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2012-01-27 | 韓国・朝鮮の旅

平壌で迎春公演 「永遠なるおひさま」を胸に

旧正月に際して行われた学生少年たちの迎春公演

[朝鮮中央通信=朝鮮通信]

【平壌発=鄭茂憲

 】旧正月に際して23日、学生少年たちの迎春公演が平壌の万景台学生少年宮殿で行われた。

最高人民会議常任委員会の金永南委員長をはじめとする党と国家、軍の幹部ら、社会団体、省、中央機関の活動家、朝鮮人民軍将兵、教育・文化芸術など各部門関係者、功労者、

平壌市民、海外同胞、そして朝鮮駐在の各国外交官と国際機関の代表らが観覧した。

「永遠なるおひさまの国」と題して行われた今年の迎春公演は、金正日総書記を偲ぶ歌や踊り、楽器演奏が続き、金日成主席と総書記を朝鮮の太陽として永遠に心に刻み、金正恩

最高司令官のもとに団結して輝かしい未来を築いていくことが表現された。

オープニング合唱「金正日将軍の歌」を涙を流して歌うステージ上の子どもたち。観客席でもすすり泣く姿が多く見られた。数々の作品には、あまりに思 いがけない悲報に接し、表しよう

のない悲嘆に暮れた心情、逝去する直前まで続けられた現地指導に込められた人民に対する深い愛情への感謝、主席と総書記の 教えを胸に祖国の発展に寄与していこうとする内容を込めた。

迎春公演には、今年も在日本朝鮮学生少年芸術団が出演(写真、朝鮮中央通信=朝鮮通信)。朝鮮人としての誇りを胸に生きていくことを表現した作品を披露した。

長慶小学校(平壌市)のク・チョンスク校長(61)は、総書記への思いがよりいっそう深まる公演であったとしながら、「これまで何度も迎春公演を鑑賞してきたが、これほど涙を流したのは

初めてだ」と話した。

誇り高く、朝鮮人として 祖国の人々に与えた力

【平壌発=鄭茂憲】

 旧正月(今年は23日)に際して行われた学生少年たちの迎春公演に、今年も在日朝鮮学生少年芸術団が出演した。金正日総書記の悲 報が伝えられてから約1カ月。「永遠なるおひ

さまの国」と題された今年の迎春公演の大舞台に立った朝鮮学校の生徒たちは、異国でも朝鮮人としての誇りを胸 に堂々と生きていく決意を込めた作品を披露した。

期待に応えたい

これからも朝鮮人として堂々と生きていく決意を歌と
踊りに込めた [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 万景台学生少年宮殿で午後4時に幕を開けた迎春公演は、オープニングから涙に包まれた。金正日総書記への限りない思慕。子どもたちは涙の中に歌い、踊り、楽器を奏でた。

日本各地の朝鮮学校から選抜された初級部5年生から中級部2年生までの100人からなる在日朝鮮学生少年芸術団は、序章と終章を含む全17つの演目中、5番目に登場した。

舞台袖で出演を控え緊張は最高潮に達していた。「みんなが泣きながら歌っているのを見て、そんな舞台に自分たちが今から立つと思うと緊張で震えた」。芸術団の学生責任者を務め

た姜泰成さん(愛知朝鮮中高級学校、中2、声楽)は、みんなの心情をこう代弁した。

そんな生徒たちの背中を押してくれたのは、自分たちを支え続けてくれた人々の姿だった。

日本から帯同した朝鮮学校の先生、練習を指導してくれた祖国の教員、日々の生活を支え続けてくれた平壌ホテルの従業員たち…。

生徒の保護者など祖国に滞在する在日同胞が観覧
した [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

陳紗瑛さん(京都朝鮮第1初級学校、6年、舞踊)は、「これまでの練習の日々を思い出し、みんなの期待に応えて、舞台を輝かせようという思いだけだった」と話した。

日本での民族教育のために祖国から毎年送られてくる教育援助費と奨学金、自然災害がある度に伝えられた慰問電文と慰問金…。異国に暮らす子どもたち のために祖国が惜しみなく

注いでくれた愛情について、そしてこれからも朝鮮人として堂々と歩んでいく決意を、歌や踊り、説話で描き出した。

日本で生まれ育った4、5世の子どもたちが涙を流しながら朝鮮語で歌い、語り、踊り、そして決意する姿に、観客たちは涙した。

芸術団の祖国滞在中に帯同した男性スタッフは、「日本でも堂々と朝鮮人として生きていこうとする生徒たちの気持ちに、とても大きな力をもらった。すばらしい公演だった」と話した。

芸術団の尹太吉団長(東京朝鮮中高級学校副校長)は、「総書記逝去の悲しみに暮れた祖国の人たちに、少しでも力と勇気を与えられたかと思うと子どもたちを誇りに思う」と語った。

子どもを誇りに

 
祖国の人々の涙をさそった在日朝鮮学生芸術団の
公演 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

この日の迎春公演を、祖国に滞在している在日同胞、また芸術団の保護者らで構成された9人の祖国訪問団も観覧した。

観客席最前列で子どもたちの姿を見守った保護者らの目は涙で溢れていた。

宋梨愛さん(東京中高、中2、舞踊)の母・呉清香さん(40)は、自身も迎春公演の出演経験を持つ。1988年の新年を迎え行われた舞台に 立った感動がよみがえり、当時の自分と目

の前で踊る娘の姿が重なった。「祖国の子どもたちが総書記を思い流す涙は、とても清らかで高貴な涙だった。そんな 祖国の子どもたちと同じ舞台に立っている娘が誇らしかった」。

柳玉琴さん(40)の娘・金咲奈さん(東大阪朝鮮中級学校、2年)と美沙さん(生野朝鮮初級学校、6年、共に舞踊)は姉妹で舞台に立った。 これまで日本で何度も娘たちの公演を見てき

たが、「これほど感動したことはなかった。踊り一つを見ても、その作品に込められた意味を深く心に刻んでいた。 子どもたちの気持ちが観客席にまでしっかりと伝わる公演だった」。

柳さんは今年の迎春公演が、家族の宝物に、そして自分自身の一生の思い出になったと笑みをこぼしながら、「迎春公演に娘たちを送って本当に良かった。この感動は言葉では言い尽

くせない」と話した。

 



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