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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

8月15日 設立記念日

2025年08月15日 14時57分09秒 | Weblog
2024年8月15日「野口体操の会」は、一般社団法人として新たな出発をいたしました。
この日を選んだのは、野口三千三先生のこの言葉にちなみます。

「自分の戦後は、正月元旦を一年のはじまりとはせず、8月15日を一年の始まりとして生きています」

何気ないこの言葉の奥には、やり直すことの出来ない野口先生の戦前・戦中への忸怩たる思いが込められています。

  野口三千三先生の指導の下 
運動音痴の羽鳥が逆立ちしています!

野口先生が泉下に赴かれて28年が経ちました。
この間、佐治嘉隆さんはじめ大切な仲間を、何人も失いました。

不治の病を負ってもなお懸命に生きて・表現活動に情熱を傾けている新井英夫さんもおられます。
かくいう私にも、昨年7月に膵臓がんが発見されました。

そのことが契機となって、それまで折に触れて考えてきた「野口体操の会」の法人化を、近藤早利弁護士さんの尽力を得て、一気に進めることが出来ました。

野口体操の思想と実践を次の世代に引き渡すために、できることは“何でもやってみる精神”で、この1年間を治療と並行して生きてきました。
それもこれも皆さんの支えあってのことです。

最近では、鹿島茂先生のコーディネートで開店した神保町「PASSAGE SOLIDA」 シェア書棚を借りて野口体操の本を所狭しと並べました。
いつでも野口体操本をお買い求めいただける準備が整いました。

また、同じく7月からは、「野口体操の会 ハトリ塾 in 高円寺」を無事に開講することが出来ました。
野口先生が始められて47年続いた朝日カルチャー土曜クラスが、今年3月でなくなったことが、行動を後押ししてくれました。
「ピンチはチャンス」とはよく言ったものです。

これまでもこれからも私(羽鳥)は、新たな「一般社団法人 野口体操の会」を引き受けてくださる方々に、野口体操を伝えるのにより良く・素敵な道をつくることが出来たら、思い残すことなく次の世に赴くことが出来そうな気がしています。
まだ先のことですが、あちらに行ったら、野口先生の包助でいろいろな逆立ちを楽しみたいと思っています。

いけない!
「野口三千三伝」を仕上げなくては・・・・・

これまで以上に熱い応援をよろしくお願いいたします。
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「野口体操の会 ハトリ塾 in 高円寺」第2回

2025年08月03日 11時23分45秒 | Weblog
まずはじめに
8月2日猛暑の中、ご参加いただいた方々、スタッフとしてサポートしてくださった方々、ありがとうございます。

1回目からの繋がりで、野口三千三授業記録の会 で制作した『装身具に貞く 体操とは祈りである』を見ていただいた。
先生の授業を受けられた方は少ない中で、記録が残った意味は大きかった。
そういえばビデオ記録を撮りはじめ、編集をした時に野口三千三先生に言われた言葉を思い出した。
「僕が死んでから、記録の意味が出てくるよ!」
その通りだった。
亡くなって27年が経って、ビデオ編集をしてくださった故佐治嘉隆さんに、あらためて手を合わせずにはいられない。



この施設は今年4月に開館したばかりの図書館。
その中に多目的室があって、最新のプロジェクター、機材が備えられる幸運に恵まれた。
等身大に近い野口先生が、装身具について聞いたこともない話を展開し、動き、生き生きとした授業をされている姿・声をおとどけできた。

体操のテーマとして私が選んだのは「鉛直」だった。
「鉛直とネックレースがどう繋がるの?」
「繋がるんです!」

   始まる前に
なんといっても持参したネックレース群は、触ってみることで素材の質感が動きのイメージを膨らませ、直接からだの実感の扉を開けてくれることが、皆さんの動きの変化から見てとることができたハトリ塾2回目のレッスンだった。
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感謝

2025年07月31日 13時53分11秒 | Weblog
2025年7月26日土 1年ぶりのフルバージョンレッスンを行った報告を先日のブログで書かせてもらった。
今日は、その翌日にあった朝日カルチャー日曜クラスのレッスンに出かけて思ったことを書くことにする。

27日の朝、幸いなことに疲労感がなかったので出かけることを決めた。
レッスンが始まって、最初に神保町PASSAGE ・SOLIDAの話をして、その後は高橋知子さんと安原祥さんの指導の野口体操を受けさせてもらった。

2週間前の時に比べて体操が楽になっていた。
そうはいってもまだまだ限界はある。
それでも気持ちよく体操ができるようになっていることに幸せを感じた。

病を得る前と比較することも、同じように戻ろうとすることは求めてはいない。
今の条件の中で楽に動けるようになりたい、それだけだ。

2時間のレッスンが終わって、数名の方と新宿駅までおしゃべりをしながら帰る時間が懐かしかった。
たわいのない話だったり、時には大切な内容だったり、話題はくるくる変わる。
およそ15、6分の楽しいひと時。

工事で殺伐とした新宿駅でお別れ。
総武線の席に腰掛けて、車窓から見慣れた風景を眺める。
こみあげるものがあった。

一年生きられた!
おかげさま!

はじめて膵臓がんの話が出た時、Dr.に尋ねた。
「何もしないと余命はどのくらいですか」
「年内です」
キッパリと答えてくれた。
「半年では困りますので・・・・」
ジェットコースターにでも乗ったかのように、すぐさま大学病院で検査と治療が始まった。
超スピードだった。

ここで、いちばんに書きたいことがある。
最初から今まで、寄り添って・付き添ってくだった近藤早利さんには、感謝の一言では言い尽くせない思いがある。
すぐさま体操教室土曜クラスの女性5名を、わたしの補佐役としてまとめてくださったことに驚きつつも本当に嬉しかった。

そのほかにも個人的にあれこれと面倒を見てくださる二階のぶ子さん。
親戚のサポートにも恵まれた。

一人では生きられない。
つくづく思う。

そして野口体操に関わっている皆さんに支えられて、「野口体操の会 ハトリ塾 in 高円寺」開講まで実現させてもらった。


  高橋幸子さんのデザイン

わたしは果報者。
そう実感している。

朝日カルチャーの代行を引き受けてくださった高橋知子さん 安原祥さん お二人を優しく見守り支えて下さった教室の方々。
野口体操という世にも稀な体操を、大切に思って思ってくださる方々がエールを送り羽鳥の復帰を待っていてくださるありがたさ!

この1年間、ひとかけらの不安もなく、この上ない安心のなかで治療に専念し、穏やかに過ごすことができた。

丸ごと全体のからだで、お一人おひとりにお礼の言葉を伝えたい。

ありがとうございます
これからもよろしくおねがいいたします

  和紙とたわむれ 和紙に貞く
  病を得る前の朝カルのレッスン
  
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ござ 

2025年07月30日 07時32分23秒 | Weblog
昨日、蔵の2階に敷くござが届いた。
畳屋さんの話によると
京間のサイズぎりぎりで2枚をつなげて作り上げたもの
だそうです。

  青々として香りよく清々しい
映画「国宝」でも出てきたと思うが、歌舞伎の芝居の稽古でも使われる2間(1800ミリ✖️2)以上の長いもの。

  逆から写して階段と窓
  これで半分の準備が完了
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7月26日土 「野口体操の会 ハトリ塾 in 高円寺」

2025年07月29日 14時17分12秒 | Weblog
ハトリ塾初日

わたしにとってはおよそ一年ぶりの本格的なレッスンだった。



2時間走りきることができるか、不安はあった。
はじめてしまうと言葉が溢れ出てとまらない。
10数年ぶりに会う懐かしい方々もいらっしゃる。
それだけでテンションが上がった。
それ以上にスタッフの皆さんのお力添えが素晴らしかった。

炊いた蚊取り線香の匂いが、郷愁を誘ってくれたことも郷里の実家に帰ったようで、心を和ませてくれた!



20畳ほどの畳の部屋が皆さんに好評だった。
最近は畳にごろりと横になる機会も減ったこともあろう。

野口三千三と装身具をテーマしたことがよかった。
次回は8月2日土 同じく装身具の2回目を予定している。

なぜ体操に装身具なのか。
その疑問に答えられると思う。

なーるほど!
・・・・・
 人間が自然の中に生まれ、
 その自然から生きるために必要な
 『大自然の原理」を感じとってきた。
 それが『神仏』であり、その一つの姿が
 『ちから・からだ』の『から』である。
 その『から』の象徴(具体的表現)が
 『装身具』である。
           野口三千三
               ・・・・・・・
 1989年 《 装身具に貞く 》ー 体操は祈りである ー
  Video 記録 野口三千三授業記録会 制作 冊子より
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PASSAGEの入口にて

2025年07月25日 03時43分50秒 | Weblog
神保町・すずらん通り PASSAGE 1号店は京の町屋のように奥に長い。
内装デザインは鹿島茂好み。
白いアーチ型の天井は、パリのPASSAGE アーケードを模している。
見上げると、そこにはシャンデリアが。
両側には木目調の書棚に古今東西の本たちが楽しげに並んでいる。
ひとしきり回遊し終わって、3階のカフェへと。
そこは19世紀の迷宮。

ダージリン、アールグレイ、ジャスミンティー、なぜか黒豆茶も・・・・。
添えられる茶菓は、懐紙にのせられた最中だったり、フォークでいただく銅鑼焼だったり。
お茶に添えられる日本の茶菓は、浮世絵に魅せられた画家たちの感性を味覚をもって象徴するかのよう。

茶をすすりながら、甘美な一時を過ごす。
夕焼けの残照が残る街に出た。
「この1年間、自宅と病院を往復する無期限の療養生活・・・・」
これはご褒美の外出に違いない。
振り返ってシックなつくりの店に別れの挨拶。
帰路についた。



それから数日後
再開したブログ書き。
抗がん剤で痺れている指でキーボードを打ち続けて

そうなんだ!
いや、そうだ!
あの日、私は、この世からあの世へと通り抜けるPASSAGEの入り口に立って
いたのだ、と。

通り抜けを許される通行手形には、”がんのキャリア”を証明します、と記されている。
それでもわたしは、自分の足で立って歩きます、と声高に主張する。

でも最後は車椅子に乗っているかもしれない。
その時は、吉沢亮くんか、横浜流星くん似の看護師さんに見送ってもらいたい。

音楽はドビュッシーの海。
音に包まれた意識は、果てしなく遠くへと引き込まれていくだろう。

願わくば、脳全体があたたかな心地よい液体に浸って、からだは性の絶頂に至る過程にいるような・・・・・les petites morts de la fin de l'amour・・・・

今、此岸から彼岸へと導かれる わたしのPASSAGE を見つけた。
 
 夢想という名のPASSAGEの入口にて
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Passageを訪ねる『ふらんす』白水社 

2025年07月24日 15時12分49秒 | Weblog
神保町「SOLIDA」で、何気なくこの冊子をめくってみた。
知りたかったことが満載だ。

 2025年6月号 100号記念 白水社 
   特集 Passage を訪ねる
    今月の表紙

ロベール・ドアノー「パリの猫たち」

[ 熱く燃えたつ恋人たちも、しかつめらしい学者たちも
  成熟の季(とき)に至れば、みな愛するのだ
  力強く甘美な、家の誇りたる猫、
  自らに似て寒がりで、ひきこもりがちな猫たちを
 ・・・・・・]   ボードレール「猫」『悪の華』より

さて、ここからが本題
『パサージュに魅せられて』鹿島茂 きき手:編集部 より抜粋します。

〈パサージュというのは、通りと通りを結ぶ通り抜けにガラスの屋根をかぶせたアーケードの商店街で、十九世紀の前半には[…]「閉じられた空間の開放性」ともいうべき要素が、新しい購買者たるブルジュアジーの人気をよび、パリの至る所にこの種の建造物が建設された〉(鹿島茂『馬車が買いたい!』白水社


    パリのパサージュ
百五十年ほど経って忘却の淵にさらされながらもしぶとく生き残っているそうだ。

  19ものパサージュ地図
地図を見ると、セーヌ川の右岸ルーブル博物館がある地域に点在している。

実のところ、この雑誌を読むまで「SOLIDA」の書棚主になったもの「PASSAGE」の本当の意味を知らなかった。

先ほどの[…]の中身はパサージュの定義だった。
なーるほど!
ここにうつしてみよう。
1 公道と公道を結ぶ、自動車の入り込まない、一般歩行者ようの通り抜けで、居住者専用の私道ではない。
2 屋根で覆われていること。
3 その屋根の一部ないしは全部がガラスないしはプラスチックなどの透明な素材で覆われており、空が見えること。
  鹿島茂『パリのパサージュ 過ぎ去った夢の痕跡』平凡社

鹿島氏自身「パサージュ」依存症候群とおっしゃっているらしい。
それが高じてか、2022年 世界一の本の街・神保町にシェア型書店PASSGEをプロディースされてしまった。
なんと、2024年までにこの界隈だけでも3店舗を開店!

その中の3号店『SOLIDA』に、野口体操の会の書棚をお借りした。
この店は・・・・・・
地中海を想わせる抜けるようなブルーの天井
ギリシャのどこかの街を想わせる白い本棚の群れ
明るく開放的な空間だ。

「SOLIDA」ってなんだ!
フランス語の「solidarite」に由来し「連帯」を意味する、とある。
ここでは出版業界全体との連帯を表明した名前だという。
おー、いいじゃないか!
野口体操も手を携えてこれから進もうではないか。

神保町靖国通り
ここに来れば野口体操の本が手に入る。
蔵から解放された本がイキイキと輝いています。
それぞれに個性と多様性にあふれた550ほどの書棚
楽しく世界が広がります。
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蝉しぐれ 

2025年07月22日 14時33分19秒 | Weblog
緑陰の中を歩く
蝉しぐれに全身が包まれる
今年初めての真夏体験

樹木の間から一歩出る
暑さがぐわっとからだに迫る
下唇をゆるめて ふーっと 力を抜いて
熱気に身をひたす

鼻腔に快感をもたらす真夏の匂い
嫌いじゃない 

道路を隔てた建物の中へ 

ボーイ・ソプラノというよりは
神颪のような甲高い声

宙を舞うシタールの音色
地べたを這う太鼓
激しく動揺するリズム
男性の低音から高音を自由に蠢くいのりの歌

蝉時雨に代わってインド音楽とダンス

7月21日海の日のこと
神保町のSOLIDAに野口本の補充に出かけた
その足で九段にあるインド大使館に紛れ混んだ
案内は安原祥さん

舞踊に音楽 歌に器楽
煌びやかに着飾った舞姫たち
神々を敬い 神々に安寧を託し 災いから救済された感謝に礼をつくす
インドの斎を堪能し 思いはあまた残るが・・・・

ロビーにて
 

インドへお上りさん

インドから日本へ 達磨さんの源流

可愛らしい子供たちに挨拶して
インド大使館を後に

夕暮れには少し早い時刻
九段下駅に向かって武道館を過ぎたところ
内濠を埋めつくした睡蓮
日本の中の日本でインドとの束の間の出会い
不思議な取り合わせに満足
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本に貞き からだに貞く

2025年07月20日 17時26分22秒 | Weblog
野口体操は、体操なのだ!
何を言ってるの?
いやいや言葉を大切にする体操なのだ!
今までもわかっていたつもりだった。
“つもり”に過ぎなかった。

ある程度の広さがあって、数十人の人が集まって、先生の話を聞いて動いてを繰り返す、世界でも類を見ない体操を自負してやってきた。
そうしたあり方に縛られていたのだ。

昨年、6月末に膵臓がんが見つかった。
超スピードで、検査から、治療に取り掛かった。
朝日カルチャーの講座は、名乗りをあげてくださった二人にお任せして、無期限の療養に入った。
上位1%に入った抗がん剤治療のすごい効果。
その後の放射線治療。
3月末に手術を受け、今月で術後4ヶ月になろうとしている。
その間、治療と並行して、死後の実務を考え実行に移した。

「野口体操の会」を一般社団法人とした。
個人的には死後事務委託契約を結んだ。
高円寺に2ヶ所の教室を確保し「野口体操の会 ハトリ塾in高円寺」を近々開講。
同時に、お蔵スタジオの2階には資料整理室兼更衣室を只今準備中。

今は、ただ、憑き物が落ちたように、スッキリした心境だ。
この1年間は、治療に関しても、さまざまな手続きにしても、順調に運んでいて、Dr. も私を心にかけてくださる皆さまにも、びっくりされるくらい元気に過ごしている。

そして神保町に小さな書棚(書店)を持ってみたら、さらに吹っ切れた。
もう体操教室にこだわることはない。

骸骨のキーホルダーと本を手に、辻立ちもいい。
お蔵スタジオの2階の5畳ほどの静な空間で読書会もいい。

街の片隅の洒落た喫茶室もいい。

いただいた命を燃やすのは、ところを選ばない。
死を思うことは、今を生きる今この場に的を絞ること。

とても楽だ。
この一年は、辛いことより安らかさの中で、生きてこられた。
その恩返しに残りの時間を生きていきたい。

ある人はいう。
「膵臓がんは怖くない」
本を書きなさい。
書けるといいな〜。
こればかりは、神様におまかせ。
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 YouTubeにショート動画

2025年07月19日 06時04分46秒 | Weblog
昨日、passage SOLIDA 神保町店3号 から5冊の売上メールが届いた。
たった一日で5冊! さすが神保町だ。
本を準備して並べ終わったのが6時半だったから、翌日のことだとすると滑り出しは上場。
驚きは隠せない。

地下鉄神保町駅下車1分 靖国通り
神保町1−9−20 交差点すぐ




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新しい伝導?

2025年07月18日 13時10分10秒 | Weblog
昨日は、書店開業準備をしながら少しずつテンションが上がっていった。
展示仕事が終わって、書店を出た。
その時にはテンションは最高潮に達していた。

本の街・神保町に呑まれたのか?
帰宅の電車の中でも、自宅にもどってからも
上がりっぱなしであった!


夜が明けて、ふと気づいた。
教室だけが野口体操を伝えるところではない、と。

シェア書店では一日店長という洒落た計らいがある。
涼しくなった秋には、ここで店長をつとめたいと思う。

長テーブルに野口体操本を並べていいそうだ。
並べられた本を囲んで、集ってくださる方々と交流し、出会い、新しい体操の伝え方を探ってみたい。

ワクワクしている。
胸が踊るとはこういう感じなのだろう。
今までとは違う地平が見えてきた。
固定観念に縛られているとは、思っていなかった。
だが、一歩、外側に出て見えてくるものがある。

ここで新たな野口体操が始まる予感が

野口三千三先生も喜んで、くださると思う。
思いたい。

まだまだ並べていない本がある。
そしてどの本にも、佐治嘉隆さんのお力があってまとめられていることに、気付かされる。
佐治さんが今生きていてくれたら、一緒に楽しいイベントができるだろう、といってみたい。

でも、今は今だ。
野口先生を 佐治さんを 知っている人も知らない人も、共に歩んで新しい野口体操をつくりあげてくれそうな気がしている。

本の街・神保町。
本と野口体操の新しい関係を思うと、テンションが上がったまま、しばらくこのままでいることを許してほしい。
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蔵入り娘のお嫁入り 

2025年07月17日 13時28分42秒 | Weblog

2025年7月17日木曜日 晴れ
“蔵入り娘たち” お嫁入り!

野口体操の本たちは、お蔵スタジオの2階で、数十年間過ごしていました。
この度、安原幸希さんにサポートいただき、無事にお嫁入りと相成りましたことご報告いたします。


神保町から1分「SOLIDA」(PASSAGE BY ALL REVIEWS 3号館)です。

各棚には、フランスに実在する道の名前が付けられています。
お嫁入り先の住所は、「ルイ・リュミエール通り5番地」です。

時代の趨勢とはいえ、街から書店が消えています。
そんな中、本文化を残していこう!と、思いを寄せる人々がいました。
大きな街にも、小さな町にも、シェア書店がひそやかに誕生しています。

本たちだって、誰かに読んでもらいたいに違いない
SOLIDAを知って、野口体操秘蔵本(絶版本もあり)を置きたい!
晴れて、私は、SOLIDAの一店主となることができました。

野口体操の本をずっと読みたいと思っていた方へ、書棚で偶然に見つけて面白そうだ!と思ってくださった方へ。
お届けできれば・・・・。

祈りを込めて娘たちを送り出しました。
ご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。
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はも茶漬け

2025年07月16日 15時04分37秒 | Weblog
生まれてはじめて京都鞍馬の「はも茶漬け」を食べた朝。
渋めにいれたお茶をかけ、厚みのあるはもを一口舌にのせた瞬間、びっくりした。

京都の民は、こんな美味しい茶漬けを食べていのか。

朝は、必ず味噌汁を飲んでいたのだが、最近はそのみそ汁を美味しいと感じなくなって、つくるのをやめていた。

そんな時のはも茶漬けはあさげを至福に時間にしてくれた。
京都からの客人にお土産は、他にも漬物や佃煮もいただいていた。

76歳、これから味わったことのない美味しいものに出会える可能性があるのだ、と思うと生きることへの楽しみが増えた。
それも日常の中にひそやかな喜びなのだ!

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野口体操の会 「ハトリ塾 in 高円寺」開講

2025年07月15日 14時46分30秒 | Weblog
「野口体操の会」の一般社団法人化が実現して、最初の活動として「ハトリ塾」を始めることにしました。
会場は、高円寺駅から10分以内の場所を確保できました。

羽鳥だけでなく、これから野口体操を引き受けていこうと意欲を持っている方々の実験的な場にもしていきたいとおもいます。

7月26日(土)午後が初日です。
よろしくお願いします。


 
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一般社団法人『野口体操の会』

2025年07月15日 12時40分18秒 | Weblog
2025年8月15日、「野口体操の会」は、一般社団法人として認可されました。
野口三千三先生は戦後、「一年の始まりは元旦ではなく8月15日」として贖罪の日々を生き続けられました。

そうしたメモリアルの日を私たちは、新たな野口体操の門出の日として選びました。
1998年春、野辺送りの悲しみから28年の歳月が流れました。
これから何ができるのか、未知数であります。

皆様の応援を、よろしくお願いたします。




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