羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

福島江戸独楽展

2023年12月27日 18時43分54秒 | Weblog



福島保さんの江戸独楽展示即売展始まっています。
日本橋三越本店・7階催事場「匠の技」展 12月31日まで
31日は pm5時まで。
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『DAWN ー AVATAR ROBOT CAFE』にて・・・「文明さんお先にどうぞ』野口三千三の言葉

2023年12月27日 10時23分36秒 | Weblog
日本橋本町3丁目角にある「分身ロボットカフェ」を訪ねた。
コンセプトは「寝たきりの、へ行く。」
北は北海道から南は九州まで、日本中につながっている人とロボット・オリヒメさんを介して話をしながら交流することができる。

   AIではない人と会話!

研究所所長・吉藤オリィさん曰く、『自身のひきこもり実体験から、「人類の孤独の解消」をテーマに定め、2010年から外出困難状態でも社会参加を可能にするもう一つの身体「分身」ロボット(オリヒメ)を開発』
ALS・脊髄損傷などの重度障害を持つ当事者を研究仲間に招いた。
『将来、寝たきりの人は自分で自分を介護できるようになる』
理想を掲げて展開している、という。

  自然観満載の店内にロボットが
              
              調理場
              

縦横に歩き回ってサービスを展開
実際に遠隔操作を試すこともできる。


「文明さんお先にどうぞ」
野口三千三先生に、ファックスを入れるように懇願した私に、この名言を!
あれから四半世紀以上が過ぎた東京日本橋・最前線のリポートでした。
もう未来ではない現実がここに・・・・。
私も近いうちに、先生と同じ言葉を発するかもしれない、と思いつつ楽しみ味わいました。
そうそう、はじめて「大豆ミートのハンバーク」を食したのでした。
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今年も無事に・・・・

2023年12月25日 05時37分23秒 | Weblog
23日土曜日 朝日カルチャー土曜日クラスは、年内最後のレッスンでした。
クリスマスイブの前日、皆さんでツリーを作って、締めとしました。


24個の箱の中に入っているお菓子を取り出します。
箱を逆にしておさめるとツリーが出来上がります。

皆さま良い新年をお迎えください!
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世田谷区保健センター 特別教室 ー2ー 

2023年12月24日 04時35分12秒 | Weblog
2023年12月21日(木)世田谷区保健センターで行った特別教室の写真が、当日、アシスタントで同行してれた宮守乙十葉さんから送られてきました。

Key Note「野口体操とは何か」


15分〜20分ほど話をして運動に入ります。

「上体のぶら下げ」

「やすらぎの動き」
                
                   「おへその瞬き」
そのほか「無限記号を描く」動きなど、運動経験がある皆さんは、よく動いてくれました。
男性は参加人数は少なかったもののしっかり参加!

始まるまで声は出るだろうか? 70代〜80代(中には90代)の方々、40人にちゃんと伝わるだろうか? 受け入れてもらえるだろうか? 
久しぶりに微かな不安を感じていたのだけれど、まったく心配はいりませんでした。

保健センターの指導員の方々の日頃の関係づくりや、体操指導の賜物!
終始あたたかな雰囲気の中で、1時間2コマを終えることができした。
いい時間を過ごさせていただきました。

野口三千三先生から45年、長ーきにわたって、ありがとうございます!


          
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世田谷区保健センター 特別教室 ー1ー 招き猫 

2023年12月23日 09時56分01秒 | Weblog
去る12月21日(木)三軒茶屋から小田急線・梅ヶ丘に移転した世田谷区保健センターに出かけた。
ここの開設にあたって、野口三千三先生が基調講演を行なった。
かれこれ45年前から、ほとんど毎年一回のわりで野口体操を伝えてきている。
野口先生が亡くなってからは、私(羽鳥)が出講している。
非常に縁が深い、というか長いセンターとのお付き合いである。

今回は70代から80代、中には90代の方もおられた。
1クラス40名、1回1時間を2回担当した。
詳しいことは次回に報告。

本日のブログは、お土産にいただいた隣駅の豪徳寺「招き猫」開運グッズ。
  愛らしい「起き上がり小法師」

 招き猫サブレとアラレ


年末に縁起の良いお土産!
これをご縁に、初詣は豪徳寺にも行ってみようかと。
今年も残りあと一週間、無事に過ごせますように。
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上世氏 来宅・・・貴重な話を伺う

2023年12月20日 10時47分06秒 | Weblog
昨日、ロシア語通訳者の上世博及氏が、拙宅にお越しくださった。
先日のセルゲイ、ガリーナ両氏のインタビュー・テープ録音を聞きながら、私の疑問に答え、補足をしてくださった。
一人で話を伺うのでは、勿体無いことこの上ない。


「野口三千三伝」の演劇編に取りかかっているのだけれど、今まで考えてもいなかったこと、当然考えておかなければいけないこと等、いくつも気付かせてもらった。
何よりも、ロシア演劇教育の真髄は、私の想像を超えていた。
特筆すべきは、初歩的な質問にも丁寧に噛み砕いてお話いただいた!

一つだけ書き留めておくと、劇作家の創作ノートを紐解くことは極めて重要だと言うこと。
今回の場合は、「野口三千三の恋文」で描き出した『夕鶴』、木下順二の作品が生まれる以前のエモーション・動機、作家の内側に宿る書くことへの大元(種)を探ることの大切さ。そこを辿る行為は、そのままスタにスラフスキーシステムを具体的に実践することでもある、と。

ロシア演劇の事情にも精通し、深い関わりを持ち、その中で生き続けている上世さんの経験にしっかり裏付けされた言葉は、一言一言に生き生きした命が宿っていて、ロシア芸術の扉の前まで道案内していただけたような気持ちさえしている。
ありがとうございます。
この場を借りてお礼を・・・・。
またの機会を、いただけますように。
その時には、「三千三伝」をもっと精緻(?)に書きすすめておかなければ。

野口体操ファーストを生きて、75歳を前にこうした出会いにめぐまれる幸せを噛み締めている。
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野口三千三が演劇に関わっていたころ

2023年12月14日 13時28分16秒 | Weblog
この本を読み終えた。

1955(昭和30)年、野口三千三が「ぶどうの会」の演出家・岡倉士朗氏と出会ったことで、演劇に深く関わっていくことになる。
当時、日本の演劇人が国立の演劇大学をつくることを切望していた思いの深さがこの本を通してひしひしと伝わってくる。
もっと早く読めばよかった。
上世博及氏と再びお目にかかる前に、一応、目を通すことができた!

不勉強を恥じるこの頃である。
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「三千三伝」整理

2023年12月13日 11時05分09秒 | Weblog
久しぶりに「哲学する身体 ー野口三千三伝ー」書きを再開した。


第一部 「群馬編」プロローグ+5章
    「東京編」7章

第二部 「演劇編」プロローグ+7章 
    「哲学する身体」4〜5章?+エピローグ

*****

演劇編 プロローグ「三千三の恋」
    第1章「演劇との出会いー岡倉士朗」「ぶどうの会」
    第2章「スタニスラフスキー・システムと野口三千三」

ここまで書き進んでいて、あとの予定は
「インタビュー スタニスラフスキー・システムについて」
「演劇と教育」
「有馬稲子(奇跡の人)と身体訓練」
「演劇人との軋轢」
「一匹狼で生きる覚悟」

まだまだ各方面の方々に話を聞きながら、ということになる。

その前にバラバラの状態で、あちこちにしまってある原稿をまとめて印刷し、頭の中を整理している。

とりあえずの目次ができてきた・・・・。




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11月14日 インタビュー録音を聞く

2023年12月05日 15時08分24秒 | Weblog
スタニスラフスキーシステムの指導者、セルゲイとガリーナさんが来宅して、貴重な時間を過ごしたことは以前このブログにも書いた。

このインタビューは、スタニスラフスキー・システムのワークショップと座学の運営実務に関わっていた宮守乙十葉さんの「どうしても対面を実現させたい」という強い思い、力添えが、あったことをここに特筆しておきたい。

さて、今日もICレコーダーを聞き直している。
俳優でもある上世博及さんが、ロシア語・日本語 双方に対して見事な通訳をしていることが伝わってくる。



「なんて幸せ!」
野口先生が亡くなって20年以上の歳月が経っているにもかかわらず、たくさんの方々の力添えによることに、あらためて感謝している。

今回、セルゲイさんからもGoogle翻訳を使ってのやり取りを提案された。
便利な時代になったのだが、まずは上世さんへの質問事項を書き出すことから始めている。

ちゃんとしたものを書き上げないといけない、と身が引き締まる。
単なるリポートではなく、大正・昭和・平成を体操の教師として真摯に生き抜いた証を記していかないと。
野口三千三オリジナルの「野口体操」が、どのように生まれ、どのように育ち、どのように受け入れられ、“ここから・これから”に何を伝え残すのか。

そして存命中の野口三千三、加えて亡くなってから一生を振り返ることからはじめて見えてくる野口体操に、なぜこれほど惹かれたのか?!
そのことを書くことが、そのまま「三千三伝」の肝になるに違いない、と思いつつレコーダーの電源を切った。
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「現代ストレート写真」の系譜

2023年12月04日 19時42分06秒 | Weblog
潮田登久子 牛腸茂雄 佐治嘉隆 関口正夫 三浦和人

第一部 2023年12月6日(水)ー 24日(日)
第二部 2024年1月06日(土)ー 28日(日)

OPENING HOURS:13:00ー19:00
電話:03−6459−3205
渋谷区恵比寿1−18−4
月曜休館 www.mem-inc.jp



私たちの「野口体操」にとって、かけがいのない方・佐治嘉隆さんの奥様から、リーフレットが送られました。

野口三千三先生の信頼が厚かった佐治さんは、先生と野口体操の写真・動画撮影を多くの記録として残して下さいました。

興味のある方はぜひお運びください。
画期的な写真展です!
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本の自炊が役立って・・・・

2023年12月02日 04時36分55秒 | Weblog


来る日も来る日も、断裁機とスキャンスナップとパソコン操作に明け暮れていた年があった。
電子書籍がぼちぼち出始めた頃のこと。
それぞれが自分で本をデジタル化することが行われはじめた時だった。
そのことを知って、実際にとりかかった正確な年月は思い出せない。
ただ、月に関しては、正課体育で「野口体操」の授業を受け持っていた大学へ、履修学生の成績を提出してすぐの1月中旬から始めた記憶がある。
作業は1月下旬から3月いっぱい、2ヶ月半をかけた。

野口三千三書籍と資料、羽鳥操書籍と資料、そのほかの方の書かれた資料、つまり野口体操に関連する新聞・月刊誌・週刊誌等の記事等々、手元にあるほとんどの本と資料をデジタル化し終わった時には、達成感すら感じていた。

始めた当初は、本をバラすことに抵抗感を抱いていた。
慣れるに従って、バラしのコツが掴めてくる。
本の装丁によっては、バラしやすい本とバラしにくものが混在していた。
バラしに苦労した筆頭は、教科書である。
『高校生の現代文』角川書店発行『原初生命体としての人間』から「生き方は息方」の部分が掲載されている。
野口先生が亡くなった1998年春に文科省認可が正式におりて、翌年から使用された。
「さすが教科書だ!」
簡単には壊れないことを改めて知って、大いに関心してしまった。

さて、先日、2022年にALS(筋萎縮性側索硬化症)の確定診断が下って闘病中の新井英夫さんと電話で話をしていた。
手足の進行は如何ともしがたく、日に日に不自由さが増しているという。
「幸いなことに呼吸・発声機能はまだ失われていなので、こうしてお話しできます」
しっかりした声で、深い内容の話を伺うことができる。
その折に、本を持つことページをめくることが次第に辛くなっているといって
「大変申し訳ないのですが、確か野口本を自炊されていた、と話されいましたよね」
そのことを思い出して遠慮がちに
「厚かましいお願いですが、デジタル化した本を、僕にコピーしていただけないでしょうか。本を読める間は、なんとしても読み続けたいのです!」

日常生活が極端に不自由な状態にある様子に、心を痛めるばかりで何もできない自分に歯痒さを感じていた私は、早速、野口先生のNHKラジオ出演の記録も入れて20冊ほどを落とし込んだUSBをお見舞いとして、ご自宅に郵送したのが数日前のこと。

何度も絶望の淵に立たされたに違いない。
どれほどの苦しみを味わわれているのか。
お心のうちを想像することさえ憚られる。
「一日でも、一時間でも長く生きて!」
良い治療法が開発されるかも・・・・希望を失わないでほしい。
毎回、同じ言葉しか、かけられないもどかしさ。

読書の意欲を失わない新井さんに脱帽の私である。
野口体操を支えにして生きていく新井さんに感涙。
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