日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

 世界の出来事から日本・韓国・朝鮮の未来を見る。
 皆さんの声を生かして活動を進めます。

スローガン「受け継いでいこう民族の心! 明るい未来に向かって!(이어가자 민족의 넋! 밝은 미래를 향하여!)」

2016-10-28 | ウリハッキョ

 

”受け継いでいこう民族の心”京都民族教育実施70周年記念行事

総聯京都府本部が主催する京都民族教育実施70周年記念公演と大祝祭が10月23日、京都初級で行われた。実行委員会の金尚一委員長(総聯本部委員長)をはじめとする活動家と同胞、日本人士ら1400余人が参加した。


京都民族教育実施70周年を記念する大祝祭の様子

体育館で行われた公演では70年の歳月を振り返る映像と、朝鮮学校生徒、朝青、留学同、教員、文芸同、京都朝鮮歌舞団などが出演する吹奏楽「流風踪跡」、女声重唱「祖国の愛」、カヤグム併唱「統一の虹」、重舞「花太鼓の舞」、群舞「ここに在るウリ~京都民族教育実施70周年を迎えて~」、芸術宣伝「ウリハッキョはみんなのふるさと」、児童合唱「バスに乗って電車に乗って」、合唱「我らの誇り」が披露された。

つづいて運動場で行われた大祝祭では、女性同盟支部、朝鮮学校オモニ会、日本人士、朝青、京滋信用組合が売店を出し、70年の歴史を振り返る写真展、子どもの遊びコーナー、移動動物園、高齢者のための休憩所、医務室なども運営した。

祝杯の辞で金尚一委員長は70年もの間、知識と力、お金を集めて民族教育を守り発展させてきた全同胞に敬意と感謝を表し、民族教育を守り発展させていこうと強調した。

朝鮮学校生徒、児童、園児、女性同盟本部と南支部の顧問歌サークル、文芸同京都、教員経験者と現職教員、京都朝鮮歌舞団などが歌と舞踊を披露した。

朝青京都主催の京都民族教育実施70周年記念詩作品コンテスト「未来へ」の表彰式と受賞者による詩朗読、朝青の「ウリミレンジャーショー」なども好評だった。

行事に参加した京都中高教員OB会の金元燮会長(78)は、第1次帰国船の出発(1959年12月)を歓送するため京都から新潟まで生徒を引率したことなど、教員時代を感慨深く思い起こしていた。学校のためにあらゆるものをささげた同胞、そして教員らが多くいて京都の民族教育が維持され、今日も若い世代が最前線で民族教育を守っているのがうれしいと話した。

支部で出した売店でお好み焼きが240枚売れたという女性同盟伏見支部の金初美委員長(59)。校舎に掲げられたスローガン「受け継いでいこう民族の心! 明るい未来に向かって!(이어가자 민족의 넋! 밝은 미래를 향하여!)」の気持ちで一生懸命公演に臨む生徒たち、行事成功のため奔走する同胞たちの姿を見て大きな力を得たという。自身は今後、生徒数を増やす活動にいっそう力を入れ、民族教育事業に関わっていきたいと話した。

京都府青商会の朴錫旻会長(40)は、今回の行事に参加して、民族教育を守り発展させていく活動に、青商会がさらなる労力を注いでいきたいと述べた。

(李東浩)


朝鮮半島の平和と北朝鮮の変化に向けた国連の役割を議論した。

2016-10-28 | 朝鮮はもともと一つの...

「アジア情勢が不安な今こそ米朝対話開始するとき」

登録 : 2016.10.28 01:43 修正 : 2016.10.28 04:18

 

2016ハンギョレ・釜山国際シンポジウム 

27日午前、釜山海雲台区ヌリマルAPECハウスで「米新政権の北朝鮮政策と朝鮮半島の平和」というテーマで開かれた第12回ハンギョレ・釜山国際シンポジウムの開会式を終えた出席者が記念写真を撮っている=釜山/キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

ドナルド・グレッグ元駐韓米国大使 
「朝鮮半島の平和…」基調講演で明らかに

 

 27日に開幕した「第12回2016ハンギョレ・釜山国際シンポジウム」にて、ドナルド・グレッグ元駐韓米国大使は「北朝鮮の核実験とタイ国王の逝去などで朝鮮半島をめぐる情勢が不安な今こそ、北朝鮮政権との対話と交渉を始める時」と強調した。この日「朝鮮半島の平和のための国際社会の協力と衝突」というテーマで基調講演を行ったグレッグ元大使は、10月21~22日、マレーシアのクアラルンプールで行われたロバート・ガルーチ元米国務省北朝鮮核問題担当特使とハン・ソンリョル北朝鮮外務次官などの米朝非公開接触について「肯定的で素晴らしいこと」と高く評価した。

 

 グレッグ元大使はまず6月、米国スタンフォード大学で開かれたカンファレンス「東北アジアのセキュリティ協力:北朝鮮の核問題と解決策」でジョージ・シュルツ元米国務長官、ウィリアム・ペリー元米国防長官などの専門家らが「現在必要なのは北朝鮮との対話と新しい政策、そしてこれを履行できる新しい人々」という意見に同意したと伝えた。同時にクアラルンプールでの米朝接触が示唆する今後の米朝関係の発展の可能性に期待感を示した。

 

 彼は1992年、韓日米政府が両国の合同軍事演習であるチームスピリット演習の中止を発表した後、南北間に9回の会合を実現させたという点を例に挙げ、長年の対北朝鮮の経験の中で得た教訓の一つは「誰が先に敗北するかを追求しないこと」だと助言した。

 

ドナルド・グレッグ元駐韓米国大使、イム・ドンウォン ハンギョレ統一文化財団理事長、ムン・ジョンイン延世大学特任教授(左から)=釜山/キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

 基調講演に先立ち、ハンギョレ統一文化財団のイム・ドンウォン理事長は、開会の辞を通じて「北朝鮮の5回目の核実験の余波の中で米大統領選挙が行われるなど、大きな変化が起きている朝鮮半島および東アジアの未来像を共に考えるため、各国の著名な学者が一堂に会した」とし、12回目のシンポジウムの趣旨を説明した。

 

 続いて開かれた午後の第1セッションでは、全米北朝鮮委員会(NCNK)のキース・ルース事務総長と北京大学のパン・スミン教授など、米国、中国、韓国、日本の専門家らが米新政権の対北朝鮮政策が米中関係や対北朝鮮政策にどのような変化をもたらすかを各国の観点から照明を当てた。ルース事務総長は新しい政権が対北朝鮮政策を対話と交渉の積極外交に転換するためには、2017年1月中に北朝鮮との対話を真剣に考慮しているというシグナルを北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長に伝えることができる高位級の対北朝鮮政策担当者(特使)を任命すべきであり、ヒラリー・クリントンが大統領になれば、ビル・クリントン元大統領がその役割を担う可能性もあるだろうと述べた。

 

 さらに、第2セッション「北朝鮮の変化に向けた国連の役割」では、世界保健機関のナギ・シャフィック前平壌事務所プロジェクトマネージャーをはじめとする学者、専門家、市民社会代表などが北朝鮮への人道的支援と北朝鮮・中国・ロシア接境地帯である豆満江(トゥマンガン)地域開発計画など、朝鮮半島の平和と北朝鮮の変化に向けた国連の役割を議論した。

 

 2日目の28日には、海洋水産開発院との共同主管で「海洋スタートアップと海の雇用創出」というテーマの「海洋セッション」が開かれ、韓中日市民社会の専門家や学者らが参加する討論「東アジアの平和と歴史の和解のための市民社会の役割」が行われる。

 

釜山/カン・テホ先任記者、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )