羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

懐かしき「おはぎ」の味

2005年09月17日 07時54分11秒 | Weblog
 「憮明亭日乗」という名の素敵なブログがあります。
 素敵さの一端を担っているのが、豊富に載っている写真です。
 先日、ブログのご亭主から、お返事を戴きました。
 てっきりデジカメで撮ったものを、流しこんでいるのかと思いきや、そうではなく携帯から自動的にブログに直接転送できる方法をとっているのだそうです。
「へぇ~」と驚き、思わずまたコメントで
「もう少し暇になったら、指南を」と、お願いしました。

 さて、野口三千三先生は、戦前には、ご自身で簡易の暗室を作って、現像までなさったとか。
 小学校の教師をしておられたときのこと。その教え子さんも、思い出を懐かしく語ってくださったことがあります。
 それが戦争の末期から敗戦後は、すっかりやらなくなってしまわれた。
 八ミリが出始めたとき、ご自身の体操を残そうと考えていらした時期もおありでした。しかし、それは実現せず、何時のころからか写真嫌いになっておられました。
 60代になって『野口体操 おもさに貞く』の本を出版されたときには、芸大の体育小屋で撮影がおこなわれました。それまでの間、取材は別として、残された写真はごく僅かです。
 
 すると「野口三千三授業記録の会」で、ビデオ中心に記録が残らなければ、「幻の野口体操」に終わった可能性が高かったと思うと、やってよかった!
 かかわってくださった方々のお顔が、つぎつぎに浮かびます。と同時に、人の巡り合わせ・縁の深さと不思議さを思います。
 
 そうそう、縁と言えば、秋の彼岸も間近。ここにもひとつ思い出があります。
 先生のお宅でご相伴に預かった「おはぎ」の味。
 近くのお米屋さんから毎年届けられる大きなおはぎでした。なんてたって「もち米」の質が違いました。
 この味を知ったのもご縁です。
コメント (2)
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