抗議座り込み 全国の輪
沖縄・辺野古新基地作業
沖縄防衛局は18日、名護市辺野古への米軍新基地建設に向け、米軍キャンプ・シュワブ沿岸で、抗議行動を排除するための浮具(フロート)を海上に 広げて設置する作業を行いました。土日もなく続けられる作業に、基地建設に反対する市民らは作業中止を求め抗議の声を上げました。
キャンプ・シュワブのゲート前では、約120人が座り込み、「海を壊すな」「埋め立ては許さないぞ」と唱和しました。東京や神戸、仙台、岐阜など全国各地から参加者が集まり、たたかいの輪が広がっています。
東京都の女性(51)は「人権が踏みにじられている。ひとごとではない」と怒りを感じて参加。「現場に来て、基地建設は止められると実感しました」と話しました。
ツイッターで呼びかけ賛同者を募り、カヌーやハンドマイクなどを贈った「辺野古へカヌーを贈る会」の山口千春さんは、「辺野古へは行けないけど何 かしたいと思っている人がたくさんいます。基地建設を止めるため、新しくできたつながりを大切にし、何ができるか考えていきたい」と力を込めました。