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人命より利益を優先する企業文化、権力の顔色をうかがう捜査機関など、社会の縮図が表れた事件だった

2016-04-18 | しんぶん赤旗より

セウォル号沈没2年 韓国で追悼集会

 

 【ソウル=栗原千鶴】韓国南西部・珍島沖で大型客船「セウォル号」が沈没し、304人が犠牲になった事故から2年を迎えた16日、韓国各地で追悼行事が行われました。

 ソウル中心部の光化門では、午後7時から「416家族協議会」などが集会を主催。降り続く雨の中、約1万2千人(主催者発表)が参加しました。

 遺族らを支援する市民団体「4・16連帯」のイ・テホ常任運営委員は、「セウォル号特別調査委員会の人員、予算、権限などを確保して、特別調査を実施しなければならない」と真相究明、事故の原因究明などを政府に要求しました。

 また13日の総選挙で当選した「共に民主党」の議員も参加。「人命より利益を優先する企業文化、権力の顔色をうかがう捜査機関など、社会の縮図が表れた事件だった」と語りました。

 多くの修学旅行生が犠牲になった安山市に住む男性(36)は「事故の真相がまだ明らかにされていないのだから、関心を持ち続けなければならないと 思って参加した」といいます。「新しい国会議員には、セウォル号特別法などができていないし、真相究明にいち早く取り組んでほしいといいたい」と語りまし た。