を表明。元社民党茨城県連委員長の川口玉留さんらが応援演説に立ちました。

 東京・上野駅前では「みんなで未来を選ぶ@文京・台東・中央・港・ぶたちゅう」の飯塚知恵さんが応援演説。石沢のりゆき東京比例候補が「ブラック企業や高学費をめぐる問題。共産党を伸ばせば解決の道が開ける」と強調しました。

 神奈川・藤沢駅前では「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」の小山田大和事務局長と、12区市民の会の朝倉優子共同代表が応援演説。立憲民主党のあべともこ神奈川12区候補、社民党のささき克己同15区候補が、統一候補としてたたかう決意を表明。共産党の、はたの君枝(同10区重複)、岡崎ゆたか(同13区重複)の両南関東比例候補が、「戦争への道を許さない。平和を求めて頑張ってきた共産党を伸ばしてください」と訴えました。

               
               (写真)声援にこたえる(右から)はたの、ささき、あべ、小池、岡崎の各氏=15日、神奈川県藤沢市

 国政私物化、9条改憲、安保法制の強行など総選挙の大争点に言及した小池氏。消費税増税分を社会保障に使うとする安倍首相の言い分に「だまされないようにしよう」と強調し、「安倍首相は消費税を増税した上に、『痛みに耐えて頑張れ』と言った小泉政権以上に社会保障を削ってきた。あまりにひどい」と批判すると、聴衆から「その通りだ」の声が。

 小池氏が、税金の集め方や使い方、働き方などをチェンジし、消費税にたよらずに財源を確保する党の経済政策を縦横に語り、「大企業に正面からものを言う共産党」の比例躍進を訴えると、熱心に聞き入っていた男性が「共産党は、日本経済を立て直す政策を持っている。経済をガタガタにする安倍政権をつぶしてほしい」と拍手を送りました。

「小池氏も外交・安全保障政策は安倍氏と変わらないタカ派だ」と指摘しました。

2017-10-10 | 野党共闘は世直し文化
米メディア、日本共産党に注目
左寄りの唯一の選択肢



 ビジネス系の米オンラインメディア「クオーツ」はこのほど、日本の総選挙で日本共産党に注目し、「日本の有権者にとって唯一の左寄りの選択肢は共産党しかない」との見出しをつけた記事を配信しました。

 9月29日付の同記事は、安倍首相が民進党の混乱に乗じ、自民党が勝利することを期待して総選挙に打って出たものの、小池都知事の新党により、計画が狂い始めていると報道。しかし「小池氏も外交・安全保障政策は安倍氏と変わらないタカ派だ」と指摘しました。

 一方で、日本共産党は、日米安保条約に反対し、平和憲法維持に強く関与していると説明。民進党が小池氏の党との合流を決めたことで「日本の左翼にとっては、同国で最も古い政党である日本共産党しか残っていない」としています。

 記事は、神戸大学の政治学研究者セバスチャン・マズロー氏の「日本共産党は残された政党の中で憲法改定に反対する唯一の信頼できる政党だ」とのコメントを紹介しています。