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2017-01-29 | 野党共闘は新しい世直し文化

【コラム】今から心配になる韓国次期大統領

2017年01月28日06時20分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

  韓国で大統領とサッカー代表チーム監督は熱狂と幻滅の周期が非常に短いという共通点がある。韓国サッカー代表のウリ・シュティーリケ監督は、2年前アジアカップで準優勝を果たしたときには「ゴッティーリケ」〔ゴット(神)+シュティーリケ〕という賛辞を受けたが、3カ月前にイラン遠征で完敗して以降、「バブルが消えた」と言われて更迭の圧迫に苦しめられている。新監督としてモウリーニョかグアルディオラを迎え入れるとの声がささやかれているが、代表チームがイランあたりを簡単に“料理”できるかは疑問だ。

  初の女性大統領で、1987年の改憲以来初めて過半得票大統領として期待を集めた朴槿恵(パク・クネ)大統領も最近は更迭危機にさらされている。憲法裁判所による弾劾審判の決定方向を予断することはできないが、政界ではすでに早期大統領選挙を既成事実化して次期権力の争奪に余念がない。ところで「誰が次期大統領になるか」も大切だが、「次期大統領は成功できるか」という問題のほうがはるかに重要だ。

  このような側面で、今から次期大統領のことが心配になるのは、朴大統領が処している環境が過去最悪だからだ。どちらにしても、誰が大統領になろうが、与党少数野党多数という点が大きなハンディキャップになる。帝王的大統領というが、国会が言うことを聞かなければ爪を奪われた虎に過ぎない。次期大統領は野党の決裁がなければいかなる法案も通過させることはできない。過去に同様の立場にあった盧泰愚(ノ・テウ)大統領は、野党の威勢に耐えることができず、結局「3党統合」を推進した。だが、現政界で過去のようなボス中心の政界再編は不可能に近い。野党議員を与党に引き込むには次期総選挙の公認保障が必須だが、このご時世に誰がそれを保証できるというのか。

  結局、次期大統領にとっては、統合よりも「連合政府」による権力連合が現実的な代案となりそうだ。だが、過去DJP〔金大中(キム・デジュン)-金鍾泌(キム・ジョンピル)〕共同政府の経験で明らかになったように、大統領制下での権力連合というのは、選挙が近づけば崩壊するのが常の「ガラスの容器」だ。地方選挙が来年6月に迫っているため、連合政府が成立しても遠からず内部葛藤が高まる可能性が大きい。

  早期大統領選挙が行われる場合、業務引継委員会もなくすぐに選挙翌日に当選者が就任するのも大きな問題だ。大統領だけが変わって、内閣は依然として朴槿恵政府の人々がそのまま、というあきれる状況だ。公職社会の混乱が避けられない。首相や長官候補者が人事聴聞会で一部が不適合と判断されようものなら、現政権の閣僚が新政府でも相当期間仕事をすることになるかもしれない。大統領の力が最も強い執権直後の貴重な時間を無駄にしてしまうおそれがある。

  大統領選挙が激しい多者構図として展開すれば、88年大統領選挙以降、初めて30%台の当選者が出てくる可能性もある。大統領に入れた人よりも入れなかった有権者のほうがはるかに多くなる状況は、それだけ政権の脆弱要素となる。次期政権からは「大統領下野運動」が常時化するのではないかとの懸念も聞こえる。こうしたことは遠い未来のことではない。わずか数カ月後に直面するかもしれない現実だ。今から政界が膝を突き合わせて制度的補完装置に対する議論を始めても時間的にギリギリだ。ところがみんなが「誰が権力を握るか」だけに気をとられているとはなんとも困った状況だ。

  キム・ジョンハ/政治部次長


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