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核心議題は、小康状態に陥った朝米の非核化交渉と対北朝鮮制裁などを包括する「朝鮮半島の非核化」問題だったものとみられる。

2019-04-26 | 朝鮮・ロシア
プーチン大統領「非核化に関する朝ロの立場が類似」…
米国に「建設的対話」を促す

登録:2019-04-26 06:39 修正:2019-04-26 07:33


非核化関連協議 
プーチン大統領「北朝鮮も非核化を望んでいる」と確認 
会談結果を米中と協議…積極的な役割果たす意向示す 
金委員長「ロシアと朝鮮半島問題を調整」 
 
経済協力関連議題  
朝鮮半島縦断・シベリア横断鉄道 
南北ロの天然ガスパイプラインの連結を協議 
プーチン大統領「韓国の国益にも合致する事業」

          

北朝鮮の金正恩国務委員長とロシアのプーチン大統領が25日午後(現地時間)、ウラジオストク極東連邦大学会議室で、両首脳間の初の単独首脳会談を進めている。北朝鮮からはリ・ヨンホ外務相やチェ・ソンヒ第1次官、通訳だけが陪席した=ウラジオストク/タス・聯合ニュース

 25日に開かれた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領間の初の首脳会談の核心議題は、小康状態に陥った朝米の非核化交渉と対北朝鮮制裁などを包括する「朝鮮半島の非核化」問題だったものとみられる。8年ぶりに開かれた両国首脳間の会談であるだけに、経済協力についても広範囲な協議が行われたという。

 プーチン大統領は同日、会談後の単独記者会見で、「(北朝鮮とロシアの)両国関係をはじめ、制裁問題や国連、朝米関係はもちろん、最優先議題の朝鮮半島の非核化について、金委員長と話し合った」と述べた。彼は非核化と関連し、朝ロの「立場が類似している」とし、「北朝鮮も非核化を望んでいる」と改めて確認した。

 プーチン大統領は、金委員長と協議した非核化の方法論については、具体的に言及しなかった。しかし「信頼構築」の重要性を強調し、米国に「建設的対話への意志」を遠回しに促したプーチン大統領の発言は、ハノイ合意が見送られた後、金委員長が行った施政方針演説と同じ脈絡だ。

 同日の拡大首脳会談には、北朝鮮側からリ・ヨンホ外相とのチェ・ソンヒ外務省第1次官が同席し、双方がこの問題について議論を深めたものと見られる。これに先立ち、金委員長は「今後(ロシアと朝鮮半島問題を)共同で操縦(調整)・研究する」という意思を明らかにした。統一研究院のホン・ミン北朝鮮研究室長は「リ・ヨンホとチェ・ソンヒだけを陪席させたのは、非核化議題に集中したことを示すものと見られる」とし、「(経済・軍事関連の随行員が陪席しなかったことが) 金正恩委員長が(対外的に)示したい意図かもしれない」と分析した。

 プーチン大統領はまた、同日の会談結果を米中と協議するとし、「北朝鮮もこれを望んだ」と述べた。今後の北朝鮮核問題に対するロシアの積極的な役割に関し、両国が一定の共感を示したものと見られる。

 北朝鮮の関心事だったと推定される制裁の緩和についても、どのような協議が行われたかは明らかでない。プーチン大統領は、国連安全保障理事会の決議によって、今年末で滞在が制限された北朝鮮労働者問題に関する協議があったと述べた。また「人道主義問題と彼らの権利実現にも関連した問題」だとし、「沈静かつ対決的でない解決があると思う」と述べた。朝ロが北朝鮮労働者問題の解決策を模索した可能性もあると見られる。

 プーチン大統領は会談で、朝鮮半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)の連結事業▽南北ロ天然ガスパイプ連結事業▽電力網連結事業などが協議されたと述べた。注目すべきなのは、プーチン大統領がこれらの事業が「韓国の国益にも合致する事業」だとし、韓国の合流を促したことだ。また、プーチン大統領は、韓国が米国の同盟国としてこれらの事業の推進に積極的に乗り出せないようだと述べ、北朝鮮制裁下の限界を遠回しに認めた。同日の拡大会談にロシアのトルトネフ極東連邦管区大統領全権代表(副首相)とラブロフ外相のほかにも、交通長官や鉄道公社社長、極東開発省長官、エネルギー省次官などが陪席し、極東開発と関連した南北ロの協力などを重視しているロシアの立場をうかがわせた。チェ・ソンフン韓国外国語大学教授は「ロシアは、北朝鮮が非核化すれば、商業的利益を大幅に拡大できる国」だとし、「そのような意味で、中長期的に3者協力などに対する包括的原則を再確認したものとみられる」と話した。
キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

同地域の情勢を安定的に維持、管理し、共同で調整していくことにおいて非常に有益な対話を交わすきっかけになると信じている」と述べた。

2019-04-25 | 朝鮮・ロシア
金委員長・プーチン大統領と
地域情勢のために有益な対話をするだろう。

登録:2019-04-25 05:51 修正:2019-04-25 07:52

ロシア国境駅のハサン駅に到着後 
その場でメディアとインタビュー 
ウラジオストク駅周辺、取材陣と住民らで混雑 
道路の中央で儀仗隊を査閲 
極東連邦大学キャンパス内のホテルに宿泊 
25日にプーチン大統領と首脳会談

          

北朝鮮の金正恩国務委員長が、ロシアのハサン駅で「ロシア24」とインタビューを行っている=ハサン/ロイター・聯合ニュース

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が24日午後6時(現地時間)、専用列車でロシアのウラジオストクに到着した。同日、金委員長は明るい表情で外国マスコミとのスタンディング・インタビューに応じるなど、型破りな動きを見せた。

 金委員長は、ロシアの国境駅であるハサン駅に到着した直後、「ロシア24」放送と行ったインタビューで、「ロシア人民たちの熱い歓迎を受け、今回の訪問が有益で成功的な訪問となり、貴国の大統領との会談で、多くの問題について意見を交換することで、同地域の情勢を安定的に維持、管理し、共同で調整していくことにおいて非常に有益な対話を交わすきっかけになると信じている」と述べた。

 25日に予定されたロシアのプーチン大統領との初の首脳会談を控え、金委員長が同日に到着したウラジオストク駅広場には、金委員長を取材するため、韓国をはじめ各国から取材陣が集まった。 観光客や地元市民らも好奇心旺盛な表情で駅周辺に駆けつけ、スマートフォンのカメラを向けた。北朝鮮の取材陣も人波の中でカメラフラッシュを浴びせた。

 駅前に並んだ街灯には、北朝鮮の人民共和国旗(北朝鮮の国旗)とロシア国旗が並んではためいていた。 金委員長が列車から降り立つプラットフォームの近くには、ハングルで「朝鮮民主主義人民共和国防委員会委員長である金正恩同志をウラジオストクで歓迎します!」と書かれた看板が立てられていた。

          

北朝鮮の金正恩国務委員長が今月24日午後、ウラジオストク駅に到着し、ロシアの要人たちと話し合っている=ウラジオストク/ロイター・聯合ニュース

 金委員長の乗った列車の到着が迫った午後4時頃からは、駅周辺が急に緊張した雰囲気に包まれた。金委員長のベンツの専用車と北朝鮮の警護員を乗せる小型バス、警護車両が列をなして駅に押し寄せた。空にはジェット機が飛んでおり、ロシア警察たちが駅周辺で待っている市民たちを駅から100メートルほど離れところまで移動させた。

 気温がかなり下がった6時、金委員長は黒いコートに中折れ帽をかぶり、4番プラットフォームに降り立った。出迎えたアレクサンドル・コズロフ極東・北極開発長官及び随行員らとともに駅舎の外へ出て、ロシア陸軍・空軍・海軍儀仗隊が立ち並んでいるところまで100メートルほど歩き、駅前の道路の中央に敷かれたカーペットの上で儀仗隊を査閲した。金委員長は歓迎行事の後、メルセデス・ベンツ社のマイバッハS600に乗り込み、ウラジオストク市内から南側にあるルースキー島の極東連邦大学に移動した。キャンパス内にあるホテルのプレジデンシャル・スイートルームに宿泊した。

          

北朝鮮の金正恩国務委員長が24日午前、専用列車でロシアと北朝鮮の国境地帯のハサン駅に到着し、出迎えたアレクサンドル・コズロフ極東・北極開発長官やオレック・コジェミャコ沿海州知事、イーゴリ・モルグロフ外務次官らと話し合っている=ロシア沿海州政府提供/聯合ニュース

 これに先立ち、金正恩委員長の専用列車は同日未明、北朝鮮を出発し、午前10時40分に朝ロ国境を越えてロシアのハサン駅に到着した。アン・ビョンミン韓国交通研究院選任研究委員は「金委員長は、咸鏡北道地域で現地指導をした後、24日夜12時頃、咸興(ハムン)または咸鏡北道内の専用列車が停車できる施設を備えた主要駅から出発したものとみられる」とし、咸興からウラジオストクまでは、平壌(ピョンヤン)からのルートよりも、313キロメートル短い866キロメートルと説明した。

 ロシア沿海州の州政府がウェブサイトに掲載した動画と報道文によると、金委員長は笑顔でハサン駅に降り立った後、歓迎の意味の「パンと塩」と花束を受け取り、駅舎の中に入った。 出迎えに出たコズロフ長官が金委員長に「今回の訪問が良い思い出として胸に残ることを願う」と言うと、金委員長は「今回のロシア訪問が最後ではないだろう。これは第一歩にすぎない」と答えた。
ウラジオストク/ノ・ジウォン、パク・ミンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

両国が8年ぶりに持つ首脳会談であることに加え、北朝鮮の核と制裁など主要懸案があるにもかかわらず、ロシア側が会談に先立ち共同声明への期待を遮断した点は注視に値する。

2019-04-25 | 朝鮮・ロシア
朝ロ首脳会談、共同声明はないだって?
登録:2019-04-24 21:50 修正:2019-04-25 07:46


ロシア、会談に先立ち「共同声明はない」表明 
米国との軋轢を避けるための措置の可能性 
年末まで対話の門を開けておいた北朝鮮の要請かも

          

北朝鮮の金正恩国務委員長が24日午後、ウラジオストク駅に到着し、軍楽隊の国家演奏などの歓迎行事に参加している=ウラジオストク/ロイター・聯合ニュース

 ロシアのクレムリンが23日(現地時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とウラジーミル・プーチン大統領の初の首脳会談を公式発表し「共同声明はない」と明らかにした。首脳会談で共同声明を採択しないケースは珍しくないが、両国が8年ぶりに持つ首脳会談であることに加え、北朝鮮の核と制裁など主要懸案があるにもかかわらず、ロシア側が会談に先立ち共同声明への期待を遮断した点は注視に値する。

 ロシアのノーボスチ通信は、ユーリ・ウシャコフ大統領外交担当補佐官がこの日記者団に「共同声明は検討も計画もされていない」と述べたと報道した。これはウシャコフ補佐官が明らかにした「朝鮮半島非核化問題の政治・外交的解決」という議題の敏感性のためだとみられる。2回目の朝米首脳会談が決裂した後、朝米交渉が小康状態に陥った局面で、ロシアが非核化問題と関連して米国のムードに反する内容を合意文に入れることが負担として作用した可能性がある。ク・ガブ北韓大学院大教授は「米国が神経を尖らせているのに、ロシアがあえて米国と軋轢を生じさせる必要はないため」と解説した。

 むしろ北朝鮮側が“共同声明なき会談”を要請した可能性も提起される。ホン・ミン統一研究院北朝鮮研究室長は「北朝鮮が昨年9月の平壌宣言に“寧辺(ヨンビョン)カード”を入れたことが結局、米国の要求レベルを高めたという判断をしているだろう」とし「金委員長が“米国の勇断”を待つとした年末以前に、非核化関連合意を露出させることは負担になるだろう」と分析した。

 今回の会談が、国賓訪問ではない実務型会談である点、実質的な会談準備期間が長くなかったことも、共同声明を出さないことにした理由になりうる。両国間の意見の相違のために声明を出せないわけではないということを、あらかじめ知らせる手段かもしれないという分析も可能だ。
キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

6か国協議国で日本だけが蚊帳の外!周辺諸国とうまく付き合えない国は衰退する!

2019-04-19 | 朝鮮・ロシア
[ニュース分析]朝ロ首脳会談、
朝鮮半島周辺諸国の「リレー首脳外交」の信号弾

登録:2019-04-19 06:25 修正:2019-04-19 09:05


ロシア大統領府「プーチン大統領が金正恩国務委員長を招請し 
4月末にロシアを訪問する」と公式発表  
5月に南北、6月に中朝首脳会談開かれるとの見通しも 
外交界、習首席の5~6月訪朝説に注目


          

金正恩国務委員長が今月9日、労働党中央委員会本部庁舎で開かれた労働党中央委員会政治局拡大会議で発言している//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の「ポストハノイ」対外活動が、来週のロシアのウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談を皮切りに本格化する見込みだ。ロシア大統領府は18日、「プーチン大統領の招請で、金正恩委員長が4月末にロシアを訪問する」と公式発表した。外交界では5~6月に中国の習近平国家主席が韓国と北朝鮮を訪問するという見通しが示されており、朝ロ首脳会談が朝鮮半島を中心としたリレー首脳外交の信号弾になる見込みだ。

 第2回朝米首脳会談が物別れに終わった以降、注目を集めてきた金委員長の最初の“布石”がロシアになったのは、第1回朝米首脳会談を前後にし、習近平主席との蜜月関係を誇示したこととは異なる動きだ。

 北朝鮮専門家らは当初、金委員長のロシア訪問に先立ち、4月中に習主席の訪朝が行われると予想していた。金委員長が4回も中国を訪問し、習主席が“答礼訪問”する番であるうえ、ハノイの“ノー・ディール”以降、金委員長が非核化交渉の軌道から離脱しないようになだめ、彼の政治的立場が揺らぐことがないよう支援する契機に適しているという分析だった。ところが、その予想は外れた。中国は朝米間の交渉がギクシャクしている状況でも(北朝鮮との)距離を保った。金委員長がロシアを選んだ背景には、このような中国の態度があると見られている。政府消息筋は「現在、朝中関係が良くない」と説明した。

 北朝鮮とロシアの両社の利害が一致するという点も、朝ロ首脳会談が進められた理由と見られる。ク・ガブ北韓大学院大学教授は「北朝鮮の立場では、ロシアが(対北朝鮮)制裁解除に関して最も寛大な国」だとし、「中国の立場があいまいな状態で、北朝鮮がロシアの方に傾く姿を見せる可能性もある」と見通した。元政府高官は「金委員長が、外交的対米圧迫戦線を構築しながら、自らの構図に合わせて戦線を拡大しようとしている」と分析した。金委員長のロシア訪問が、“ビッグ・ディール”を要求する米国や制裁に縛られて身動きが取れない韓国、特に何の支援もしていない中国に対する圧迫または牽制を狙った布石ということだ。政府関係者は「金委員長としては失うものがない」とし、「ロシアが対北朝鮮制裁の緩和に向けて動き出す可能性もある」と分析した。

 金委員長の訪ロが確定した中、外交界では、5~6月に習近平主席が訪朝するという見通しが急浮上し、注目を集めている。ヤン・ムジン北韓大学院大学教授は「4月に朝ロ、5月に南北、6月に朝中の後、韓中首脳会談が開かれるものとみられる」とし、「6月末に日本の大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会合まで、朝鮮半島周辺諸国の首脳会談が相次ぎ、朝鮮半島の非核化や平和体制の環境づくりにおいて分水嶺になるだろう」と話した。他の外交消息筋は、中国当局者を引用し、習主席の「5月訪朝」を予告した。ウォールストリート・ジャーナルなど米マスコミが6月初めに米中貿易交渉が妥結する可能性を報じており、今月26~27日に北京で開かれる一帯一路首脳フォーラムが終われば、習主席の5~6月の訪朝は実現可能と見られる。ただし、習主席が訪朝するとしても、北朝鮮に贈る“手土産”があまりないという点で、流動的だという見方もある。
キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

金正恩氏が中国国家主席に返信 中朝関係の重要性強調
北朝鮮 2019.04.19 09:25


【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が中国の習近平国家主席に17日付で電報を送ったと伝えた。これは習氏が12日に国務委員長再選出を祝う電報を送ったことに対する返信で、金委員長は中朝関係の重要性を強調した。

1月に訪中した金委員長(左)と手を取り合う習主席(資料写真)=(聯合ニュース)

 中央通信によると、金委員長は習氏への返信で、真っ先に心のこもった祝意を受け取ったとしながら、「私に対する(習近平)総書記同志のこの上ない信頼と友情のあかしになると同時に、わが党と政府、人民の社会主義の偉業に対する確固不動の支持と励ましになる」と感謝した。

 また、今年は中朝国交樹立70年と中国建国70年という意味深い年とし、「朝中(中朝)両国の社会主義の偉業と朝鮮半島情勢の流れが大変に重要な時期に入った今日、朝中親善協調関係を一層貴重に感じ、たゆみなく進展させていくことは、われわれの前にある重大な使命」と述べた。さらに「私は総書記同志と結んだ同志的な義理を変わりなく守り、両党、両国の親善協調関係を必ずや高い段階に昇華発展させるため努力する」と表明した。

 金委員長は今月下旬のロシア訪問とプーチン大統領との首脳会談を控え、もう一つの友好国である中国との関係強化にも努めているとみられる。

 中央通信はまた、金委員長がベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長兼国家主席にも返信の電報を送り感謝の意を伝えたと紹介した。 

mgk1202@yna.co.kr

「ビーガン特別代表がロシア当局者らと会談し、北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)を進展させるための努力について話し合う予定」

2019-04-18 | 朝鮮・ロシア

朝ロ首脳、24日にウラジオストクで首脳会談開く見込み
登録:2019-04-18 06:11 修正:2019-04-18 06:26


駅周辺を視察するキム部長がカメラにとらえられる 
日ロメディア「会談準備が実際行われている… 
北朝鮮警備隊も23日に到着する予定」

          

北朝鮮の金正恩国務委員長が今月16日、空軍第1017部隊戦闘飛行士たちの飛行訓練を現地指導したと、「朝鮮中央通信」が報道した=朝鮮中央通信聯合ニュース

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が24日、ロシアのプーチン大統領と首脳会談をする可能性が高いという見通しが示される中、金委員長の儀典を総括するキム・チャンソン北朝鮮国務委員会部長がロシアのウラジオストク駅周辺を視察する姿が、17日に日本放送のカメラにとらえられた。ロシアメディアも同日、金委員長の訪ロに向けた準備が実際進められていると報じた。

 フジTV系列のFNNは、キム部長が同日午後、ウラジオストク駅の周辺を視察する様子を報じた。キム部長はウラジオストクを訪問した理由を聞く取材陣の質問には答えなかったが、同メディアはキム部長が朝ロ首脳会談の準備をしている可能性があると報道した。金委員長の訪ロが近く行われるという説は、先月の金委員長の儀典を担当しているキム・チャンソン部長が6泊7日にわたりロシア訪問をして以来、後を絶たなかった。キム部長は1、2回目の朝米首脳会談前にも、現地で会談場や宿泊先、動線などを点検した。

 共同通信も同日、ロシア政府当局者を引用し、北朝鮮の警備担当者など大規模な団体が、23日に高麗(コリョ)航空の臨時便でウラジオストックに到着する予定だと報じた。彼らが金委員長の警護団である可能性があるということだ。平壌(ピョンヤン)発、北朝鮮高麗航空所属の旅客機が23日午前、ロシアウラジオストクに向かう予定というニュースは16日、マスコミ報道を通じて知られた。同メディアは極東沿海地方当局者の話を引用し、金委員長が24日、ウラジオストクのルスキー島で、首脳会談をする可能性があると報道した。ただし、同当局者は「プーチン大統領と金委員長の会談が確定したという事実は確認されていない」とし、「北朝鮮の状況によって計画が変更される可能性もある」という外交筋の話を伝えた。金委員長は特別列車を利用してロシアに到着する可能性が高いという。まだロシア政府は、朝ロ首脳会談の具体的な時期と場所を公式確認していない。

 ロシアの日刊紙「イズベスチヤ」は同日付で、ロシア外務省消息筋を引用し、「8年ぶりに開催される両国の首脳会談が、ウラジオストクで開かれるものと予想される」とし、「プーチン大統領が26~27日、中国北京で開かれる一帯一路首脳フォーラムへの出席に先立ち、ウラジオストックで金委員長と会談するものとみられる」と報じた。ただし、同消息筋は、金委員長が「即興的な人」であるため、日程を変更する可能性も排除できないと付け加えた。

 同メディアは、ロシア側が今回の会談で国連安保理の対北朝鮮制裁の緩和の必要性を強調するという外交消息筋の見通しも報道した。他の専門家は、両首脳が朝ロ間の経済協力をはじめ、両国関係について協議する一方、金委員長の「社会主義経済への全力集中」路線および非核化問題に関する北朝鮮のアプローチに対し、ロシアが政治的支持を表明する可能性が高いと予想した。安保理の対北朝鮮制裁決議によって、今年末まで全員を送還しなければならないロシア内の北朝鮮労働者の滞在問題が提起される可能性もあるという見通しも示された。

 現地の「リア・ノーボスチ」通信も同日、沿海州ウラジオストクの極東連邦大学で、一部の建物が閉鎖されるなど、会談を準備する動きが見られたと報じた。同通信は消息筋を引用し、「ウラジオストクにある極東連邦大学のキャンパス内で、朝ロ朝首脳会談が開かれるものとみられる」とし、「大学内の1棟が閉鎖され、これが会談準備と関連したものとみられる」と報道した。

 同日、スポーツセンターには「技術的理由で17~30日は閉鎖する」という公知が、この施設がある建物には「金正恩(委員長)の訪問で、17~24日まで閉鎖する」という説明文が張り出されたという。実際、同大学関係者は「建物内のすべての施設を閉鎖する。プーチン大統領の到着と(朝ロ)会談に向けた準備が進められている」と話したと、同通信は報じた。ウラジオストクのホテル施設が相対的に良くないため、極東連邦大学は最も有力な首脳会談の場所とされる。

 一方、金委員長の訪ロ説が流れる中、米国務省はスティーブン・ビーガン北朝鮮政策特別代表が17~18日、ロシアのモスクワを訪問するとし、「ビーガン特別代表がロシア当局者らと会談し、北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)を進展させるための努力について話し合う予定」だと、16日(現地時間)に発表した。
キム・ジウン、ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

北朝鮮国務委員長が、来月初めに行われる米国中間選挙の前にロシアを訪問

2018-10-17 | 朝鮮・ロシア
ロシア紙報道「金正恩、今月末または来月初めにロシア訪問」
登録:2018-10-16 20:52 修正:2018-10-17 06:42




「首脳会談の場所はモスクワとウラジオストクから検討」

               
ロシアの日刊紙「イズベスチヤ」16日付1面=資料写真//ハンギョレ新聞社

 金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が、来月初めに行われる米国中間選挙の前にロシアを訪問する計画だと、ロシアの日刊紙「イズベスチヤ」が16日報道した。

 同紙は、3人の韓国外交消息筋の話を引用して「11月6日の米国中間選挙前の今月末か11月初めに金委員長がロシアを訪問するだろう」とし、「首脳会談の場所は、モスクワかウラジオストクのいずれかで検討されている」と伝えた。

 ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、これに対して「北朝鮮の指導者(金委員長)は、ロシアを訪問してほしいという招請を受けている」とし、「可能な日程、場所、訪問形態を検討している」と明らかにした。モスクワ駐在北朝鮮大使館は「イズベスチヤ」に「金委員長のロシア訪問に関する情報は有していない」としつつも「正確な日程は両国指導者の決定にかかっている」と答えた。
「イズベスチヤ」16日付2面記事=資料写真//ハンギョレ新聞社

 ロシアは、朝鮮半島の「完全な非核」化のための朝米対話が始まった後、金委員長に何度もロシア訪問要請をしてきた。最初の動きは、5月31日に平壌を訪問したセルゲイ・ラブロフ外交長官が金委員長に会い、ロシア訪問を要請するウラジーミル・プーチン大統領の親書を伝達したことだ。当時セルゲイ・ラブロフ外交長官は、9月にウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムに参加しても、それとは別にロシアを訪問してほしいというプーチン大統領の意向を伝えたという。先月、北朝鮮の政権樹立記念日である9・9節70周年を迎え北朝鮮を訪問したロシアのワレンチナ・イワノヴナ・マトヴィエンコ上院議長も最近韓国を訪問し、「金委員長のロシア訪問が今年中になされるかもしれない」と話した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も8日、閣僚会議で「2回目の朝米首脳会談とは別に、近い将来金正恩委員長のロシア訪問と習近平主席の訪朝がなされるだろう」という期待を表わした。

 「イズベスチヤ」は、金委員長のロシア訪問が2回目の朝米首脳会談を控えて、金委員長の立場をさらに強固にすると予想されるという専門家たちの意見も紹介した。専門家たちは「金委員長にとっては、習近平中国国家主席の初の平壌訪問とプーチン大統領との首脳会談を終えた後に、二つの国家の支持を受けてドナルド・トランプ米大統領と2回目の首脳会談を持つことが最も良いだろう」と見通した。現在、焦眉の関心事である朝米首脳会談と関連して、ドナルド・トランプ大統領は来月6日の米中間選挙以後に持つことになるだろうと言及したことがある。
キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

李氏は過去に対外経済相を務めた貿易の専門家。北朝鮮が同氏を代表団長として派遣したのは、ロシアとの経済協力に関する協議を行う目的があるとの見方もある。

2018-07-15 | 朝鮮・ロシア
経済通の北朝鮮高官がW杯閉会式へ ロシア側との協議あるか

2018/07/12 20:20


【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の李龍男(リ・リョンナム)副首相が、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の閉会式に出席するため、12日に平壌を出発した。朝鮮中央通信が報じた。

                    
2015年2月に行われたロシアと北朝鮮のビジネス協議会に出席した李龍男氏(資料写真)=(聯合ニュース)

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮のサッカー協会委員長を務める李氏を団長とする代表団が国際サッカー連盟(FIFA)の招きでロシアに向かい、決勝戦を観戦して閉会式に参加するという。

 閉会式は15日にモスクワのルジニキ競技場で開催される。李氏は過去に対外経済相を務めた貿易の専門家。北朝鮮が同氏を代表団長として派遣したのは、ロシアとの経済協力に関する協議を行う目的があるとの見方もある。

 一方、ロシアは9月に極東ウラジオストクで開く「東方経済フォーラム」に合わせ、北朝鮮に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の訪ロを要請している。

yugiri@yna.co.kr