羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口体操とラジオ体操

2021年12月21日 11時03分49秒 | Weblog

「ためしてガッテン!」で「巻き爪」のことを取り上げていた。

コロナ禍の運動不足で、巻き爪の人が増えたそうだ。

(足は親指とは言わないが、その方がわかりやすいで)運動不足になると親指に重さが乗らないこともあって、下からの圧力がかからなくなって爪がくいこむ巻き爪になるらしい。

心当たりがある。

母が腰椎圧迫骨折になってから、歩くことが不自由になった。

たちまちに巻き爪になっていった。

ふと、思った。

野口体操とラジオ体操では、足の裏・指にかかる重さはどのくらい違うのか。

YouTubeからNHKのラジオ(テレビ)体操第一を選び出して、試してみた。

野口体操の微妙な足の裏の重さの乗せかえは、ラジオ体操には全くなかった。

ラジオ体操は、一定の場所にしっかりのり続けている。

また、椅子に座った状態で、腕を動かすことができる。

野口体操は、椅子に座っては動きは成り立たないものが多い。

 

どちらがいい、わるいの判断はしない。

今まで気づかなかったラジオ体操の良さもわかったし、野口体操の良さもわかった。

人の体の動きは、実に多様性によって成り立っていることだけはよくわかる。

 

朝日カルチャーのレッスンで、土曜日は2回、日曜日は一回、試してもらった。

「正しいラジオ体操をやってみましょう」

 これがなかなかなの運動である。

「いかにいい加減にやってきたか」

 口々におっしゃる。

人それぞれのやり方があっていいんじゃない!とも。

都合3回いろいろなことがわかってきた。

そのことについては、改めてご報告する。

 

野口三千三自身が終戦までおこなっていた体操と戦後に「野口体操」と呼ばれるようになってからの体操との違いを比較する一つの基準になるような気がしている。

19日日曜日のレッスンでは、立って行うラジオ体操を一回、椅子に腰掛けて行うラジオ体操を一回、試していただいた。

どなたも子どもの頃に覚えた体操と野口体操を比較するのは楽しそうであった。

野口体操を理解するうってつけのテーマであったようだ。

皆さん、一人ひとりの意識に何事かが起こったらしく、最後に行った野口体操の「腕立てバウンド」はこれまでになく上手になっていた。これは驚きの出来事だった。

野口体操にスイッチが入った!といった感じであり、からだが野口体操を理解した!

そんな感じが伝わってきた。

なかなか面白いテーマを年末にいただいた。

以上、中途半端な報告でした。

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母はどんな世界に生きいるのかしら

2021年12月21日 10時46分01秒 | Weblog

先月の母の面会は、少し寂しい気持ちで帰ってきた。

母の気持ちが面会に向いてくれなくて、私の存在も母の中から消えているような印象をうけた。

96歳、施設に暮らして、いったいどんな世界を見て、どんな世界に生きているのか、と思いながら帰宅した。

昨日、1ヶ月ぶりに施設を訪ねた。

クリスマとお正月を兼ねて、お菓子をたくさん持参した。

最初のうちは心ここに在らず、という感じだったが、スケッチブックに書いた文字を声を出して読んでくれるうちに、スイッチが入ったのだろうか。

しっかりとはっきりと読み上げ、持っていったお菓子に

「まぁ、立派すぎるわ」

小さなクリスマス飾りをつけてくれた透明袋から見えるお菓子を見て、そう声をあげた。

嬉しそうだった。

15分の面会時間はすぐに過ぎてしまう。

母の集中が途切れない、ちょうどいい時間だといつも思う。

さくごに

「また来まーす」

「操、みさお!」

はっきり声に出して、名残惜しそうな表情を見せてくれた。

いや、今回は、彼女の中で娘が蘇ったのか。

こうした別れは切ない!

人の気持ちって、揺れ動いて微妙だ。

母は、エレベーター乗ってからドアが閉まるまで両手を振っていた。

来年2月には97歳になる。

生きているってすごい。

 

 

 

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五大路子さん 野口三千三先生の思い出

2021年12月12日 05時24分45秒 | Weblog

東京新聞 2021年12月10日(金)夕刊「この道」31 に、女優の五大路子さんが、野口三千三先生の思い出を綴っています。

記者さんから写真のことで連絡をいただき、「野口体操の会」から、佐治嘉隆さん撮影の一枚を提供しました。

柔らかな文章で野口先生の人柄や、体操のことがよくわかります。

野口先生が亡くなって23年。

来年、年明けには、「ふたたびの野口体操」をご一緒しましょう。

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群馬愛

2021年12月10日 05時29分26秒 | Weblog

群馬産の野菜や果物を見つけると、求めてしまいます。

このリンゴ、香りよく、甘く、美味しい。

群馬愛極まれり!

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東京新聞 五大路子さん

2021年12月06日 05時10分11秒 | Weblog

12月10日 東京新聞夕刊「この道」に、女優の五大路子さんが、野口三千三先生について語られるそうです。

先生の写真を「野口体操の会」から提供しました。

佐治嘉隆さんが亡くなって一年。

データを残してくださったありがたみを時間しています。

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