羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

お風呂のカビとり物語から映画「卒業」

2005年09月04日 08時48分31秒 | Weblog
 お風呂のカビとり物語を読んで、実際にやってくださった方に会いました。
「なかなか、いいですね」
 で、その方の住まいがマンションで、浴室に窓がないそうです。習慣になってくれると、「信じられないくらいカビははえないですよ」と、この方法を教えてくれた私の知人もそばにいて「私のマンションも窓がないんですが、これが大正解なんです」と言葉を続けていました。
 我が家も一年後・二年後が楽しみですね。
 
 実は、歯磨きも同じです。
 今の70代・80代の日本人は、毎食後に歯を磨く習慣はありませんでした。
私が高校生のころですから、60年代です。そのころアメリカから入ってきたデンタルフロス(糸でみがき)で、歯と歯の間の食べ物をこそげる方法を、行きつけの歯医者が教えてくれました。当時この方法を実行する日本人は、まだまだ少ない時代でした。
 
 で、その後、いろいろな方法が出回って、凝り性の私は、電動磨きブラシや、ウオーター・ピックなどという電気仕掛けの歯磨き方法も試みました。
ところが水と電気はどこか相性がよくなくて(私の感じ方です)、紆余曲折の末、残ったのが歯ブラシとデンタルフロスとゲジゲジがついた歯間ブラシを、そのときの食べ物によって適当に併用して磨くのがいちばんということで、落ち着いて、20数年というところです。
 デンタルフロスと歯間ブラシは、軽くて小さく持ち歩きが楽です。ポーチに入れておいても邪魔になりません。そしてどこでも使えるからとっても便利です。
 
 ところで「卒業」という映画がありました。
 結婚式を挙げる教会から逃げ出す彼女のラストが印象的でしたが。そこまでの過程で、彼女をそうさせる青年が、上着のポケットから歯ブラシを取り出すシーンがありました。年上の人妻とのアバンチュールの後だったか前だったか……。記憶のなかの映像は、非常にぼやけてしまってますが、歯ブラシの登場に笑ってしまったことは、はっきり思い出します。当時、歯磨きに凝っていたものですから。

 使ったらすぐお手入れを…。ある習慣が身につくには、はじめは大変ですが、「慣れるが勝ち」。時間も手間もかからなくなって、「いい感じ」なんですよね。
 
 家もからだも一体のもの。いやいやからだの延長が家ですから。いやいや家の内側は肌着なんだ! 外側は服なんだ! と思えたらバッチリ。エッ、服は鎧だ! そうか、最近読んだ『健全な肉体に狂気は宿る』(角川ONEテーマ21)の内田樹さんは、いざ出陣! 大学に行くときはビシッと、スーツで決めるってかいてあったなぁ~。
 ちょっと話が外れてきたので、今日は、この辺で失礼。
 ご自愛のほど、ごきげんよう。
コメント
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